しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

ヨツボシホソバ。(7/16*日)

2006-07-16 | 生き物大好き!
山で見つけた蛾です。
蛾にしてはシンプルですっきりしたデザイン。
目と触角も何となくかわいい感じでした。

さっそく家に帰って調べてみると
ヨツボシホソバという名の蛾♀でした。
重なった羽に2個づつ丸い点模様が入っています。
羽化したてはもっと美しい色。
♂には紋がなく、よりシンプルな感じです。

この子も幼虫時代とは見事に変身した姿です。
幼虫はどんな姿か、ですって?
私が見る限りでは、
毛むくじゃらの悪者の妖怪に見えます。(笑)

カラスアゲハ羽化。(7/15*土)

2006-07-15 | 生き物大好き!
昨日、夕方まで変化のなかったサナギですが
夜になると羽の色が透けて全身が黒くなっていました。
いよいよ明日は羽化するぞ!と思って
朝6時半に起きると、もう羽化し終えて
玄関の網戸につかまっていました。
逆光なので全身真っ黒。フラッシュ撮影をすると
羽の色と光沢が浮かび上がりました。♂タイプのようです。
やっぱり蝶は太陽の光の下が一番輝いてステキです。
さすがに大きなチョウだけあって羽が力強い!
まるで飛ぶために生まれてきたようなこの子。

網戸を開けると待ち構えたように
梅雨の空に力強く飛んでいきました。
これからこの子は短い季節を楽しみ、花で蜜を吸い、
ときには木陰で休み、♀に出会うのでしょうか。
一緒に飛んでいけたらどんなに楽しいでしょう。
そう思いながら小さな旅立ちを見送った朝でした。

ヤイロチョウのTシャツ。(7/14*金)

2006-07-14 | 私の作品
先日、高知県から届け物がありました。中を開くと、ヤイロチョウのデザインのTシャツ。おっ、見覚えあるぞ!それは当たり前、これは私がデザインしたイラストです。

3年前に、高知県でヤイロチョウの保護活動をしている生態系トラスト協会のエコツアーに参加しました。ヤイロチョウを守る森を観察に行き、そこでヤイロチョウの生息地を守るためにトラスト運動を広げている活動を知りました。私も一口オーナーになったのですが、その他に私に何が出来るのかと考えてヤイロチョウのイラストをデザイン&印刷してポストカードにして贈ったのでした。訪れる人が記念に買っていって、少しでも活動のための収入になればいいなと思ったからです。

今回は、海外からのお客さんを招いて『ヤイロチョウ国際交流ワークショップ』が高知県で行われました。その海外からのお客さんたちのお土産に私のデザインしたヤイロチョウのTシャツがお土産になったそうです。先方のお心遣いで、私にも一枚プレゼントとして送ってくれたのでした。

いまだに日本の国土は開発され自然が失われ続けています。自然を破壊し尽くしたときにやっと大切なものを失ったことに気づくのでしょうか?でも、それではもう遅い!もう開発はやめて自然を取り戻さないと次の世代に命の多様性をバトンタッチできない!そうならないように気づいた人たちが少しづつ動いていくことが大切だと思っています。お金のために破壊されるなら、お金を集めて山を買い、破壊から自然を守ろうとする運動がトラスト運動です。私も小さな自分なりの一歩をこれからもキープしていきたいと思っています。

梅摘み。(7/13*木)

2006-07-13 | 植物大好き!
昨日はどしゃ降りの雨の合間に梅摘みに行ってきました。
梅を摘んでいる間は晴れてくれたので
お天道さんは今日も見方です。ラッキー!
今年は梅の色づくのが遅くて、前回来たときは青梅しか
なかったので今日は梅干し用に2回目の梅摘みです。
地面には落ちた梅の実が、甘い香りを漂わせていました。
拾って食べてみると甘くて酸っぱい果実の味がしました。
これでジャムを作ったら美味しいだろうなぁ!

この梅園は金沢市の郊外にあり、友人に教えてもらいました。
無農薬で育てているので実はきれいとは言えませんが
それがまた私好みで、自然のまま熟した実を
摘めるのはとってもうれしいことです!
味噌作りと梅干し作りは私が大事にしている行事。
今から漬け込めば、山の畑の赤じその成長とちょうど釣り合います。
それが離れた地域のものを使うと赤じそとの成長が合わないのです。
地産地消を目指す私としては、
このリズムをこれからも大切にしたいなと思っています。

ベニシジミ。(7/12*水)

2006-07-12 | 生き物大好き!
ベニシジミは、身じかにどこにでも飛んでいる
チョウですが色も形も可愛い蝶です。
シジミチョウの仲間は大きな目がチャームポイント!
医王山に行ったときには
道ばたに生えているヒメジョオンがお気に入りらしく
近づいても蜜を吸うのに夢中のようでした。

今の季節、医王山ではいろんなシジミチョウが
この花の蜜を吸いにきていました。
小さな蝶なので見過ごすことも多いかもしれませんが
立ち止まってよく見ると、あまりの可愛さと美しさに
きっとファンになる人も多いと思います。

オカトラノオ。(7/11*火)

2006-07-11 | 植物大好き!
医王山で、美しく咲いていたのはこのオカトラノオです。
この花がたくさん咲いている場所では
ヒョウモンチョウが吸蜜に来ていました。
この時期、山は花が少なめなので
きっと虫たちにとってはありがたい花なのでしょう。
花がトラの尾のようだからとついた名前らしい。
覚えやすいネーミングですが、
勇ましいその名よりずっと清楚な感じがします。

近場の卯辰山ではもう花が終わりごろですが
ここでは今が花盛りです。

ミドリヒョウモン。(7/10*月)

2006-07-10 | 生き物大好き!
朝、友人がやって来て今から山に行くというので
仕事をちょっと休んで医王山まで一緒に行ってきました。
今日の金沢は蒸し暑くて苦しいほどです。
山に着くと、空気が涼しくて気持ちいい!
植物の力を感じます。今の時期は鳥の姿は
あまり見ることができませんがそれでもキビタキや
ウグイス、ホトトギス、ホオジロの声がします。
夏日のようなのでチョウやトンボがあちこちで飛んでいます。

さっそく飛んでいる蝶を網をふって捕まえてみました。
今日はこのミドリヒョウモンがたくさん飛んでいます。
こうして手にしてみると生き物の鼓動が伝わってきます。
間近で眺めると飛んでいるときと印象がまた違います。
手を離すと元気にサァーと飛んでいきました。
小さくてかわいいシジミチョウもたくさん見かけました。
ちょっとの時間だったけどやっぱり山はいいなぁ!

朝顔「小花紫」。(7/9*日)

2006-07-09 | 植物大好き!
今年もにぎやかに咲いてくれているのはこの朝顔。
数年前、散歩の途中で見つけてからお気に入りになりました。
それが縁あって、我が家で咲き始めて6年目!
毎年会えるのがうれしい花です。
その頃は名前が分らなかったので自分で命名しました。
その名は「小花紫」。
今、調べるとマルバアサガオの一種らしく
この花は名前ではなく番号がふられていました。
やっぱり番号よりも名前がいいな!ということで
この「小花紫」という名は私の中では健在です。

普通の朝顔より少し小さめの花で
色は白と紫でいろんなバランスの花が咲きます。
紫が多い花、白い色が多い花、2色のバランスが5分の花。
写真はバランスが5分の花でしょうか。
毎朝、その花の中から自分の好きな花色を選びます。
ただそれだけのことなんだけど、それが楽しい!
朝は子どもたちとどの花が好き?と選びっこしています。

ブルーハイビスカス。(7/8*土)

2006-07-08 | 植物大好き!
冬の寒さでいくつかの鉢植えが駄目になったので
整理してリフレッシュ!春に新しい花をいくつか加えました。
その中の一つがこのブルーハイビスカスです。
ブルーというよりパープルのように見えますが
赤いハイビスカスに比べて花も小さくやさしい感じです。

買ったときはまだ蕾が出ていなかったのですが
今は毎日のように咲いてくれています。
なぜだか夏は南の花が恋しくなります。

カラスアゲハの蛹。(7/7*金)

2006-07-07 | 生き物大好き!
金曜日の夕方、蛹になる準備を始めた幼虫は
カゴのへりにくっついたまま動きません。
この色形からするとカラスアゲハの幼虫らしい。
土日は出かけるので、帰ってくる頃には
もうサナギになっているだろうなぁ!と思って出かけました。
ところが日曜日の夕方帰ってきたときもそのままの状態。
この形のまま死んじゃった?・・ミイラになっちゃう?・・

その心配をよそに次の日の月曜の朝、
ちゃんと立派なサナギに変身していたのがこの姿です。
先日のスジグロシロチョウと比べると
サナギになるのにかなり時間がかかるのがわかりました。
さて、グリーンが美しいこのサナギ。
中から黒くて大きなきらめく色の蝶が出てくるなんて
何だかわくわくしてきませんか。

カラスアゲハの幼虫。(7/6*木)

2006-07-06 | 生き物大好き!
家の横の小さなカラスザンショウについていたアゲハの幼虫。
体全体が緑色っぽく、ナミアゲハとは違いがありました。
終齢幼虫の体にも黒いポイントが左右に2個あるだけです。
そして、臭角の出しかたから、
ナミアゲハよりずっと神経質な感じがしました。
こうしてアップで改めて見ると
頭の下に微妙な線画のような模様が見えますね。

葉を全部喰い尽くしていたので
このままでは生きられないと思い
子どもが飼っていたアゲハの飼育箱の中に入れました。
するとブーイング!「お母さんの幼虫、勝手に入れないでよ!」
と叱られてしまいました。
飼育箱の中に入れたものの、どうしてもサンショウの葉では
不満足らしく食べようとしません。
それで、カラスザンショウ探しのために山へ行きました。
それからも葉が消えるたびに山へ採りにいくはめに。
先週の金曜日の夕方、やっと蛹になる準備を始めたようでした。
(明日につづく)

新聞投稿「びわ酒づくり」。(7/5*水)

2006-07-05 | 新聞投稿大好き!
今日はフリーテーマで投稿したものです。
写真は我が家の庭のびわの実。今年は不作で実が少なかったです。
この季節、この「びわ酒づくり」が私の恒例行事となっています。
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 果実酒作りは季節を楽しめるので好き!それぞれが薬効成分があるので副作用のないお薬としてもいいようだ。四季折々の自然の恵みを漬け込むと生では食せない果実なども健康のための薬用酒となる。我が家には、グミ酒、アケビ酒、山サクランボ酒、ゆず酒、カリン酒、梅酒、ビワ酒、マタタビ酒などが並んでいる。リカーに漬けると果実の色の変化も楽しい。色の濃い山サクランボ酒などは、日が経つと色がピンクから赤、赤紫に変わっていく。
 その中でも私の一番のお気に入りは何といってもビワ酒である。ビワの種からしみ出してくるこの上品な何とも言えない味わいは一度飲んだらやめられない。庭にビワの木があるので小さな実はみんなこのビワ酒に漬け込んでしまう。ビワの葉も薬効成分が高いので一緒に漬け込む。もうすぐ色づくビワの実を眺めながら今年もびわ酒を作るのを楽しみにしている。機会があればこのビワ酒づくり、ぜひお試しあれ!

フクラスズメの幼虫。(7/4*火)

2006-07-04 | 生き物大好き!
以前はこんなイモムシを観察するのは苦手だったかも・・。
私は進化しているのでしょうか?

畑の草を整理していて、こんなイモムシに会いました。
大きくて怖い?でも模様が素敵です。
まるで織物の模様のデザインのようです。
昔の人はこんな自然の生きものからヒントをもらって
図案化していたんじゃないかと常々思っています。

カラムシがどうも食草のようでこの子のために抜くのは止めました。
驚いたらしく体の上体を背に反らせ、左右にブルブル振っていました。
威嚇しているようです。帰ってから調べてみると
フクラスズメという蛾の幼虫でした。
成虫は茶色の三角の形をしたちょっと大きめの地味な蛾です。

いつもイモムシが面白いなぁ!と思うのは
成虫とのイメージのギャップです。
蛾だって卵から成虫になるまでどんどん変化していって
キラキラ輝いていると思うなぁ!
あらっ、いつの間に嫌いだった蛾の気持ちになっているんでしょう?

千里浜なぎさドライブウェイ。(7/3*月)

2006-07-03 | 自然大好き!
日本海の海の風景を見たいというリクエストにお答えして
今日は土曜日の千里浜なぎさドライブウェイの写真を載せました。
ここの浜の砂は細かくて沈まないので波打ち際のそばまで車が走れます。
全国でも数カ所しかない美しい砂浜らしく
ユーミンが石川県に来て車でここを走るのが夢だったとか。

梅雨時で北陸特有のどんよりした空と海の色です。
でも風は気持ちよく波のよせてはかえす音だけが
波打ち際に響いていました。
遠くの方は波のしぶきで霧がかかったように視界がぼけていました。
砂浜を歩きましたが、この日は人影もなく引き上げられた漁船と
カモメがたむろしているだけでした。
地球温暖化でこの砂浜も近い将来消えてしまうと聞きました。
そうならないように私たちは個人レベルでも
できることをやっていきたいですね。

ビーチグラス。(7/2*日)

2006-07-02 | 自然大好き!
だんなさんの実家のある能登半島の能登島へ
昨日の夕方から遊びにいきました。
曇っていましたが、久々に見る広い海と空の風景です。
行く途中でアサリを砂浜で捜しましたが採れませんでした。
それでも素足になって波打ち際を子どもと歩くだけでも
気持ちいいひとときでした。
今日は雨が降ったり止んだりのお天気でしたが
岩場で岩にくっついている小さなカキ貝や巻貝とりをしたり、
クマ笹を採ってきて押し寿司づくりをしました。
だんなさんは海で久しぶりにキスを釣って喜んでいました。

能登島のいつも貝とりをする場所には
ビーチグラスがたくさん落ちています。
ビーチグラスは海に捨てられたガラス瓶などが海流に運ばれて
幾度となく波にさらされて角が丸くなったものです。
貝の破片とともにきれいなのでいつも拾ってしまいます。
このビーチグラスの涼やかな色を見ていると
今にも波の押し寄せる音が聞こえてきそうです。