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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

お願いは2クッション+あっさり~人事コンサルタント鷹取が贈る人事マネジメントの視点

2020-02-16 00:00:39 | 人事マネジメントの視点
ダメと言われると勝手な思い込み
「こんなことお願いして失礼にあたるのではないか?」
「厚かましいと思われないか?」
「誤解されないか?」
「嫌われたらどうしよう!」
このように考えると、お願いもし難くなり、控えることになる。本当は頼みたいに言えない。

しかし、その想像は自分が勝手に想像していることが少なくない。
以前、このコラムで書いた「認知のクセ」が働いていることが多いからだ。
●マイナス転換して考える…「私はよく思われていないからOKしてくれないだろう」
●勝手フィルターを通す…「きっと相手は忙しいはず…」
●読み過ぎで飛躍する…「私がこんなお願いをすると仲間外れにされてしまう」
少し極端に書いたが、これらに近いことを勝手に考えてしまっていないだろうか。

頼んでみると、案外簡単に「OK、いいよ」と言ってもらえたりする。
ただ、相手の状況や状態、タイミングなどによってOKの確率は変わる。常に一緒にいれば相手の状況などはわかるが、そうでなければつい想像を膨らませてしまう。
しかし、考え“過ぎて”しまっては時間のムダ。

お願い前の考え方と2クッション
頼みごとが100%通るとは限らない。ダメ元(ダメで元々)という言葉があるが、ダメかもしれないが、それでもいい。こちらの思いや状況だけでも理解してもらえればいいかな、と考えてみるとよい。

お願いするには、もちろん、それまでの関係性が大事。一方的にお願いするばかりではなく、普段から相手のお願いもOKして出来ることは努めておくこと。
かといって、出来ないことまで引き受けることはよくない。 「いま、○○の事情があるから出来ないな。ごめんね」と出来ない理由とあわせて伝える。お互い負担を背負い過ぎない関係であれば、少し楽に頼めるようになる。
大切なことは、お互いの思いや状況を理解しあうこと。

そのためには、相手のことをまったく考えずにお願いするのはよくない。2クッションおくことをお勧めする。
まずは、自分で出来ることと出来ないこと(能力的なことだけではなく、役割的なものも含めて)を整理して、全部をお願いするのではなく、一部でも助けてもらいたいと考える。 次に、年齢や立場の上下関係なく相手の素晴らしいところを2,3点具体的にあげてみる。
この2クッションおいてから、あっさり表現してみる。
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