![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/51/ddf1e0ecf66b176f6b34406cd98e4636.jpg?random=86625b8efcb75e23904ee77bc4f10f16)
今日は今年の1月3日にオープンした「津久根島 宮島店」に再び行きました。
前回の記事に場所等を詳しく書いているのでご覧になる方はこちらをどうぞ。
前回は天丼を食べたので今回は穴子天丼を注文しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ec/a1dd0980518141d12807a590cf780948.jpg?random=f2f08430d3968700d73f57cad5a9f629)
こちらが穴子天丼です。
あなごは立派なのを一本使い、揚げた後に二つに切っています。
普段八丁堀の「津久根島」でコース料理の中で食べる穴子天ぷらより遥かに大きな穴子が入っていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
名前のとおり広島名物である穴子を中心に据えた天丼になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/23/a12dfe23677f11e48f82e5305fc369b8.jpg?random=9f290bbba410c9b3e04354f74b95f06d)
穴子を食べてみるとやはり外はカリッ、中はフワッで美味しかったです
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前回の記事で「先代店主のもとで長く修行された方なので素材ごとの揚げ方を知り尽くしているのでは」と書いたように、ほんと揚げ方が美味いなと思います。
そして今まで津久根島で穴子のてんぷらを食べる時は塩で食べていてこれが絶品だったのですが、今回は天丼なので初めて天丼のタレで食べることになりました。
ゆず風味の天丼のタレともよく合っていました。
他にはにんじん、ブロッコリー、えのきに海苔を巻いたもの、カボチャが入っていました。
どの天ぷらも揚げ方が上手いので美味しく頂けました。
付け合わせは漬物と穴子のほねの他に前回はなかった「ごぼうの細切りの天ぷら(写真左上)」が加わっていました。
これもなかなか美味しくて良い付け合わせだと思いました。
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せっかく来たので津久根島伝統のかき揚げも食べようと思い、穴子天丼を食べた後は単品でかき揚げを注文しました。
コーン、ホタテの貝柱、いんげんをカットしたもので作った珍しいかき揚げです。
このかき揚げは先代の店主(2年前に他界)が40年くらい前、東京での修行を終えて広島に来て天ぷら専門店「江戸前天冨良 津久根島」を開いた時、「これからは女性の時代だ。女性に食べてもらえるようなかき揚げを作ろう」と考えて考案したものです。
「津久根島の天ぷらコース料理」の記事で書いたように、私はコーンをベースにしたかき揚げは津久根島に来るまで見たことも食べたこともなかったです。
単品でかき揚げを頼むのは八丁堀店と宮島店を通じて初めてだったのですが、大根おろし天つゆが出てきたのを少し意外に感じました。
今までこのかき揚げは天丼かコース料理の最後のミニ天丼でしか食べたことがなく、天丼のタレ以外で食べたことがなかったのです。
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大根おろし天つゆに浸けて食べてみると、これがなかなか合っていました。
さらに塩で食べてみてもコーンの甘味が引き出される形になって天丼のタレとも大根おろし天つゆとも違う味わいになり、やはり同じものでも食べ方によって味わいが大きく変わると思いました。
そして私の場合は慣れ親しんでいることもあり天丼のタレで食べるのが一番良いと思いました。
ぜひ単品で頼んだ場合の第三の選択肢「天丼のタレ」がほしいところです。
ちなみに天ぷらは全体的に揚げ方を八丁堀店とは変えているとのことです。
かき揚げの場合は向こうより少し甘めに揚げていると言っていました。
宮島は観光地で客層が子供からお年寄りまでかなり広くなるので、それに合わせて味を調節していると聞いてそのこだわりに感心しました。
穴子は八丁堀店よりカリッと揚げるようにしてして、これは前回天丼を食べて単品で穴子の天ぷらも食べた時に気づきました。
その時は「穴子はくせのある魚なので、カリッと揚げてくせを飛ばす」という話を聞いたのですが、今回はそれとは別に「穴子天丼を食べていって、最後のほうになっても穴子がシナッとしないようにするためカリッと揚げている」と言っていてなるほどと思いました。
たしかに天丼を食べていて最後のほうになると天ぷらがシナッとしてしまうことはよくあります。
そして穴子の天ぷらの場合は特にカリッとした状態が圧倒的に美味しいので、それを最後のほうまで維持させるのは大事なことだと思います。
席に着いた時店主さんが話しかけてきて、この前お店がテレビに出たことでここしばらく大混雑だったと教えてくれ、これは知らなかったので驚きました。
テレビ放送の影響でお客さんが一気に70人くらい来てお店の外に行列になり、店内に一度に入るのが25人くらいなのでその満員状態を4セット繰り返すような日が何日もあったとのことです。
時期的にちょうど桜がこれから満開になるという時期に放送があったことで桜を見に行く人が次々と寄ってくれたのではと言っていました。
今日は既に桜がだいぶ散っているためよくやくお店が落ち着いてきたとのことです。
店主さんに「両方とも食べてみて、普通の天丼と穴子天丼のどっちが良いか」と聞かれました。
聞かれた瞬間は迷いましたが次第に考えが湧いてきました。
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(写真は前回の記事より)
まず初めてお店に行った際は「普通の天丼」がお勧めです。
なぜならこれこそが天丼の王道でありお客さん的にも最も馴染み深いもので、お店の味を知るのに最適だからです。
私も前回はこの考えのもとまずは普通の天丼を食べてみて実際に美味しかったです。
そして今回穴子天丼を食べてみて、どっちが良いかを選ぶのなら私は普通の天丼を選びます。
これはなぜかというと、まず普通の天丼ではお店の伝統でもある「かき揚げ」が入っていて、最も良いと思う「天丼のタレをかけた状態」で食べることができます。
次に、私の場合穴子の天ぷらは単品で塩で食べる時が一番美味しいと思うからです。
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(写真は前回の記事より)
この揚げ立てを塩で食べる穴子の天ぷらは絶品でお勧めです
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なので私の場合は前回の記事での「天丼は普通の天丼にして、単品で穴子の天ぷらを頼む」という食べ方が一番良いのだと思います。
これは人によって好みが分かれるので、どちらの天丼が良いか検討してみるのも面白いと思います。
お腹の減り具合、予算との相談もありますし。
私は次に行った際は再び普通の天丼と穴子の天ぷらの組み合わせで食べてみたいです
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