どちらかと言えば、自分は理系かと思っているが自身ではそれほど高度に学問した覚えも無い。
と言う事なので、この度の福島第一原発の地震災害によるトラブルは怖かった。
そしてその恐怖は、まだ拭いきれていない。 特に、免疫不全の子を持つ親にとっては、後悔だけは許されない・・・ 。
山形は、これまでのところ冬型気圧配置のおかげで、8割がたの北風により破壊した原発方向からの、本格的な南風は吹いてないが、春一番になれば当然福島第一原発上空の空気も運ばれてくる危険性が大きい。 ここ2~3日の空気の移動予測がドイツのジャーナリズムによって公開されている。 本来ならば、文科省のSPEEDIというシステム(http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/030104.html)に寄って広く多くの国民に知らされるべきであるのだろうが、どういう訳か一向に知らされる気配が無い。 なので現在私はドイツの予測を参考にしている。
*** http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_I-131_;region=Japan ***
ところで、再臨界に対して素人でも分かり易いような『例え』で書き込まれている方が居られましたので、再臨界に対する、バックグランドと共に少しでも読者の方々の、不安を解消していただければと思い、ここに引用いたします。
*** 以下引用 下記URLより ***
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1301510533
・・・・・・・・・・・・・・
「臨界」という核分裂の連鎖は、パイ投げに例えられます。
誰かがパイを投げて誰かに当たる。 当たった人は2個のパイを投げ、その2個のパイに当たった二人がそれぞれ2個のパイを投げて4人に当たり・・・となるのが連鎖反応の拡大です。 これは臨界超過状態です。
当たった人が投げる2個のパイのうち1個が人に当たらないとか、当たってもパイを投げない人に当たる様になると、パイ投げ合戦は拡大せずに同じ状態でパイ投げが進みます。 これが臨界です。
当たった人の投げる2個のパイが、当たったらパイを投げる人に2個とも当たらない事が多くなるとパイ投げ合戦は沈静化します。臨界に達しない状態になるわけです。
上で「当たってもパイを投げない人」というのが出てきましたが、これが制御棒にあたります。 「当たってもパイを投げない人」を「当たればパイを投げる人」の中に沢山入れるとパイ投げ合戦が沈静化してしまう訳です。 メルトダウンの時というのは、実はこの制御棒も一緒に溶けて燃料と混ざり合うので臨界は起きにくいと言われます。 ただ、良くかき混ぜている訳ではありませんから局所的に小さな規模でパイ投げが起こる事があり、これをスパイクと言ているわけです。
臨界がおきる条件というのは結構限定的でして、「当たればパイを投げる人」はパイさえ当たればパイを投げるというものではなく、ちょうど良い速度のパイが当たらないと投げません。 「当たればパイを投げる人」の投げるパイはかなりの剛速球でして速度を弱めてやらないとなりません。 普通は燃料棒の周りの水が速度を弱めています。 これを減速材といいます。メルトダウンの時には水は失われていますから、なかなか臨界はおきないわけです。
とまあ、良く知っている人には「下手なたとえ話」と怒られるかも知れませんが、基礎知識を書いてみました。
*** 以上引用 終 ***