旅の全体図は
コチラ9月15日(日) 旅3日目
・ランテパオより南側をツーリング
(ロンダ、レモ、ケテ・ケス)
スラウェシ島2日目もレンタルバイクでツーリングです。
歩き方は「北は山がち。南は割と平坦」的な雰囲気出してくるので、その言葉を信じて南は楽勝と思って行くものの、どこがやねん?なアップダウン。
あくまでも「北に比べたら」という、「※当社比」的な意味らしい。
そんなことは知らないままに、まずは朝ごはん@8:00頃
昨夜の夕食と同じカフェで、少しでも土地の名産っぽいものに触れたくて、コーヒーとパームシュガーのホットケーキを頂きます。
(お店の人に聞いたのさ)
栄養補給したらいざ出発。
この日の前半はトゥームレイダー、もとい墓巡りです。
9:20頃、最初の目的地「ロンダ」に到着。
入村料Rp30.000を払って歩いていくと、ガイドさんがやってきた。
「洞窟にはRp50.000でガイドを雇わないと入れない」
とのこと。
歩き方にはRp30.000って書いてあったのに・・・。
交渉を試みるも「みんな同じ値段」とのことなので、信じて払う。
もしかしたら2名以上なら1人Rp30.000とかかもしれぬ。
この岩壁の下に洞窟墳墓があります。
墓穴の前に田んぼが広がっているのもシュールっちゃシュールだな。
入り口では死者人形がお出迎え。
あれほどの人形を作ってもらえるのは身分の高い人とのこと。
棺おけや頭蓋骨もあります。
うわさのガソリンランタン。
照明はこれだけですが、とても明るい上に、写真を撮る時などはとても上手に照らしてくれます。
(上手すぎて暗さが伝わらない写真になっちゃうこともw)
このお墓は現在でも機能しているようで、2018年の棺おけもありました。
全然臭わないので理由を聞いてみると「ホルマリンで処理してから納棺している」とのこと。
以下は、手前が比較的新しい棺おけで、ジワジワと右にずれていき、最後は穴の下にずり落ちるそう。
で、また新しい棺おけを梁の上に乗せるとのこと。
骸骨だらけ。
髪の毛が残っています。
ちなみにロンダはクリスチャンのお墓です。
洞窟内は少し滑りやすい岩なので、フラットな靴がオススメです。
このロンダ村(?)の奥にパブセナムという小さな村があって、そこで葬式(ランブーソロ)の準備が見られるかもと聞いていたので行って見ましたが、残念ながら派手なものは見られず。
(昨日、新しく葬式用の建物作ったり、穀物の準備らしきものとか見てしまっていたので、あまり目新しさを感じられなかった)
でも、のどかな風景を見られたのは良かった。
10:20頃、パブセナムとロンダを後にします。
10:40頃、レモという岸壁墓に到着。
入村料Rp20.000を払います。
ここは岩壁の死者人形も圧巻ですし、通り沿いではその死者人形を作っている様子も見られました。
(「俺、歩き方に載ってるよ」と、わざわざコピーしたページを見せてくれましたw)
岩壁ドーーン!
岩壁に向かって右側には個別の小屋型のお墓もあり、間近で見ることができます。
タナ・トラジャでは玄関先に椅子を置いている家が多く、またその椅子でのんびり寛いでいるお年寄りもよく目にしました。
この小屋型のお墓と死者人形は、そういう日常を目にした後だと、本当に生前の姿を思い起こさせるものだなと感じました。
岩壁まで行ったら左折して、まだまだ奥まで進めます。
奥にはもう少しこじんまりとした、岩壁に穴を掘っただけっぽいお墓などもあります。
行き止まりに小屋があって、左折すれば階段を下って田んぼに出られます。
ハンパない原風景感!
田んぼの中にお土産屋さん発見。
ピアスが欲しいのですが無人です。
悪い人がいたら盗みたい放題ですが、人がいいのか、観光客を信用しているのか・・・
気に入ったピアスを持って行って、村の入り口の人に聞いてみようと思いましたが、途中にも家があったので声をかけると、土産物屋の人でした。
ピアス2つでRp80.000を購入しただけなのですが、お店に戻り染物や織物の説明や実演をしてくれたり、民族衣装のフルセット着せてくれたり(からの押し売りとかもナシ)、予想外に楽しい経験ができました。
「この繊維で織ってるのよ~」植物の繊維だったとは!
「似合うわね~」って、気前いいなぁ。
11:20頃、レモを後にします。
次はケテ・ケスを目指します。
ランテパオ経由でもよかったのですが、南の方に良きレストランがあるようなことが歩き方に書かれていたので、南をぐるっと大回りするようなルートを選択。
田植え祭り的な子供らに遭遇。
そしてレストランを見落としました。何故だ・・・。
引き返して探すのも面倒くさいし、なんかあるだろうと思い走り続けると、雑貨屋とも駄菓子屋ともつかない店を発見。
テーブルと椅子も置いてあったので、もしや?と思い行ってみます。
「このお店で食事をとれる?」と聞くと
「ご飯食べたいの?」と英語を喋るおばちゃんが声をかけてくれた。
「そやねん。お昼食べたいねん」
「ほなこっちおいで」
と、言うのでおばちゃんについていく。
店があるのかと思ったら、おばちゃん家に招待されてたw
ということで、ハナおばちゃん家で突撃となりの昼ごはんです。
オーストラリアに住んでいたこともあるそうで、英語が堪能。
自宅に新しい家を建てていて、そのうち民泊を始めたいみたい。
犬とか豚とか鶏とか飼ってて、そういう普通の人の暮らしを見学できたのも嬉しかった。
おどけるハナさん。
ご馳走様でした。
カーテンがまさかの平仮名柄
思いのほかゆったりとした時間を過ごすことができました。
英気を養ったら、改めてケテケスを目指します。
途中、複数の教会でバザーらしき催しをしていました。
司会者?競売マスター?がマイクで捲し立てるのがおもろい。
戦利品を持ち帰る人々。
パームワインをゴチになりました。
14:00過ぎ、ケテ・ケスに到着。
入村料Rp30.000
ここは昔ながらの茅葺屋根のトンコナン建築が並んでいます。
現地の観光客もたくさん見かけました。
なので「一緒に撮ろうよ」が始まりますw
集落の中に入ると、ちょっと整備されすぎな感が否めません。
昨日見かけた集落は土や草の地面に建てられていて趣があったのですが、観光を意識してなのか、地面がブロックを敷き詰めた感じになってます。
やっぱり手前の田んぼナメの景色がいい感じ。
二日間走って思ったのは、直線距離にしたらほんの10キロの違いでも。奥地に行くほど人々が愛想良くなること。
やっぱ都会(?)の方がせかせかしてるのかなぁ〜。
そんなこんなで明るいうちにランテパオに戻ってきました。
シャワーを浴びて洗濯したら、今日は再び街にでます。
メインストリートの1本隣ってだけで、すごく人々に近づけるってのが自分の法則なので、裏道散策は欠かせません。
バスケット。
サッカー。
スパイクの子と裸足の子が一緒にプレーしてて冷や冷やする。
ゲーセン?
ビリヤードとチェス。お客さんは大人ばっかり。
おっちゃん達と仲良くなる。
淡水魚の内臓だけ取り出して、葉っぱに包んで焼く。
「2時間後に食べにおいで~」と言われたが、まだ旅は続くのでお腹壊さないか不安ゆえ、2時間後に挨拶だけして帰りました。
教会とモスクが混在するランテパオの街。
夕食はトラジャ地方の伝統的な食事らしいバビ・パマラッサンを頂きます。
ピリ辛で臭みなどはなく美味しかったです。
ビールにも合う!
バイクで来てるのに・・・
部屋に戻っても暇なので、Wi-fiを求めて昨夜&今朝のカフェへ。
カフェオレでまったりしつつ、昨夜の仲間とおしゃべりに興じて、結局ネットどころじゃなかった。
旅先では色んなお店に行きたい気持ちもあるけど、行き着けのお店ができるのってちょっと嬉しい。
明日はバスでポソ湖畔のテンテナという町へ移動します。
旅の全体図は
コチラ9月15日(日)ランテパオ観光などの経費(Rp129/¥)
●レンタルバイク Rp80.000(前日と同じ)
●朝食 Rp35.000
トラジャコーヒーと椰子砂糖のパンケーキ
●昼食 Rp0
仲良くなったハナおばさん家でいただく
●水 Rp5.000
●スープ Rp10.000
水買ったお店でサービスぶって出してきて、後から請求された。
●夕食 Rp104.500
トラジャ地方の料理バビ・パマラッサンとビンタンビールの大瓶+税
●カフェ・ラテ Rp25.000
●宿代 Rp220.000(前日と同じ)
旅の全体図は
コチラ