みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

東北ツーリング その3  Palace Castle→Rock Hand

2013年10月11日 21時08分51秒 | みう・ばいく&国内旅行
こんばんにゃ。

比較的晴れ女なはずの自分が、この旅ではスッカリ雨と霧の女と化しておりますが、めげずに3日目のツーに出発です。

当初、大島を軽く一周してから気仙沼に向かおうと思っていましたが、あまりにも霧がひどいので、早々に島を脱出しました。
近づけど近づけど見えない気仙沼港でしたが、上陸後にはスッキリと霧も晴れてくれました。


フェリーからの気仙沼港(?) 本当に目の前なのに・・・






早くつきすぎたせいで、お店は開店前orz





ここからリクタカの一本松を目指します。
天気もよくなり、気持ちよく走っていると、初めて見るけどテレビでは見慣れた景色が・・・




この立て看板のおかげが、平日のおかげか、はたまた人々のモラルのおかげか、馬鹿騒ぎしている人もなく、みんな思い思いに、でも静かに過ごしていました。







ここは、気仙沼にいくなら・・・とマイミクさんに教えて頂いた場所で、自分もすごく興味があったけど、出発前はバタバタしていて場所が調べられずあきらめていたところ。
少し道を間違えて、迂回していたら偶然目の前に現れて、本当にこれてよかったと思います。

ここまでの道のりでは、家はあるけど人はいないとか、ようやっと人が戻ってきた町とかを目にすることが多かったけど、この船の周りは今でも家の基礎しか残っていなくて、なんとも言えない時差を感じて、でも、震災直後に見たような家の土台しかないところと違って、コンクリートの枠組みの中に植物はすごく元気に育っていて、やっぱり同様に時間は流れているんだなって事も感じました。

「おじゃまします」と繰り返しながら、船の周りを一周していたら、
その場に居合わせた一人旅のオジサンから9月には撤去されると聞いて、来られて良かったって思いを新たにしつつ、それが「もったいない」ことなのか、「未来への一歩」なのか分からなくなりました。

世界中のGround Zero的な場所が、一掃されることなく、一部は遺跡のように残り続けてる事の(多分未来への)意味とか、今この瞬間をここで生きている人達のこととか、色々考えてしまって、自分の意見すら(残してほしいとか、早く撤去してほしいとか)持てないけど、でも、考えることや見れたことには意味があったと思います。


そしてついに岩手へ!
まさか自分がバイクで岩手に来る日が来ようとは(T_T)
ある意味、フェリーで北海道より凄いんじゃないかと自画自賛しつつ、県境を越えた頃から、また霧・・・orz

そして、霧の中たどり着きました!!




バス停の右横、奥の方にちょこんと見えてるアレがソレです!

駐車場も用意されてて、小さいワゴン車が2~3台、お店も出してました。
仮設トイレもありましたよ~(ただし手は洗えません)

周りは全部が更地で、大きなトラックがひっきりなしに行き交って、ものすごく埃っぽいです。
その荒野(?)の中を10分弱も歩けば、一本松の根元にたどり着きます。




霧のせいで妙に神秘的。

一本松は他の場所に比べると「希望」のニュアンスが強いせいか、訪れた人たちの雰囲気も少し柔らかくて、切なさもあるけど、ある意味で息抜きになりました。
今は、この一本松の種子から苗木を育てて、いつか松原を復活させよう!っていう計画もあるようです。

長くなってきたので、その4に続く!
かにゃあ?