住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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原子力保安院の無責任体質

2011年03月26日 | 日記

 代表的に言い易いのが、原子力保安院の無責任体質であるが、長い時間続いたその従来の大組織の上に胡坐をかいているのは、彼らだけではない。
 
電力各社、原発製造元請け大企業、ともども其の組織は体裁だけを重んじ、慣れきった家族同士の付き合いが横行する、なあなあの組織そのものなのであろう。

ある民間組織は、大企業病から立ち直ろうと外国人経営者を迎え、有る組織は組織の改変を試みている。 この度の、原発事故は組織自らが其の努力を怠り、ぬるま湯につかり続けた結果の産物といって少しも間違いではないのではないか。

公務員の無責任体質、日立東芝の大企業病的対質、電力の体裁だけのナアナア的体質、大きな組織だからこそ自らが変わろうとしなければ、この様に多くの国民に災いを及ぼす結果になる。
復興後のことを考えたら、トップの人材を外部にお願いしたりして、其の体質を変える工夫をすべきではないだろうか。 首長が其の組織内の『アガリ役』等も、組織としてあってはならないことの一つであろう。

原子力保安院の具体例を出して、いかに其の組織内部が非効率で情けない事になっているのか、読者に現代の国難を想像していただきたい。


  ***  以下引用  下記URLより ***
    http://etc8.blog83.fc2.com/

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平成18年の4月ころ原発の地震指針というのができた。
私はその時にちょうど原子力安全委員会の専門員をやっていて、その部会の委員でした。
その指針を読んでびっくりした。

原子力発電所の建物を守るようになっている。
付近住民の被曝などほとんど考慮に入ってない。

議事録に書いてありますが、私が冒頭に質問しています。

「この地震指針は原子炉の建物を守るためですか?」
「電力会社の運転を継続するためですか?」
「それとも付近住民の被曝をしないようにするために作ったものですか?」

とバカらしい質問をしました。 それは付近住民の被曝をしないためというのは当たりまえですが、そうなってないんです。

その委員会に出ている間に2回地震がおきました。
その2回とも震度は6でした。
その地震で柏崎刈羽原発の内部が壊れました。
その時にどう言ったか。

「大した壊れ方じゃないから」
「出た放射線も健康に害がないから」

少なくとも建物内部は壊れちゃいけないんですよ。 原子力発電所が震度6くらいで壊れちゃいけないんですよ。 
それから外部の装置が火災になりました。敷地内ですよ。

その時も「外部だから関係ない」「人の健康には害は無い」とごまかしていた。


ここ10年で震度6じゃ13回きてるんですから。
今回も地震が予想以上に大きかったと、また津波が来るとは思わなかったと言っていたが、地震と津波がセットになっていることぐらいは小学生でもわかること。

地震学者が震度5というから
原発は地震では倒れないとまだ言っている。
震度6で倒れる。

私は安全な原子力発電所を推進している。
僕は科学者だから善悪よりもダメかいいかで判断する。
地震で倒れるような原発をつくっちゃいけない。

震度6で倒れる


便利にして環境を壊さない安全なものを作るのが科学者で、私は安全でない今の原子力発電所は反対です。 だから、危ない原子力があるから付近住民の方には、ヨウ素剤と逃げるためのオートバイを配ってくれと言った。

そしたら役人はなんて言ったか。
「それを配ったら『原発は危険だ』と認めることになるからできない」
なぜ安全がないがしろにされているのか?

それは保安院がいるからダメ。

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もともとは日本は原子力は「大切」で「危ない」ということから、
「大切」だというのを内閣府の「原子力委員会」が担当。


「危ない」は、世界どこでもそうだが、独立した機関として「原子力安全委員会」が担当。
それぞれ委員長がいて独立して、違った見方でやる。

「原子力委員会」は原発推進派で、「原子力安全委員会」は規制派。


原発も40基位になったときに、もう面倒くさいと、やっちゃえということで通産省にできたのが「原子力安全・保安院」。
そうなると電力会社は「原子力安全委員会」とかは関係なくて、「保安院」に了解をとって進めるということになって、その結果、原子力委員会と原子力安全委員会の権限は弱まってしまった。


それは多くのマスコミの人も知らない。


私が「ウラン濃縮研究所所長」だった時に、配管を改造して国に申請して認めてくれた半年後、一つだけ間違いがあったのに気がついた。
それは万が一の事故の時にウランが海に流れ出る配管があることが発覚した。

それで連絡して「この配管があると万が一の時に海に流れて迷惑かけるから、これを撤去したい」と言ったら、なんと言ったか。
「認可したものだから取れません」
それで「私のミスだから、私がが謝りますから取らせてください」という言ったら、
「いや、国が認めたことだから正しいんだ」と・・・。


それで結局、間に立った人に、こっそり聞いたら、
「あなたが自分でやりなさい」ということだとのこと。
法を犯して勝手に改造しなさい、とうことで、「役所はしらないよ」と、
もし事故が起こらなければ「あれは所長が勝手にやったからクビを切れ」というんでしょう。


また万が一事故が起これば、「運転がいかん」となる。
こういう体質なんですよ。これは現実におこった話なんです。
役人はウランが海に流れ出るなんてことには、まったく関心が無い。

国民の健康を守ろうとは全然思ってないんです。
ようするに、自分の責任を問われないために、そんなの改造されちゃこまる。


もし僕が申請書を出すと、国の審査が間違っているということになるから、改造を認めると設計ミスに気付かなかった役人たちの責任になってしまう。

自分たちの責任と国民の安全を比較すると、自分達の身を守るほうが大切だという実例です。

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  ***  以上引用  終  ***


 よく読んでみたら・・・
今日は『増刊!たかじんのそこまで言って委員会 武田邦彦 原発の正体』をベースにして、他のビデオも参照にしつつ、武田教授の語ったことを書き写してみた。
            ・・・と言う事でした 。  

1日で1年分の放射線量

2011年03月26日 | 日記

 以下、Mainiti.Jp 3月26日付より引用しました。




 文部科学省は25日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発から北西約30キロの地点で、24時間の累積放射線量が最大約1.4ミリシーベルトに上ったとする測定結果を発表した。 防御なしで屋外にいた場合、一般の日本人の人工被ばく年間限度(1ミリシーベルト)を超える放射線を1日で受ける計算。

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 文科省の調査は、震災以降定期的に実施しているモニタリング(監視)で、1時間当たりの放射線量が高めに出ている北西約30キロの5地点(福島県浪江町、飯舘村)と、南約25キロ(同広野町)の1地点を選び、簡易型線量計を設置して23日昼から24時間の累積放射線量を測定した。

 その結果 ▽浪江町の国道399号沿いで1.437ミリシーベルト ▽飯舘村で0.864ミリシーベルトなどの高い値となった。 南の広野町では0.109ミリシーベルトだった。 文科省は「くぼ地などの地形や風向き、積雪などで特に高くなる場合もある。 今後、測定を約60地点に増やし、拡散状況の調査精度を上げたい」と話す。
 
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  *** 以上引用  終  ***


 3月23日から24日にかけての、気圧配置は平均的なゆるい冬型の気圧配置で、特に南風が吹いたと言う事はないようです、と現地にとっては良くないコメントを付けざるを得ません。
現在でも、乳幼児を抱えている方は、やはりその辺の土地を離れた方が、当面のリスクは避けられるのではないでしょうか・・・ 。