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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

ルーズになりがちな年次有給休暇(年休)の管理

2012-05-11 00:00:39 | 職場の労務管理の基本

●年休の管理がルーズ
 始業時刻になってその日に、部下が年次有給休暇を取得していることに気づいたことはありませんか?これでは職場の管理として適切とは言えません。放置しているとさらに職場の規律は乱れてしまいます。原因としては、組織の仕組みやルール、部下の届出、上司の管理の問題などが考えられます。これを解決するために年休の取得方法と管理の仕方を改めて明確化し、部下にも上司にも守らせるようにしてください。

●改善策
 まずは、会社所定の書類で、事前に、部下から上司へ直接年休取得の届出をさせてください。事前提出は年休取得日の少なくとも2~3日前までには提出させておくことが必要です。この事前提出のルールを明確にしておくためには、就業規則にその旨規定してあることが望ましいので確認しておいてください。なお、1か月以上も前に届出たものしか認めないというのは無理がありますが、部下に協力してもらうという意味で1か月以上前にでも既にわかっているのであれば早めに届出てもらいましょう。
 届出時に直属の上司が不在のときは、次席または上席の者へ届出させてください。上司が不在のときに机の上に置いて済ませるというのは、管理がルーズになる元です。
 
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