先日、山で見つけたウスタビガのまゆ。葉をすっかり落とした茶色の木々の中で、このグリーンのまゆは形といい色といいとてもユニークで目につきやすい。そして枝にブラブラぶら下がる姿は、ゆりかごのようでかわいい!でも、中の主人はどんな人(蛾)?といわれると私から見ると大きくてちょっと怖い姿。蛾はちょっと苦手だな。自分からは触れられないし突然会うと怖い。あの毛の生えた太い体、羽の厚さと目玉模様が何ともいえない。だってあの模様はどう見たって悪役の模様なんだもん。このまゆ、こんなに目立って天敵に狙われない?と思われるだろうがウスタビガは夏が過ぎ、まだ周りの葉がグリーン色してる早めの秋に羽化するらしい。だからちゃ~んとその頃のまゆは保護色で葉っぱに紛れている、あっぱれ。自然のしくみはいつも精巧で神秘的。それがどんな小さな虫の世界であろうと変わらない。そんな神秘で満ちあふれている世界を私たちは手放なさないようにしなくちゃね!