住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

風評

2011年04月04日 | 日記

 風評リスク: http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_202.html
       噂や憶測、評判といったあいまいな情報や、何らかの事件事故事象
       の発生に伴う風評により、誤解、誤認、誇大解釈などにより、事業
       に対して直接間接の損失を被るリスクをいう。

       これらの風評は避けることができないことから、風評に基づく誤っ
       た行為に発展しないよう防ぐ必要がある。
       これを防ぐためには、日ごろからステークホルダーに対して適時適
       切に説明責任を果たしていく必要がある。  
 
 風評被害: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%A9%95%E8%A2%AB%E5%AE%B3
       情報化社会の進展に伴い、種々雑多な情報の氾濫や、事実全体の一
       部のみを強調する報道、地名の不適切な使い方などによって、消費
       者の冷静で適切な判断を阻害するケースが生じた。また製品選択の
       幅が広がり、関係製品の排除が容易になったことから、それらの内
       容に対して情緒的に過剰に反応する傾向も強くなった。以上のこと
       が、風評被害の発生とその拡大の要因になると考えられる。


 風評原因: http://takedanet.com/2011/04/46_e65d.html
      「風評被害というのは、正しい情報を伝えないことによって起こる」
       その理由は、「人間は自分の身を守ろうと考えるので情報が不完全
       な時は、余計に不安になって慎重な行動になる」

      以下 同上 ブログより
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 放送(NHKニュース)では、福島県の野菜を何とかして売りたいと思っている農家の人が、トラックに新鮮な野菜を積んで東京に運び、そこで2割引で野菜を売っているのです。 農家も NHK も「この野菜は安全です」というのを強調していました。 それを見て、わたくしは本当に福島県の農家の人がかわいそうになりました。

というのはこのようなNHKの放送こそが、福島県の野菜に対する風評を強くして、野菜が決定的に売れなくなってしまうからです。

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 人間はバカではありません。 そして現在のようにある程度の情報が提供されていればそれに基づいて自分の身や自分の子供の事を守ろうと考えるのは当然のことです。
福島原発から出た放射性物質が、空中にあたかも花粉や黄砂のように飛び、それが地上に落ちます。
地上に落ちたり、壁についた放射性物質からわたくしたちの体が被爆します。 その値はNHKで毎日報告されていて、福島県ではおよそ数マイクロシーベルに及びます。


ということは、会津地方は別かもしれませんが、福島県全体としては放射性物質が常に降っているわけです。 このことはほとんどの日本人が知っていると思います。
つまり福島県の農家には大変に申しわけないのですが、野菜には放射性物質が付着していると考えるのが「常識」なのです。 そうなると、規制値と比べてどのぐらい低いのかということが、大切で消費者の知りたいことです。

例えば、規制値が300ベクレルの時に、野菜についている放射性物質が200ベクレルなら、多くの消費者は買わないでしょう。 20ベクレルなら買うかも知れません。 数値がなければ判断できません。
また、普通の時ならば、周りに放射性物質がないので、あるいは規制値以下であれば野菜を購入する人もいるかもしれません。 しかし現在では、空間からの放射線、自分が吸い込んだ放射性物質、水、食品等の汚染があるのですから、よけいに慎重になります。


 このような時に自分や自分の家族を守ろうとしたら、「放射性物質がついている野菜よりも、放射性物質がついてないものを買いたい」と思うのはごく自然のことです。
もし、福島県の農家の人が福島産の野菜を売ろうとするなら、「この野菜は規制値の何分の1の放射性物質がついています。 もしもそれで良いなら買ってください」とお願いするのが良いと思います。
つまり野菜を売るということは、人の口に入るのですから、十分に情報を出して信頼を得て、野菜を売らなければなりません。

そうしないと風評被害はさらに拡大すると思います。


 わたくしは息を詰めて放送を見ていました。 しかし NHK は最後まで「安全な野菜だ」というのを繰り返し、「福島県の農家を応援したい」という人を紹介していましたが、野菜がどのくらい汚染されているかということは全く触れませんでした。

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それに福島県の農家に打撃を与えたことがあります。

1) 政府が「野菜の放射線を測定するときには、「出荷のまま」ではなく、
   良く「流水」で洗ってから測定しろ」という通達を出したことです。
   これによって消費者は「表示されている放射線量はインチキだ」と確信
   しました。
   消費者は販売されている状態の野菜についている放射性物質の量を知り
   たいのに、測定する野菜だけを綺麗に洗ったら判らなくなるからです。
   しかも政府の通達ではご丁寧に、かならず「流水」で洗うように指導し
   ています.
   こうなると消費者は「数字は当てにならない」ので、「産地で判断する」
   ことになります。 政府が作り出した風評です.

2) 茨城県知事や福島県知事が「野菜の出荷基準を高くしてくれ。そうしな
   いと農家が困る」と陳情しました。
  「高い放射線の野菜を出荷しないと農家が困る」という理由ですが、つま
   りはこれを消費者から見ると、「茨城県や福島県の野菜を買うと、余計に
   被曝する」ということを意味します。
   もしこれが農家の要望を知事が受けたのだとすると、茨城県と福島県の農
   家は自分の収入を得るために消費者に、今のように被曝に神経質になって
   いるときに、これまでの基準値以上の放射性物質がついた野菜を食べさせ
   ることになりますから、不信感は決定的でしょう.


 福島県の農家は被害者です. でも、放射性物質が空から降って来るのは事実で、それを日本人は知っています.だから、方針を転換する必要があります。

政府やNHKの言っている「風評」の宣伝にのったら、農家の人は本当に困ることになるでしょう。 「風評」は情報操作などによって発生する正しい社会の反応なのです.


  ***  以上 引用  終  ***


 エダノ官房長、NHK,あるいは原子力安全保安院、相変わらず自分たちの立場さえ安全なら、嘘、大げさな表現、紛らわしい言い回しを発し続ける感じはまだまだ否めない。
仕事に見合わない俸給を戴いていると、組織を放り出された場合今の生活が出来なくなる事は、本人たちが一番良く知っているのだろう。
民間では、彼らの月給が20万円でもそれに見合う仕事が出来るとは思えない。 事実あるいは現象を正確に包み隠さず報告してこそ、主権者である国民は自分の行動を正確に判断出来るのに・・・ 。

国民は、其の立場におかれていない。 まさに一人びとりに委ねられている。
(ひとりんこ…?) → (てんでんこ!)と言うらしい。