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台湾義援金144億円の一部贈呈

2011年04月21日 | 日記

 と言う報道があった。
台湾がどうして日本に好意的なのか・・・ 。
いろいろと理由があるのかもしれない。
しかし、筆者には第二次大戦前、必死で産業振興を図った後藤新平氏の影響も幾分かは有るのではなかろうかと思った。
彼は、台湾に新渡戸稲造氏を招聘しサトウキビを普及させ、社会の自立インフラ整備を図った。 彼の思いは決して、西欧の列強諸国のような富の収奪が目的ではなかった。


 何よりも声を大にして言いたいのは、彼等自身が自分自身の栄達や利益を求めての事ではなかったと言う事である。 現代の日本を引っ張る立場に置かれた人々で、このような心持の人が何人居ると言うのだろうか・・・ 。


 当時、日本の指導者層たちに行き渡っていた儒教の教えは、当時の台湾人にも共通する思いが有ったのだろう。  
ウィキペディアによれば、 『こういった手法を後藤は自ら『生物学の原則』に則ったものであると説明している(比喩で「ヒラメの目をタイの目にすることは出来ない」と語っている)。  
それは「社会の習慣や制度は、生物と同様で相応の理由と必要性から発生したものであり、無理に変更すれば当然大きな反発を招く。 よって現地を知悉し、状況に合わせた施政をおこなっていくべきである」 というものだった。 』

 韓国併合にも、このような政策が生かされるはずであった。 どこがどう違ったのかは学者に任せるものとして、当時の韓国に渡った指導者たちも、このような心を持った人が多かったと言う事は間違いなかったようである。 現代の韓国が持つ反日感情は、それとは別の韓国独自の歴史によるものであろう。


 日本が、これから世界のトップリーダーになることがあるのかどうか、筆者には想像出来ないが、地球にとってはアジア人のような、人間と自然が一体化した考え方が優しいことになる訳で、今日のようなヨーロッパの自然を征服収奪する思想よりベターと思われる。


  *** 以下引用  ASAHI.COM 4/21付より ***

 東日本大震災を受けて台湾で集まった義援金の贈呈式が21日、東京・六本木の財団法人交流協会であった。台湾外交部(外務省)によると、これまでに集まった義援金は官民合わせて144億円にのぼり、この日はその一部を日本赤十字社宛てに渡した。
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 日本政府は義援金の国ごとの内訳を集計していないが、各国・地域の赤十字に集まった寄付で比較すると、最も多い米国の約82億円(4月11日現在)に対し、人口が1割以下の台湾で56億円と際だっている。
  ***  以上引用  終   ***