◇ ないものねだり
正社員の求人倍率も1を超え、業種によっては3以上にもなるなど、人手不足感がひじょうに強まっています。優秀な人材の獲得に嘆きの声をあげている経営者や管理職も多いのではないでしょうか。優秀な人材を獲得する努力も続けなければなりませんが、手に入りにくいものをねだって嘆いているだけでは埒があきません。そうであれば、今あるものに目を向けてみることも大事だと思います。今いる人材を頼りにして頑張ってもらう、そう考えてみてはどうでしょう。
「ないものねだりではなく、あるもの頼り」
◇ あるもの頼り
ただ、「あるもの頼り」も、ただ単純にあるだけでは不十分です。その者のもっている能力をフルに発揮してもらう必要がありますが、実際にはどうでしょう。フルに発揮してもらっているでしょうか?
マズローの欲求5段階説を用いると、「生理的」→「安全」→「所属」→「承認」の欲求が順に満たされ、最後に「自己実現」の欲求が満たされてこそその人のもっている能力がフルに発揮されると考えられます。
ここで注目してもらいたいのが「承認」欲求です。一人ひとりのもっている能力を引き出すためには「承認」欲求、すなわち、認めること、褒めることが大事だと考えていますが、実はここが十分とは言い難いように思います。
例えば、人事評価や目標管理のフィードバック面談。多くの場合、出来ていないことやこれからの課題ばかりの話をして「もっとああしろ、こうしろ」と“限りない要望”になっていませんか。出来たことや結果を残せたことはほとんど振り返らず、疎かにしているのではありませんか。後者についてもしっかり時間(半分程度の時間)を使って面談してください。
◇ 従業員のやる気を引き出すスキルを今こそ
出来たことや成果を考えればおのずとその人のもっている能力に目を向けることになりますし、気づいていなかったこともたくさん見つけられます。
日給1万円。その者のパフォーマンスが50%でも1万円、一方100%でも1万円。どちらがいいですか?
人手不足はまだまだ続きます。従業員のやる気を引き出すスキルが今求められているのではないでしょうか。
正社員の求人倍率も1を超え、業種によっては3以上にもなるなど、人手不足感がひじょうに強まっています。優秀な人材の獲得に嘆きの声をあげている経営者や管理職も多いのではないでしょうか。優秀な人材を獲得する努力も続けなければなりませんが、手に入りにくいものをねだって嘆いているだけでは埒があきません。そうであれば、今あるものに目を向けてみることも大事だと思います。今いる人材を頼りにして頑張ってもらう、そう考えてみてはどうでしょう。
「ないものねだりではなく、あるもの頼り」
◇ あるもの頼り
ただ、「あるもの頼り」も、ただ単純にあるだけでは不十分です。その者のもっている能力をフルに発揮してもらう必要がありますが、実際にはどうでしょう。フルに発揮してもらっているでしょうか?
マズローの欲求5段階説を用いると、「生理的」→「安全」→「所属」→「承認」の欲求が順に満たされ、最後に「自己実現」の欲求が満たされてこそその人のもっている能力がフルに発揮されると考えられます。
ここで注目してもらいたいのが「承認」欲求です。一人ひとりのもっている能力を引き出すためには「承認」欲求、すなわち、認めること、褒めることが大事だと考えていますが、実はここが十分とは言い難いように思います。
例えば、人事評価や目標管理のフィードバック面談。多くの場合、出来ていないことやこれからの課題ばかりの話をして「もっとああしろ、こうしろ」と“限りない要望”になっていませんか。出来たことや結果を残せたことはほとんど振り返らず、疎かにしているのではありませんか。後者についてもしっかり時間(半分程度の時間)を使って面談してください。
◇ 従業員のやる気を引き出すスキルを今こそ
出来たことや成果を考えればおのずとその人のもっている能力に目を向けることになりますし、気づいていなかったこともたくさん見つけられます。
日給1万円。その者のパフォーマンスが50%でも1万円、一方100%でも1万円。どちらがいいですか?
人手不足はまだまだ続きます。従業員のやる気を引き出すスキルが今求められているのではないでしょうか。