残り10日の2020年、もとい過ぎ去った40才を振り返ります。
年末年始のベトナム縦断旅行で杏＆東出夫妻とのニアミスから始まった40代最初の旅は鍛えられたというよりは「自分も成長してきたのか？」と思えるような、良くも悪くも刺激少なめの旅でしたが、「でも、まぁ、次はとうとうスタンデビュー（しかもいきなり＆相変わらず一人旅自由旅行）だぜーい」とニマニマしていたのも束の間、大陸から新型ウィルスの噂が届き、航空券のキャンセルなどでワタワタしつつも、マスクと除菌グッズを携え、冬の花畑＠伊豆、雪のないゲレンデ@HAPPO ONE（ハッポーワンじゃないよ）、従姉妹の結婚式@金沢などなど、月毎に（防疫対策を講じつつ）勢力的に活動を続けるも、ついに外出制限ハッシュツで、夢にまで見た在宅勤務へ！
そもそも仕事内容的に出社の必要をほぼ感じず、また派遣社員は昨年度までは交通費全額自腹だったので、在宅勤務への移行はマジ最高。
また、もともと風邪をこじらせやすく、飲食の前などは入念に手洗いうがいをしたいタイプなのだが、人前でそれをやると「潔癖〜」「気にしすぎ〜」などと揶揄されることもあるため、飲み会などに参加する際は、駅のトイレで手を洗い、その後は何にも触らない！などの隠れ手洗いを励行していたので、人前で堂々と手洗いできるようになったのは少し気が楽になったし、コロナも悪いことばかりではなかった。と思わんとやってられん。
が、当然の運動不足。こいつはいかん！と焦っているところ、FBでの散歩励行運動、歩数カウント合戦に触発され、GW（我慢のウィーク）は日々10km歩行に挑み、そのままジョギングに突入。
どう考えても4kmちょいしか走ってない時も「5km」とか算出してくれるiPhone SE（旧型）の誤算に気を良くして３ヶ月ほど続けたが、汗だくだくでアトピーが悪化しあえなく中止。まぁ、それがなくても多分これ以上の長続きはしなかったものと思われる。だって、今年の夏は暑すぎた。
しかし憧れのダイソン扇風機を入手し、ほぼノークーラーでノー花火ノー浴衣の猛暑を乗り越えた。
前倒しで始まったGOTOには見向きもせず、ひっそりと美術館で涼をとり、観劇に赴き（ハグとかないやつ）、粛々と夏をやり過ごし、名ばかりの秋が来た頃に目指すは日本海！
バイク乗りで良かった！
キャンパーで良かった！
バイクに乗り始めた頃からその存在だけは耳にしていたSSTR。サンライズサンセットツーリングラリー。
とにかく太陽を背負い、太陽を追いかけ、一両日中に太平洋から日本海を目指すという日本列島にぴったりの企画。
出発地点を変えることである程度は自分好みの難易度にできるのもいい。
しかし例年開催日は決まっており、ゴールは基本的に千里浜なぎさドライブウェイとのことで、例えひとりで参加しても最後は大団円的な展開が予想されるこのイベント、団体行動が苦手で、語りたがりのライダーに絡まれ興味のない案件の蘊蓄を語られるのが苦痛で、無闇矢鱈と集まって絆とか団結とかに絡めとられるのが大嫌いな自分としては、やってみたいけど巻き込まれたくないイベント。
それを今年ついに実現！
イベント期間外に勝手にやっちゃう！
最近は長期休暇だと海外メインで予定を組むことが多く、そーなると半端に3〜4日くらいの休みでは財布の紐を固結びにして遠出を控えることも珍しくなく、結果的に日本国内が疎かになっておりましたが、今年は久々に国内の二輪の遠出が捗った。
ハロウィン前後には、予想に反して阿鼻叫喚だったらしい首都圏を飛び出し四国へ遠征。バイクの故障という生命線断ち切られるか⁉︎というビッグなトラブルにも見舞われたけど、それを補ってあまりある素晴らしい出会いにも多々恵まれ、距離を保ちつつ心は密に温もるのでありました。
なお、このバイク故障はのちにウン年ぶりの友人との再会をもたらしてくれたりもして、我が愛車エスティーは時々気まぐれだけど、基本的には主人に幸福をもたらす本当に素晴らしき相棒なのであります。
どうしたってコロナ抜きには語れない40代初年度だったけど、コロナ一色だったとは思いたくないし思わない。
海外に行けなかったのは残念だけど、不幸とも退屈とも思わなかったし、その分国内や観劇・美術館は楽しみが広がった部分もある（会期変更でフイになったチケットもあったけど…）
きっと自分の性格や思考癖では、今の自分で想像できる範囲のことが己の身に降りかかって来たとして、大体なんとか遊び方を見つけて、楽しんでいける気がする。
