みう と 青

みうと青の共同ブログ。
知ってる人には言えないけど、知らない誰かの通り過ぎる場所で呟きたい独り言があるのです。

大きな胸

2022年08月31日 23時59分00秒 | みう・怪我と病気と入院生活
右胸のがんが見つかってMRIを撮ったら「左にも気になる影がある」とのことで、生検をやってきた。

でっかい注射器を5回ほど突き刺し、さらにメスで切開してぶっとい針を刺して組織を採取。
胸元からは思ったよりも血がダラダラと流れて笑ってしまった。

すでに多めの皮下出血があるとのことで、かなり入念に圧迫止血。
左胸の上には分厚いガーゼの束と伸縮性の粘着包帯?を5枚以上重ねている。

上からTシャツを着ると左胸だけD〜Eカップくらいに見える。
左右差は正直どーでもいい。
ただ、粘着包帯まみれの胸がTシャツをグッと押し上げる様はなかなか新鮮。
程度にもよるんだろうけど「胸が大きいって、なんかいいなぁ」「かっちょいいな」と、もうすぐ取るのにしみじみ。
まぁ、もとが小さいのであんま関係ないけど。

左が残るなら右は全摘でいいやって思ってる。
左はなんでもないといいな。

「大きいのいいなぁ」とか言いつつ、小さいながらもかわいい我が胸。
かわいがってくれる人もいることだし、もう少し一緒に人生楽しみたい。


治療と関係ない不安

2022年08月12日 23時59分00秒 | みう・怪我と病気と入院生活


支えてくれるかもしれない人がいるタイミングで良かったのかもしれないと思う反面、やっぱり嫌がられるかもしれない…という詮無い不安も拭えない。

その場しのぎの口先だけで
「僕の気持ちは変わらないよ」とか
「絶対大丈夫だよ」とか言われても、全然響かないけど、
「手術後にどう感じるかは分からない」
「その時の自分について約束はできない」
などの言葉は誠実さゆえと分かっているし、基本的には自分も無責任なことは言うまい。一寸先は闇なのだ。という意識でいるけれど、その誠実な言葉が今は少し怖い。
話してる時はあまり感じてないはずなのに、後で一人になって思い出したりして、直接治療と関係ないことなのに、なんだか不安になったり、誠実なのに寂しく感じてしまったりする。

欲を言えば、
「手術を経たことで君への愛情が減るなんて、今の僕には想像できない」とか
無責任にならなくても言えることは色々あるんでなかろうか?と、思わないこともない。
未来なんて分からないってことは分かってるけど、だったらせめて今ベースで、ちょっとでいいから怖い気持ちや不安な気持ちが淡くなるような言葉をかけてほしいって、甘えたことを思ってしまう。


幸せ

2022年08月10日 23時59分00秒 | みう・怪我と病気と入院生活



恋人ができて1ヶ月でがん発見。

さぞや落ち込むと思いきや、日々幸せを感じてたりする。

「生きてるだけでありがたい」的な、マイナスを引き合いに出して噛み締める幸せではなく、シンプルに「あー幸せだなぁ」って思ったり、思わず独り言を呟いてしまったり。

そのくらいナチュラルに幸せを感じている。

タイミングの悪さを呪いたい気持ちもあったけど、ホヤホヤ期の幸せ感は、20年覚悟して準備万端(?)で迎えた病気の始まりくらいは軽く凌駕してくるので、タイミングが良かったとも言えるのかもしれない。

直前まで楽しい予定を詰め込んで、直後からの楽しみもいっぱい用意しておこう。