みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

マスゴミ という言葉

2019年10月28日 17時57分00秒 | みう
マスゴミ
という言葉は以前から聞いたことはあったけど、それは「どこかにそういう言葉を使う残念な人たちが生息しているらしい」くらいの距離感だった。

が、先日、友人が普通に使っていて驚いた。
そしてすごくドンヨリした。
嫌な気持ちになったというか、ガッカリしたというか、、、
上手くいえないけど。

自分がなぜ「ドンヨリ」したんだろう?
と、ちょっと考えてみた。


まず、自分は「マスゴミ」という言葉が嫌いである。

色んなマスコミがあるはずなのに、それを一括りにしている感じは、イヤだなと思う。
(「○○人は~~である」的な言葉に感じるのと、同じタイプの嫌悪感だと思う)

呼び名・あだ名(って言うのか?)の中に「ゴミ」っていうワードを入れてるのも、イヤだなと思う。
(ちょっとイジメっぽく感じてるのかも?「叩くことを楽しんでる」感とか?とにかくなんかイヤ)


んで、そういう言葉をナチュラルに(?)使えるマインドって、なんか怖いなって感じる。
どういうマインドかは分からないから、これは完全に思い込みというか想像でしかない。というか想像もついてないのかもだけど・・・。
とにかくなんだか怖い。

人を色眼鏡で見ちゃいけない。決め付けはよくない。
って思ってるのに、友人が「マスゴミ」という言葉を使っていて、思わず「そーゆー人なのね」って思いそうになった。

んで、どうしたもんか・・・って思ってる。
別に何もしなくていいし、普通に仲良くすればいいし、もしまた使ってても流せばいいんだって分かってる。
けど、本当は「あなたにはそんな言葉は似合わないよ」と伝えたい気持ちもある。
でも、何かマスコミにすごく嫌な思いをさせられたりしたことがあるのかも知れないとか、その人の抱えてる事情って分からないし、けど、「どうしてそんな言葉を使うの?」って聞く勇気も今のところ湧いてこない。

「マスゴミ」って言葉、みんな(って誰だ?)はそんなに気になってないのかな?




⑬アンマン散策・帰国/ヨルダン&パレスチナ旅

2019年10月25日 01時29分00秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW

旅の全体図はコチラ

2019年5月5日(日)~6日(月)

○ヒジャーズ鉄道に乗れなかった
○ハマム最高
○AirBnBをやってるヨルダン人の利益とは?
○タクシーの値段交渉にもウーバーは使える
○ラマダン開始日に帰国


5月5日(日)は実質的な最終日です。
車を借りて東側にドライブに行くことも考えましたが、自走で遠出をすることよりも、無事故でアンマンを出る自信がなかったので断念。

代わりにヒジャーズ鉄道にも興味があったので、マハッタ駅に向かいます。

ヒジャーズ鉄道のHPは、個人的にはけっこう見づらくて、欲しい情報に全然たどりつけなかったのですが、「まぁ、宿の人に聞けばわかるっしょ」くらいのテンションでいました。
しかし、前日にクリフのおじちゃん3人に聞いてみたところ、うち2人は「ナニソレオイシイノ?」な感じだし、あとの1人もヒジャーズ鉄道の存在は認識していても、何時発だから何時までに駅に行った方がいいとか、予約はどうだとかってことは要領を得ずでした。
(自分の英語力不足のせいだけかもしれませんが…)

そんなわけで、よく分からないままにマハッタ駅に向かいます。
駅まではムジャンマ・ラガダンから市バスで行けます。
旧市街の宿→徒歩でラガダン→市バスでマハッタ駅
という感じで、所要1時間くらいでした。






8:15にマハッタ駅に到着。
駅の人に「ヒジャーズ鉄道に乗りたいんだけど…」と声をかけると「無理だよ~ん」とのこと。

おじさん曰く
「ラマダンの月は観光列車の運行はお休み」
とのこと。
2019年のラマダンは5月6日からスタートなので、5月は丸々お休みってことみたいです。
HPに書いてあったのかもしれない…。
英語が分からないってホント悲しいわ。

でも、マハッタ駅は博物館状態なので、中の見学はできました。
列車にまつわる昔の道具とかジオラマなどが展示されており、複数の汽車の運転席にも乗れたし、客車も色々見せてもらえました。
おじちゃんもヒマなのか、とても丁寧に案内してくれました。
自分は鉄子じゃないけど楽しかったです。

駅舎



色んな車両に乗れます



「日本車両」の文字と、レールに刻まれたアラビア語


駅員さんの帽子も貸してくれるので、出発進行!もできます。


ちょっといい客車



駅舎内のジオラマ


電車から顔を出してる人が生首状態




1時間ほどマハッタ駅を見学をしてから、来た道を戻ります。

この時の市バスはマイクロバスでした。




昼前にはアンマン旧市街に戻ってきました。

朝ごはんを抜いていたので、Hashem Restaurantという、クリフの向かいにある、歩き方にも載っていて、地元民にも人気のレストランがあったので、せっかくだから寄ってみることに。





席はかなり混んでおり、もう食べ終わっている3人組と相席になりました。
この3人、エジプト人観光客2人と、彼らにAirBnBでベッドを貸していたヨルダン人という組み合わせ。
なんやかんや盛り上がり、一緒にアンマン城へ行くことに。
なお、アンマン城へは徒歩でも行けました。

アンマン城は、ギリシャっぽい遺跡、モスクだか教会の跡地、博物館がセットになっていました。

遺跡だけじゃなく、見晴らしも良くて、登ってきた甲斐がありました。

お花もめっちゃ咲いてる



町と遺跡のコントラストが面白い。



ローマ劇場が小さく見えます



昨夜のパンダモスク



ちょいと有名な壁画。
「男も女も同じ」って意味らしい。



博物館。いきなり骨!












アンマン城観光後、自分はハマムに行きたかったので、「夕食を一緒に食べよう」と18:15に待ち合わせを決めて一旦解散。


ハマムは前日の夜に目星をつけていたお店へ。
自分が行ったのはJAFRAという建物の中のハマムです。
JAFRAはビルの名前かもしれません。




2階にはカフェがあって、路面店はDVDとかゲームとか売ってる感じでした。
1階の通路を真っ直ぐ進んで、奥には2階のカフェにつながる階段がありますが、その手前の右側のドアがハマムの入り口です。
「やってんのか?」って感じでしたが、ダメもとでノックしたら人が出てきました。

13:00頃にお店に行き、今日の予約が出来るか聞くとOKとのこと。
15:00からと約束をすると「時間は守ってね」と言われたので「ノープロブレム。アイムジャパニーズ」と答えたら、ものすごい納得されたw

ということで、2時間で新市街の方のでっかいブルーのモスク(King Abdullah I Mosque)に行ってみる。
ルートはパリ広場経由の片道2.5kmほど。けっこうな坂道。

途中で道を聞いた人が、けっきょく車で連れてってくれたりして、無事時間内に行って戻ってくることが出来ました。





辿り着くと、ドでかいモスクの向かい側に、ドでかい教会がありました。

こういう位置関係で建っている理由とか知らないけど、パッと見た瞬間に
「共存してる!かっこいい!」って思ったのは、きっとここまでのヨルダン人の様子を受けてなんだと思う。
ヒジャブ被ってる人も、そうでない人も、無宗教と断言してた人も、皆親切で、街の空気が陽気だったからこそかなと。
ここまでで感じてた空気がイガイガしたものだったら、同じ景色をみても「モスクと教会が張り合うように建ってる」って感じたかも。

ってことで、外観だけだけどモスクも見れたし、往復のお散歩も楽しかった!

アートが盛んなアンマン



なんとなくステキな建物



車に乗せてくれたアンマンピーポー



街に埋もれるモスク



にゃんこさんもかわいい




いい感じに汗びっしょりになってハマムへ。

JAFRAのハマムは時間帯で男女入替え。
夕方まで女性、夜から深夜は男性です。

小さい扉をくぐり、階段のアップダウンの先には予想以上に広々した空間が待っていました。



更衣室はそっけない小部屋で、棚とかもあるので、着替えや外履きはそこに置いていきます。
下着の上からバスタオルを巻いて、足元はハマムのサンダルに履き替え、貴重品はフロントの鍵つきボックスに預けます。
サウナにはパンツ&ブラまたはパンツ一丁で入ることになるので、替えを忘れると帰りはノーパンノーブラorビチョビチョです。

ハマムの流れは
ドライサウナ→ミストサウナ→垢すり→石鹸→マッサージ→湯船
です。

サウナでは山ぶどうジュースみたいなドリンクも持たせてくれます。
サウナはドライとミスト、各10分くらいぶち込まれるので、ジュースの冷たさが沁みます。

垢すりはけっこう強めな上に、英語は全然通じなかったので、「痛い」「弱く」とかをアラビア語で覚えていくといいかも。
個人的には垢すり後の石鹸がしみて少し痛かったのですが
「しみる!」「早くすすいで!」とか言えず、ちょっとガマンになってしまいました。

垢すりエリアの真ん中に大きい噴水池みたいなものがあって、ドバドバお湯が湧いていて(循環かな)、「豪華やな~」って思ってたら、そこが湯船でした。
旅の最終日に温かい湯船に浸かれるとは思っていなかったので、これはめっちゃ嬉しかったです。

気が済むまで湯船につかったら大判のバスタオルに包まって、休憩エリアでダラダラしながらチャイを頂きます。冷たい水もコーヒーもあり、もちろん料金に含まれています。

至福


最後に金額の1割弱のチップを渡しました。
「少ないかな?」とビビッてたけど、めっちゃ喜ばれました。チップは珍しいのかもしれません。でも、返されることはなかったです。


お肌ツルツルになってリフレッシュしたら、そろそろ夕食の待ち合わせです。
待ち合わせ場所に向かうも、エジプト人2人がいません。
ヨルダン人のアダムくんはしょんぼり。
けっこう待ちましたが現れないので、メールを打って、先に新市街に向かいます。

途中で日本人一人旅のケンさんを巻きこみ三人で散策。

新市街、結構栄えてます。






そしてアダムがおもむろに「免税店に寄りたい」と。
自分もケンさんも買い物には興味なかったので「???」と思いつつも、ついていきます。
免税店に着くと、ビール、ウィスキー、シーシャの葉っぱを大量にカゴに入れていくアダム。
そして、我々にお金を渡して、「これで買ってきてくれ」と。
どうやらアダムはAirBnBで外国人を無料で泊めてあげて、彼らのパスポートで免税品を沢山買うことでウィンウィンにしているようです。
そりゃエジプト人2人現れなかったら落ち込むわな。

買い込んだ大量の荷物を車に積んで、夕食の店につくころにエジプト人からメールが。
「別の友達と合流して、もう空港に向かってるから」
ちょっとヒドイw
てかメールできるなら、その時点で連絡くれよ…。
アダムめっちゃ不機嫌で、急に咳とかし始めて
「先週フル(インフルエンザ)だったんだ」とか言い出すから怖いし。
最初はケンさんを空港まで送ろうか?みたいに言ってたけど、こちらからヤンワリお断りして、旧市街でバイバイ。

ケンさんが今夜の便で帰るそうで、ちょっと時間も余ってるとのことで、三度クリフ下のバーへ。
相変わらず現地の人たちとやいのやいの楽しんで、ほなそろそろ・・・と。

ケンさんはウーバー呼ぼうか迷ってて、でも目の前にタクシーがおり、ためしに空港までの金額を聞くと20とのこと。
自分が「ウーバーなら16JDって言ってるんだけど」というと「17JDでどう?」とのこと。
ケンさん納得して、ウーバー待つより17JDで行くわってことで、ここでバイバイ。

本当に彼を巻き込めてよかった。
不機嫌になっちゃったアダムと2人だったらきつかったわ。


翌5月6日。
ついに帰国の日がやってまいりましたが、この日はラマダンの開始日でもあります。

昨日も一昨日も、朝食はその辺のお店で買っていましたが、この日はどのお店も閉まっていました。
その代わりに、宿では簡単な朝食が4JDで用意されていました。

お店は本当にどこもお休みでしたが、車はそこそこ走っていました。
それでも時間に余裕を持ちまくって宿を出ます。

割とすんなりと流しのタクシーを拾うことができ、ムジャンマ・シャマーリーから空港行きのバスも普通にあり、自分は9:30発のバスに乗りました。
チケットを買うところでお釣りをちょろまかされそうになりましたが、帰国日と言えど、こっちもカツカツだったので、きちんと請求します。

道路はむしろ空いているわけで、1時間で空港に到着。
14:30の便なのに、10:30に空港についてしまいました。
こんなことなら人気のないアンマンを小一時間お散歩してから来たかったかもですが、間に合わないより100倍マシ。

あと、エティハドのWebチェックインが自分のスマホでは出来なかったので、初めてオープン前のカウンターに並びました。
往路のオーバーブッキングもあったので、ちょっとビビッてましたね。
おかげで窓際に座れたので良かった~。

同じ列に並んでた日本人ツアーのツアコンさんが、空港職員に対してやたらと高圧的でめっちゃ怖かった。
色々プレッシャーとかもあるんだろうけど、あ~ヤダヤダ。


帰りの空港の色々

・お土産屋さんで二重請求!
空港内のお土産屋さんでお菓子を2箱、合計$30ほど購入。
帰国してしばらくしてからカードの利用明細が届き、確認していみると同じお店で同じ金額を2回引かれていました。
6月にカード会社に対して返金手続きの申し入れをし、8月には返金されました。
レシートを取っておいたのもよかったのかも。

空港内には何名かギリシャ神話に出てくるような、布を巻きつけたようなファッションの方がいました。
巡礼の旅に出る方達の正装とのことです。



飛行機で、隣の席の人がそうだったらビックリだけど面白いかも。
お遍路さんとかもこんな風に見えてるのかな?

ラマダン中と言えども、国際空港内のお店やカフェは普通に営業していました。
もう1泊して、街でラマダンを体験してみたかったな~。


~~総括~~
ヨルダン旅、めっちゃ良かった!
自分はこれまでの経験上「旅先で出会う日本人は曲者だらけ」って思ってましたが、今回は曲者率が低く、楽しめる出会いが多かった!

現地の人もフレンドリーな人ばかりで、とても楽しかった!

パレスチナへのプチトリップでは、道中にシリア難民のキャンプに遭遇したり、ジェニンでは生々しい戦闘の跡が残っていたり、人間のダメなところも沢山見たけど、そこにいる人、そこで暮らす人たちの温かさや明るさにも触れることが少しはできて、そこから本当に勇気みたいなものをもらったと思う。

もちろん遺跡や砂漠もすごかった!
ジュラシュのようなギリシャ遺跡から、ペトラの赤茶けた遺跡、そして砂漠など、いろんな環境を観光したことで、自分の好みとかもハッキリしてきたと思う。

最高の平成締め&令和初めになりました!
ありがとうヨルダン♪
ありがとうパレスチナ♪

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⑫サルト散策/ヨルダン&パレスチナ旅

2019年10月17日 13時42分00秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW
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2019年5月4日(土)

○日帰りサルト散策
○夕方アンマン散策
○パンダモスク(アブーダルビッシュモスク)にも行ってみた

アンマンからバスで1時間ほど北に行くとサルトという小さな街があります。
歩き方には「スウェイレまで行って、ワゴンバスでGo!」的なことが書かれていたけど、普通にムジャンマ・ラガダンからバスが出てました。

ムジャンマ・ラガダンからサルトまでのバス代は失念ですが、2JDしなかったと思います。

ムジャンマ・ラガダンの手前にはバザーとも市ともつかない広大な中古品売り場が展開されていました。












写真を見た友人からは「骨董品市?」「スラム?」などと聞かれましたが、売っているものは骨董品ではなかったです。
靴、服、おもちゃから、使えるのか分からないリモコンや小さな家電など、よく見るとエリア分けされています。
また、テントっぽいものもありましたが、生活の拠点という風には見えず、お店とか商売の拠点なんだと思います。

ムジャンマはけっこう大きくて、キオスクなども沢山ありました。
水を買おうと思ったのですが、大きなお札しかなく、「お釣りないから」ってことで、1本プレゼントされてしまいました。
かたじけないというか、ありがたいというか・・・。

そういえば、この日の朝ごはんも宿の近くでシュワルマ的なものを頂いたのですが、1~2JDかな?と思っていたのに、昨日の残りだから?暖かくないから?理由は不明ですがタダでした。

ヨルダンでもパレスチナでも、サービス精神の旺盛さに舌を巻いています。








9:30発のバス(いわゆる普通のバスでした)に乗って、1時間ほどでサルトに到着しました。

道中も良い景色





アンマンも坂の多い町ですが、サルトはさらに山際の町で、毎日がトレッキングになりそうな立地です。

歴史が古く、街が小さいため、1〜2時間ほどで回れる町歩きのモデルコースをなぞるだけでも、各種見所(伝統家屋、古い病院、教会、モスク、路地、スークなど)を網羅できます。

そのトレイルとか博物館とか、日本のボランティアとかJICAさんがめっちゃ色々やってくれてるらしい!

トレイルのマップもサルトで一番有名な建物「アブ・ジャベール・ハウス(博物館)」でもらえます。
そこにツアーガイドさんなども待機しています。




ガイドさんは博物館内のガイドをしてくれたり、トレッキングコースを案内してくれたりします。
コースによって無料だったり、有料だったりします。
自分は英語が話せないので、ガイドは依頼しませんでしたが、それでも時間の空いている子が20分ほど簡単な町案内をしてくれました。

モスクの前の広場で、常にダベって、トラディショナルなゲームに興じてるらしい爺様たち。
ボランティアガイドさんに、わざわざ名物のように紹介されてました。




靴屋さん。革製品というか靴や鞄がちょっとだけ有名らしい。







お菓子屋さん多数。
みんな味見させてくれるので、お断りしないとお腹いっぱいになっちゃいます。





トレッキングコースの途中には昔の病院、こじんまりとした教会、貴賓室?などもあります。





















そして相変わらず小学校に潜入。というかお呼ばれ。セキュリティ、大丈夫か?









トレッキングコースを降りてきたら、スークを散策。






サルトのスークは基本的に屋根なしで、この日は天気も良くそよ風が吹いていて気持ちよく、更にほぼ一本道で距離は短め。
自分が行ったことのあるスークの多くは、屋根的なものがあり、少し薄暗く、空気が悪いところが多かったので、明るく気持ちよく迷う心配のないスークは、個人的にかなり新鮮でした。


















人々は相変わらず明るく親切な人が多く、街全体がフレンドリー。
カメラを向けた先にブルカを被って目だけが出ている女性たちがいて、「ヤバかったか⁉︎」と心配したけど、瞳が笑ってて安心したり。

















締めにアブ・ジャベール・ハウスの内部見学。
こちらは無料のボランティアのガイドさんがついてくれました。
彼女はパレ難民の子らしく、私がパレスチナ帰りと知り、質問責めに。
早口すぎて質問があまり聞き取れなくて申し訳なかったです。
なんとか聞き取れたのは
パレスチナどうだった?
パレスチナの人はどうだった?
くらい。
自分なりに答えておきました。


適度な賑わいと、奥地の静けさのバランスも心地よく、空気のキレイな街だったけど、町の手前には大きなクレーンもあって、これから開発の真っ只中に突入しそうな気配ムンムン。






この小さくてかわいい町に大量の、それこそ住民の数を大きく上回る観光客が押し寄せるところを想像すると、ちょっと残念かも。
白川郷とかもそうです、その町に何かを求めて訪れる人が多すぎて、結果的に求めてたものを喪失させてる的な状況になりそうな予感(^◇^;)
「このままでいて」ってのは旅行者の身勝手なのはわかってるけど、せめて計画的な開発をして欲しいなと心底願います。


帰りのバスもそんなに待った印象が無かったです。
14:30くらいのバスに乗って、1時間ほどで戻ってきました。
途中に通った大きな交差点が多分スウェイレ。
まさに交通の要衝といった感じです。

また、帰りはムジャンマまで行かずに途中下車してみました。
けっこう人が沢山降りる場所があり、そこがなんとなくアンマン旧市街の雰囲気に似てて、オマケにその上を通る高架に「Anman Central」という文字が!
「ええい、ままよ!」と己の勘を信じて飛び降り、5~10分も坂を下れば、最初にアンマンでお世話になったシドニーホテル前を通過。
ムジャンマまで行ってタクシーに乗るより、時間もお金も節約になりました。
バスに乗るとき、いつも「ムジャンマXXに行く?」って確認して乗ってたけど、こんなことなら「アンマンセントラルに行く?」「アンマンセントラルで教えて」って言っておけばよかった。
(紙地図派なので、グーグルマップやマップスミーのユーザーさんのように、リアルタイムで己の現在地を確かめられないので・・・)

こうして無事サルト散策を終え、アンマンに戻ってきました。






アンマンでは前日同様に旅人山ちゃんと散策です。
あてども無く町を歩き回り、日本人ご夫婦と出会ったり、おいしそうなアイスクリーム屋さんにいったり、ほのぼののんびり散策したあと、「もうひと観光したいね~」ってことで、気になっていた丘の上の縞々モスクAbu Darwish Mosque(通称パンダ・モスク)に行くことに。








山の上だし、道もよう分からんし、二人なら割り勘できるし、タクシーで行くことに。
2JDで交渉したけど3JDで妥結。
実際に走ってみると一通とかもあって、目で見るより遠回りだったので納得。
しかし、どうやらドライバーさんが山ちゃんを気に入ったらしく(タバコを吸えるとコミュニケーションがはかどるっぽい)、途中でドライバーさんが我々にコーヒーをご馳走してくれた。
これ、もう2JD割ってるよね?
ヨルダンのドライバーさんは、しばしば何かをご馳走してくれるので、本当にこれでいいのか?ちゃんと儲けてる?と、ありがたいやら不安になるやら。


パンダ・モスクについた時にはすっかり日が暮れていたけど、夜空のブルーとの相性もステキでした。








モスク手前の広場ではまだ子供達が遊んでいたりして治安の不安もなく、のびのび撮影。

せっかくだから夜景を見たいと思い、夜景スポットを探しながら徒歩で旧市街に戻ることに。

思ったような夜景には遭遇できませんでしたが、歩いて帰ったのはとても良かったです。
夜遅くでも子供が沢山遊んでいて少し不思議な感じがしたけど、おかげでたくさんの楽しいひと時を過ごせました。







ただ、写真大好き&カメラに興味津々な子供たちに囲まれて、山ちゃんのカメラはバッテリーがピンチに!
撮る相手によってはスマホを使ったり、カメラ本体で遊ばせないなど、注意も必要かも?


なお、ヨルダンに限らず、写真好きの多い国では「撮ったフリ」も有効w
「撮れ撮れ!」って言うけど、写りの確認をされることは滅多に無いので。









山ちゃんとは今夜が最後の晩餐になるので、久々に1人10JD越えのリッチ飯をして締めくくりました。

明日はヒジャース鉄道!に乗れるかな?


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⑪アンマン散策/ヨルダン&パレスチナ旅

2019年10月02日 18時01分15秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW
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2019年5月3日(金)
 
○市バスでワヒダット・キャンプ
○バーで呑んだくれ
 
そんなこんなで無事サクサクとアンマンに戻ってくることが出来ました。
 
今日の宿は、3日前に下見をしていたクリフホテルです。
ここはコーダについで日本人の間では有名みたいです。
そのせいか、割り当てられた部屋に日本人の先客が。
この人がウザかった。
会って5分で夢とか語りだした時はどうしようかと思いました。
・いつか旅の本を出したい(頑張ってね)
・日本に帰ったら世界中の人が集まるドミやりたい(そうかそうか)
・俺にはスペインがめっちゃ合っている(じゃあスペインでやれば?)
・延々とエジプトの悪口(もうええわ)
そんなんがつづくんで、
「ヨルダンにいる間はヨルダンに集中したいんですけど」
と言ったら、どっか行っちゃった。
 
しばらくすると自分のベッドの上の人が起きてきた。
山ちゃんだった。
ペトラで会った、一緒にペトラ・バイ・ナイトを見た、その後はアカバに旅立った山ちゃんだった。
こんなところで会えるとは!
捨てる神あれば拾う神あり!
嫌な出会いのあとの嬉しい再会、沁みます!
 
自分はスペインさんに付き合って全然寝床整ってなかったし、山ちゃんはもうちょい昼寝ってことなので、後ほど街歩きに出る約束をして、しばし各々抜かりなく。
 
そして、いざデートへw
 
お互いノープランだったが、なんやかんやで、先ずはワヒダット・キャンプを目指す。
二人とも初市バスだったが、ちゃんと乗れたし、ちゃんと目的地で降りられた。そして激安だった。細かい金額は忘れたけど、補助通貨だけで乗れたと思う。
 
ワヒダット・キャンプは、元々は難民キャンプだったところが、そのまま町になったらしい。
この日はサッカー絡みの何かがあったらしく、えらい盛り上がってたり、ちょっと喧嘩勃発してたり、エキサイティングな街だった。







 
市場っぽいところや裏道はノンビリした感じで、大人も子供も機嫌の良さそうな人が多いのが嬉しい。







ケバブを買ったらお金は要らないという。
遠方から来た者へのもてなしなのだろうか?
この感じ、ジェニンと同じだ。
パレスチナ系の人と接してて感じるのは、その正直さ。
同じムスリムでも、モロッコでは
「(少しでも高く)売ったるで~」「ビジネスチャーンス!」
という押しの強さが目立ったし、
色んな国の、色んなガイドブックとか読むと
「貧しい国やエリアでは旅行者=お金持ちと見なされボラれがち」
みたいな事が書かれているけど、年末年始のヘブロンや、今回のジェニン&ナブルス、そしてワヒダット・キャンプでも、気づけば食事なんて殆どご馳走になっちゃってるし、それなりのお金を払う場面でも、ボラれてる感やたかられてる感がない。
そういうのって気持ちいいし、逆にお金落としていきたい気持ちが強くなるのよね。






 
ひとしきり歩きまわったら市バスで旧市街に戻る。

そして更に歩く。
そして勝手に「靴通り」「三日月交差点」などと地名を付けていく。
 
 








山ちゃんがトイレを借りたくてモスクに行ったら、半ズボンだったので注意されたり、そんなんも含めて良き街歩きだったと思う。


 
んで、そのモスク前がすごい電飾で、最初は「いつもこんな感じ?」と思ったけど、どうやらラマダンに向けての飾りつけらしい。
街でもラマダンのための飾りが沢山売ってた。



ラマダンって日中は飲食禁止とか、夜はその分お祭りだとかは聞いてたけど、飾りつけをするとかは知らなかったので、ハロウィンやクリスマスみたいで興味深かった。
(2019年のラマダン開始は‪5月6日‬からでした)
 
 
夜はクリフのすぐ近くのバーへ。
「ちょいと飲みたいね」って事で、パレスチナ行く前に見つけておいた飲み屋へGO!



ヨルダンはお酒飲めないかな?とも思ってたけど、観光地ペトラの宿にはビールとワインが置いてあったし(ワインは飲み干しといたw)、ここアンマンにも飲み屋がありました。
ただ、ニーズが少ないのか、やっぱちょっと宗教的にグレーなのか、自分の行ったお店は、入口は小さかったです。

ちょいと飲んで帰るはずが、そこでゴキゲンのおじちゃんに気に入られ、しばし入り浸る流れにw



他にも訪れる旅行者と交流したり、地元の若者、更なるおじちゃんも加わって、めっちゃ楽しい時間だった。
そして、「あんたたち日本人か!気に入った!今夜は俺のおごりだぜ!」ってことで、おじちゃんのゴチになってしまった。
自分達で払うつもりで飲んでた本数をゴチになるのは気が引けたが、お店のマスターも「奢られとけって!」というので、ゴチになりました。



いつか日本の飲み屋で気のいい旅行者に出会ったら私もゴチるぞ!
 
 
そうそう。
クリフ・ホテルでとてもありがたい対応をしていただきました。
それは支払をチェックアウト時にしてもらうということ。
ここがヨルダン最後の宿だったのですが、残金調整で悩むところがあり、現金払いかカード払いかを決めかねており、相談させていただいたところ、後払いを快く了承していただけました。
結果的に3泊18JDを現金払いさせていただき、おかげさまで残金3JDで帰国となりました。
 
明日は日帰りサルト。
 
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⑩ナブルス→アンマン 再び国境越え(ヨルダン&パレスチナ旅)

2019年10月02日 10時57分02秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW
旅の全体図はコチラ

2019年5月3日(金)

○金曜日はムスリムの安息日
○ナブルスからジェニンへ移動
○ジェラマのチェックポイントを越える
○国境まではタクシー利用
○国境を越えてヨルダン入国
○国境からアンマン旧市街へ移動



今回の国境越えでシェイフ・フセイン/ヨルダン・リバーを選んだことの理由の1つに
「キング・フセイン/アレンビーは金曜の夕方から土曜は閉まる」
というのがありました。(ユダヤの安息日に由来します)
金曜にパレスチナでゆっくりしたいのもあって、年中無休のシェイフ・フセインを選んでいたわけです。
ところがジェラマのチェックポイントも金曜の14:30から閉鎖されるとのこと!


ジェラマのチェックポイント
金 曜 の 14 : 30 か ら 閉 鎖
(他のチェックポイントでも、そういう場所があるかも?)

本当は、木曜午後と金曜午前で観光したかったナブルスですが、ここで下手をこくと、最悪ヨルダンに戻れるのが日曜になりかねない!?
仕方がないので、金曜午前の観光は諦め、けっきょく朝から移動開始です。
なんのためにシェイフ・フセインにしたのか・・・。
(マイナー好きってのも大きな理由ですが)



8:00 ナブルスの宿出発

安息日らしく、ゴーストタウン状態のナブルス。







8:20 セルビスのムジャンマ着(ちょっと分かりにくい)



◆ナブルス→ジェニン 15NIS/セルビス
(通常はバスで10NIS)

金曜はイスラム教の安息日でしたが、大きなバスは走ってなくても、小型のセルビスが運行していました。
ターミナルの売店も開いているところがありました。

8:40 7人の乗客(満席)で出発
9:30 ジェニン着(やはり通常のバスよりは早い)

◆ジェニン→ジェラマのチェックポイント
11NIS/タクシー



ナブルスからのセルビスが着いた場所がタクシーのターミナルもかねていますが、車はあってもドライバー不在。それが安息日。
セルビス待ちの人はいましたが、チェックポイント行きのセルビスはなくタクシーで行くことに。

セルビス待ちの兄さんたちに聞くと、ちょっと歩いたところに別のタクシーターミナルがあり、そこから12NISでチェックポイントに行けるとのこと。
が、その「ちょっと歩いたところのタクシーターミナル」が分からずまごまごしていたら、キレイなお姉さんが通りがかり、なんやかんやでウーバー的な感じで黄色いタクシーをここまで呼び出してくれて、11NISでチェックポイントという話までつけてくれました。
来る時は4人でシェアタクシーで、まわり道してって感じで5NISだったので、悪くないお値段かと思われます。

9:48 ジェニン発
9:55 チェックポイント着

とんとん拍子すぎて拍子抜けですが、帰れないよりずっとマシです。


◆ジェラマのチェックポイントを出る

タクシーを降り、チェックポイントの建物に入ります。
行きはパスポートを見せて、その場で返されました。
しかし、帰りはパスポートを預けたあと、なかなか返却されず、他の越境仲間(おっさんばっかw)と一緒に小部屋に押し込まれ、全員がスマホやカメラなどの小型電子機器を提出させられ、そのまましばし待機。
その後、いっせいにスマホもパスポートも返却されました。
(取り違えとかないのか心配・・・)

10:12 チェックポイント通過完了!です。


◆ジェラマのチェックポイント→ヨルダン・リバー・ボーダー
120NIS/タクシー

チェック・ポイントを抜けると数台のタクシーがいたので、適当に声をかける。
狙ったわけでもないけどアラブ系のドライバーさん。

国境まで頼んでみたが、最初は
「国境までは無理。ベト・シェアンまでなら行ける」
というので、それで妥結。
ベト・シェアンから国境までは4kmくらいなので、時間的には無問題だし、ちょっと歩いてみたい気持ちもあったし。

しかし、どういう心境の変化か、走り出してから
「やっぱり国境まで行こうか?」という新たな提案が。
「NISの余りがないんだよね」
「JDでもいいよ」
「JDだといくら?」と、交渉スタート。
しかし、なんとなくJDはキープしたくて、
「ベト・シェアン通過する時にATM寄ってよ。NISで払うから」
「OK」
ってことで120NISになりました。


10:50 楽しくおしゃべりなどしていたら、直接国境に行きやがられましたよ。
あーもー!
こーゆーウッカリが地味にめんどくさいんだよぅ。
イミグレのATMは使えないんだよ、私は!

そしてドライバーさんはイミグレの建物には入れず(?)

自分がイミグレの敷地に入る際に、胸にシールを貼られるのですが、
「両替してタクシーにお金払うから、一旦戻ってくる」的なことを伝えると、旨のシールに何か書かれた。きっと事前に伝えておいてよかったんだと思う。

有人の窓口では、楽天のマスターでキャッシングできた。
けど、きっと普通にATMでやるよりレート悪いんだろうな~。
(てか、帰国後に確認したら、どうにも納得いかない金額になってた・・・)

で、このお金を手にイミグレの外に戻る。
これ完全に逃げ切れる状況なので、同じ状況で戻らない輩とかいるだろうな~って思う。
実際、お金持ってったらドライバーさん、めっちゃ不安そうからの安心~!な表情の変化見られて興味深かったです。


◆イスラエルの出国税 カードで払って3,732円

◆国境バス 値段失念(小額でした)

11:05 もう一度イミグレに戻って、今度こそ出国です。
建物内の改札口みたいなゲートの手前、右手側に有人のカウンターがあり、そこで出国税を払います。
(両替とかもここで出来る)

米ドルや現金でもOKですが、自分はカードで払いました。
帰国後に確認すると3,732円
101NIS+手数料5NISらしいので、これは金額的にも違和感なし。

※キング・フセインは非正規国境とのことで、倍近く取られるそうです。国境バスも高いはず。


パスポートと出国税の領収書を持って、改札口みたいなゲートを通り、次のカウンターでサクッと判子をもらって終了。
入国にくらべると陸路出国はザルでした。

※なお、半年前の空路イスラエル入出国では、入国がザルで出国は七面倒くさかったです。


で、出国はザルでしたが、バスがなかなか来ない。

閑散とした免税店をうろつき、のんびりとトイレに行き、
あとはボーーーーーッと座って待つのみ。
その間にバスのチケットを予め買えたのかもしれませんが、すっかり失念しておりました。
でも、乗る時に現金支払もOKです。
金額失念ですが、チャラッとした小銭で払えました。

そして10秒の乗車を経て、ヨルダン側のシェイフ・フセインのイミグレに到着。


◆ヨルダンの入国税(ビザ)
日本人は無料

ビザ免除の日本人は無料ですが、仲良くなったパレスチオ人は5JDだか10JDだかを払ってました。
海外のお友達と一緒にご旅行の際はお気をつけくださいませ。

そして、あいかわらず入国スタンプをくらいました。

12:00 そんなこんなでヨルダン入国


◆シェイフ・フセイン→イルビット
5JD/シェア・タクシー

イミグレの建物を出ると、屋根つきのベンチがあります。
みんなタクシーや迎えの車で、どんどん立ち去っていきます。
いかにもバスとか来そうな雰囲気ですが、こないのかも・・・
無意味に数分待ってしもうた。

イミグレの建物に向かって左側にタクシー会社の小さい事務所があったので、そこに行くと、自分と前述のパレスチナ人のほかに、男性2人組もいて、4人でタクシーをシェアすることに。

事務書のボスと、あと一人しかおらず、その方が運転手さんだったので、もう少し乗りたい人が多かったら、相当待つことになってたのかも?

1人5JDと言われ、カードはダメ、お釣りもダメと言われ、札しかなかった自分が絶望していたら、パレスチナ人が驕ってくれました。ありがとう。

12:20 シェイフ・フセイン・ボーダーを出発
行きと同様、タクシーに乗り込んだらとりあえずドライバーにパスポートを預けます。
13:00 イルビットに到着


◆イルビット→アンマン
1.5JD/ローカルバス

アンマン行きのバスは、アンマンからのバスが到着したのとは別のムジャンマ(バスターミナル)から出発だったので、少しビックリ

13:10 出発
道中、またしてもポリスによる男性のみのI.D.チェックをはさみ、
15:00 アンマンのムジャンマ・シャマーリーに到着。



ぶっちゃけ、これらは全部コチラの記事の後半をコピペです。

記事の前半ではヨルダンからパレスチナへの移動の詳細(しくじり有)を載せていますので、よかったらそちらも参考にしてください。


旅の全体図はコチラ

⑨ジェニン→ナブルス散策/ヨルダン&パレスチナ旅

2019年10月02日 10時00分27秒 | ヨルダン&パレスチナ 2019GW
旅の全体図はコチラ

2019年5月2日(木)

○ジェニンからナブルスへ移動
○ヤコブの井戸
○スーク散策など

午前中いっぱいジェニンの散策をしたら、午後はナブルスへ向かいます。

ジェニンからナブルスへの移動は、ローカルバス1本。
1時間ちょっとで10NIS

車中ではちょっとやんちゃな男性グループにやんややんやされて、
「うっとおしいなぁ。ちょっと怖いなぁ」
って思ってましたが、隣の席の男性が
「Don’t worry.I’m with U」
とスマホ画面に打ち込んだ文字を見せてくれて、すごく勇気付けられました。

ナブルスにつくと、想像以上の大都市で、ジェニンとの差に圧倒されます。
もちろん東京とかに比べたら全然なのですが、人も車もタクシーも多い。建物もでっかい。
「古都」と聞いていたけど、パッと見は古都というより都市です。







しかし、その大きな都市っぽさのすぐ横に背の低い建物が密集したエリアもあり、その奥にはスークが這っています。
やっぱ古都かも。






自分の宿はどうやらスークを跨いだあたりなのですが、紙地図派の自分にはサッパリ・・・。
しかし、ナブルスでもパレティニアンの優しさは健在でした!
道を聞いた人が宿まで連れてってくれるという。
その子がお母さんに「ちょっと遅くなる」的な電話までしてて、なんかもうスミマセン。でもありがとう!の気持ちが止まらない。

街歩きをしていても、道を聞けば快く教えてくれて、目が合えば笑顔で手を振ってくれたり。
都市部もスークも人が多くて、みんな忙しそうなのに、殺伐とした空気はなく、相変わらずとってもフレンドリーなムードに浸ることができました。


宿のオーナーに聞いて衝撃だったことが一つ。

ジェラマのチェックポイント、
金曜の14:00くらいには閉鎖!

マヂか!?
ゆっくりパレスチナ散策したいから、金曜午後から閉鎖のアレンビー/キング・フセインの国境を避けて、基本24時間オープンのヨルダンリバー/シェイフ・フセイン国境で来たのに、チェックポイントにも時間制限があるなんて想定外だよ~。

でも、考えてみれば年末年始のパレスチナでも、ヘブロンは結構ガチガチで、ヘブロン旧市街のチェックポイントは曜日に関わらず毎日22:00~7:00くらいまで閉鎖なんて場所もあったわけで、これは完全に自分の調査不足だったorz

でも、これを到着早々に聞けたのは僥倖!
金曜はムスリムの休日でもあるので、明日は油断大敵。
今日、全力で散歩するぞ!と決意も新たに街に繰り出す。

とりあえずヤコブの井戸(教会)は閉館時間があるところなので、急いでいく。
3キロくらいっぽいので、当初は歩くことを考えていたけど、タクシーに乗る。
タクシー乗り場は「コマーシャルモールの地下」と言われたが、正直ちょっと迷った。
流しを拾う方が楽だったかな?と思いつつも、街から外に向かうのを拾うのは難しいのかも?とも思ったり。

シェアタクシーで5NISでした。
お客さんも楽しい人たちばかり。

●ヤコブの井戸●
自分が行った時はツアーなのか、結構な人がいました。
しかし、どうせ閉館間際だったので、しばらく待っていたら貸切状態に。



教会はけっこう立派。内壁が白いので明るい雰囲気です。
井戸は地下にあって、ペットボトルに汲んでいく人も沢山いました。



床はちょっと水浸しなので、滑らないように注意。



井戸はかなり深いので、水を汲むときには注意が必要。
桶を下ろす時も、上げる時も、途中で手を離したら大惨事です。
(特に桶が上の方にあるときはヤバイ)
ハンドルをしっかり握っておくべし!です。


ヤコブの井戸を見たら、徒歩で街に戻り、ひたすらウロウロ。
よく写真を見かける石鹸の塔(石鹸を煉瓦みたいに積んで煙突形にしてるやつ)は見損ねたけど、石鹸工場見学も出来たし、スーク散策も楽しかったし、とにかく人がいいし、滞在は短かったし、プチトレッキングとかはし損ねたけど、十分に有意義な時間を過ごすことができました。





ここのスークは、スークデビューに最適かも?とも思った。
スークって割と迷路っぽいところが多いと思うのですが、ナブルスのスークは、基本的には一直線なので、迷ったりする心配が格段に少ないかなと。


宿=Soufan Guest HOUSE
きれい、かわいい、くつろげる~。
部屋でWi-fiサクサク。24時間ホットシャワーOK。
ドミもすごくゆったり。
料金はドミにしてはお高めかもだけど、周りの宿も似たり寄ったりなので都市価格なのかも。
その分滞在はめっちゃ快適でした。







夜のナブルス




お店とか20時くらいでほとんど閉まってました。
安息日の前日だからなのか、毎日そうなのかは不明。
夕食探すのに少し苦労しました。


石鹸工場







木曜のナブルス



明日のナブルス(安息日)







明日はもうヨルダンに戻らなきゃだけど、本当に来れてよかった!

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