しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

ツマグロヒョウモン羽化。(11/15*水)

2006-11-15 | 生き物大好き!
10/19にサナギになったツマグロヒョウモン。
毎日眺めていましたが、とても暖かだった昨日見ると
黒い体の金色の粒から輝きが消えていました。

もうサナギになってから1ヶ月近く。
このまま冬に突入して、昨年見つけた3頭のように
蝶になれずに死んでいくのか?と思っていましたが
どうやらちょっと期待してもいいのかも・・・
しかし、昨夜からすごい雨、雨の日に羽化するのかな・・?
そんな事を思いながらムニャムニャ・・・と眠って朝を迎えました。

朝、さっそく玄関の鉢植えを見ると、何と雨の中もう羽化していました。
羽を乾かせるように家の中に入れると気温が低いせいかじっとしています。
きれいな♀の個体でした。どうしてなんでしょう?
蝶は大体♂の方がきれいなのにこの蝶は♀の方がきれい!

今日の晴れ間に飛び立てるといいのですが。
これからどんな旅に出て行くのか、ついていきたい気持ちでいっぱい!
でも私には羽がないもんね。今回も心を込めて見送る事にしましょう。
この旅立ちに祝福あれ!

ヤツデの花。(11/14*火)

2006-11-14 | 植物大好き!
ヤツデというと何だかちょっと暗いイメージのある植物なのですが
それはお庭の隅っこに植えられたり、木陰でひっそりと
佇んでいる姿を見てきたからなのでしょう。
主人公にはならない雰囲気をどこか感じていました。

そんなヤツデの花は今が満開!
お散歩の途中で見つけて近づいてみると
バカに明るいではありませんか!
まるではじけて踊って爆発しているようでした。

しばらくヤツデの花を見ていると
やって来るのはかわいい蝶や蜂でなく、なんとハエ!
見ているとあちこちから飛んで来てこの花に止まっています。
類は類を呼ぶって云うので、
やっぱりイメージを挽回するのは難しいかもなぁ!

でもこの花の明るい姿、
私は好きになりましたよ。

ヌルデの紅葉。(11/13*月)

2006-11-13 | 植物大好き!
朝、川沿いを歩いているとひときわ目を惹く
紅葉した木。近づいてみるとヌルデの木だった。
同じ木でも場所によって色づき方が違う。

このヌルデの木は、ウルシの仲間。
かぶれてしまう人もいるという。
葉脈に翼がついているのでとても覚えやすい木です。

このヌルデにヌルデシロアブラムシが寄生すると
大きな虫こぶを作り、その中の黒色したアブラムシが
黒色染料の原料になり、白髪染の原料やインクそして
かつては未婚女性の習慣であったお歯黒にも用いられたそうです。

虫コブでさえ、そんなふうに利用していた昔の人は
とても自然と近い生活をしていたと思いませんか。

銀杏の実。(11/12*日)

2006-11-12 | 植物大好き!
そろそろ耐えられない寒さが押し寄せて来て
今日、我が家では石油ストーブを出しました。
お天気はみぞれや雨が降ったり止んだりの一日。

晴れ間に小6の娘を誘って銀杏とりに出かけました。
この季節恒例の?我が家の行事です。
銀杏並木にたどり着くと
今年はまだ葉っぱがフサフサついていました。
去年の今頃はもうずいぶん葉っぱが散っていましたけど。

バケツとビニール袋と割り箸とゴム手袋。
毎年の学びの結果、用意周到です。
落ちているかな?と期待して近づいてみると
オレンジの実が落ちてる落ちてる!
匂いの強いその実をつぶして種を袋に入れていきます。

どれだけ欲張っても、座った腰が痛くなったり
風で体や手が寒くなったりして
ある程度のところでいつもギブアップ!
そんな量がちょどいいのかもしれません。

さぁ、これからの季節、ストーブの上で
銀杏の実を焼いて食べるのがこれからのお楽しみです。
焦げ目のついた熱い殻をむいて出てくるのは
グリーン色したネコの目のようなきれいな実です。

今年も銀杏の木の恵みに感謝です!

ツルムラサキの花。(11/11*土)

2006-11-11 | 家庭菜園大好き!
朝から雨の一日。午後から山の畑に行ってきました。
まだ元気に咲いていたのはズッキーニの黄色い花。

そして、ツルムラサキの花も咲いていました。
咲くといってもほとんど花を開かせずに
このまま紫色の実に変化していきます。

その実を採ってまた来年の5月頃に植えるのです。
家庭菜園で作るには、熱帯地方の植物なので
最初の成長が遅いのがちょっと難点です。
葉はツルツルしていてもっちりと
見るからに美味しそうな葉です。
生でこのまま食べてもなかなかいける味で
私は畑で結構これをつまみ食いしていました。

お料理方法は、茹でてしょうが醤油あえが多いかな。
茹でるとぬめりが出てちょっとクセのある味なので
子どもたちにはあまり人気がないのですが私は好きです。
また来年も会えるのを楽しみにしている野菜です。

そして、こうして見るとなかなかスクッと芸術的な花の姿ですよね。

お茶の花。(11/10*金)

2006-11-10 | 植物大好き!
今、満開に咲いているお茶の花を見つけました。
おしべがこんなにたくさんある小さな花です。
椿の仲間なので雰囲気は似ていますが
こちらは花の大きさは2cmくらいです。
花は枝の下向きに咲いています。
匂いを嗅ぐとほんのりいい匂いがしました。

お花のそばに実を見つけたので
ポッケに1個入れました。ドングリの背を
縮めて艶を消したような実です。

晩秋に咲くこのお茶の花は
お茶の産地では刈り取られて花は見れないそうです。
他のお花が消えていく中で満開を迎える茶の花は
この季節、とてもうれしい花です。
それに上品でとてもかわいい!

昨日はツグミの仲間のマミチャジナイをたくさん見ました。
今日はアオゲラのペアに会えました。
秋のお散歩はなんて楽しんでしょう!

ナスタチュームの花。(11/9*木)

2006-11-09 | 植物大好き!
毎年必ず植えたい花のひとつがこのナスタチューム。
いつも種から育てるのが好きです。
初夏にオレンジや黄色のたくさん花を咲かせました。
一度暑さのためか元気をなくしていたのですが
気温が下がり始めた今、また花を咲かせ始めました。
今回の花はオレンジに黄色が混ざったような不思議な色をしています。
葉っぱだけでも丸くて蓮の葉が小さくなったようで、充分かわいい。

いつだったか写真で見たのですが
大好きな画家モネのお庭には
このナスタチュームが這うようにして花を咲かせていました。
それはそれは見事でした。
絵を描きながら絵が売れると庭師を呼んで
お庭の手入れをしていたというモネは
まるでお花のために絵を描いているような人だったのでは?

このナスタチュームを見ていると
いつの間にかそんなモネのお花畑の世界に入っていくのです。

葉はピリッと辛みがあってサラダなどに使います。
お花はもったいなくて食べれなかったのですが
今夜は華やかに飾って食してみようと思っています。

桐の実。(11/8*水)

2006-11-08 | 植物大好き!
小さい頃に馴染んだものは大人になってからも
何故だかずっと親しい感じがしますよね。
私にとって桐の木もそんなもののひとつです。

背が高くて大きな桐の木は
成長が早くて、あっという間に大木になります。
それを子どもの頃の私は眺めていました。

紫色の花が華やかに咲く頃、青い実をつける頃、
種が飛んでいった後の茶色く開いた実と葉を落とした姿。

大木の桐の木はいつの間にか遠くから見るだけの存在になっていたのですが
散歩の途中で思いがけず手に届く高さの桐の実を見つけました。
きっと強風に吹かれて倒れ込んできたんでしょうね。
青い実を手に入れるというこのチャンスを逃すはずもなく
さっそく、このまだ青い実を一個手にとって割ってみました。
中から出て来たのはたくさんの種。
ウバユリの種をとても小さくしたような
サラサラした種がいっぱい詰まっていました。
こんな種が入っていたんだ!とちょっと新しい発見でした。

初みぞれ。(11/7*火)

2006-11-07 | 自然大好き!
昨夜から金沢では雷が鳴り響き、いよいよ冬の到来。
こちらでは雷が鳴り響く度に冬がのっしのっしと近づいてきます。
あまり大きな雷に、私みたいに寝不足の人も多かったのでは?
そして、この雷は「ブリ起こし」ともいわれ、ブリなど海の
冬の味覚に脂が乗り美味しくなってくるという合図でもあります。
もうすぐ香箱ガニ(ズワイの♀)も手頃な値段になるはずです。

今日は朝から強い風や雨が降ったり止んだりで
ついにみぞれまでパラパラ落ちてきました。

ずっと秋晴れのあたたかい日が続いていたので
今年は冬の到来が遅いのかな?と思っていたのですが
その期待はちょっと甘かったようです。

娘の小学校で集まりがあって行ってきましたが
私の母校でもあるこの小学校。
大好きな中庭の風景もすっかり冬の準備。
黄色やオレンジのマリーゴールドだけが元気そうでした。

昨年は油断したところに12月に突然大雪が降り
ハイビスカスやランタナなど南の花たちは散々でした。
今年は早めに家の中に入れてあげようと思います。
虫たちの季節も、もう終わりかと思うと何だか寂しいなぁ!

クサギの実。(11/6*月)

2006-11-06 | 植物大好き!
山を歩いているときれいな実に出会います。
白いお花が咲く時のイメージとはずいぶん違い
反り返ったガクの赤色と青紫の実のコントラストが美しい!

クサギというこの木は、臭木とも書きますが
やっぱりちょっとかわいそうな名前の木です。(笑)
葉っぱを揉んで匂いを嗅ぎますが
私は臭いとはあまり感じないのですが、みなさんはどうですか?
道端で見かけたら匂いを嗅いでみてくださいね。

葉はゆでれば食べることができ
若葉は山菜として利用されるそうです。
果実は草木染に使うと絹糸を鮮やかな空色に染めることが
できるというので一度試してみたいです。
見てたのし、遊んでたのしい木ですね。

霧の朝。(11/5*日)

2006-11-05 | 自然大好き!
昨日は午後から能登の方でガールスカウトの研修会に
ワークショップの講師を頼まれたので行ってきました。
テーマは『幸せ』。30人くらいの中高校生のグループに
ゲームなどを通して心と体をほぐしながら
テーマについて考えてもらうというものです。
今の便利快適な社会と幸せがどう結びついているのか
いないのか、それを考えてほしいと思いながら進めました。
自分の意見を声に出して相手に伝えていく作業をすることは
若いこの子たちにとって、これからの大きな力に
結びついていくように感じました。
ガールスカウトの場は初めてでしたが
そんな場所は今のこの社会にとって貴重な場所のひとつかもしれません。
それも無事に終えてホッ。声をかけてもらった友人にも感謝です。
こういう場を作るお手伝いが出来るのは私も本望です。
よりよい社会に向けて手渡したいものがたくさんあるから。
いい時間を過ごせて私も楽しかったです。

その後は久しぶりに家族で能登島のだんなさんの実家に帰りました。
久しぶりにお鍋をつつきながらの時間は楽しかったです。
お義母さんやお義兄さんやお義姉さんたち、娘たち3人もワイワイ。
私が自分の実家以上に家族を感じる場所です。

今朝起きると、海に囲まれた能登島の朝は白く霧がかかっていました。
散歩に出かけると朝の太陽も白い霧の中、
もやに包まれて幻想的に昇り始めていました。
霧の中のお散歩をこころゆくまで楽しみました。
渡りの途中なのでしょうか、
白鳥の声がもやの空の方から聞こえてきました。

先輩との再会。(11/4*土)

2006-11-04 | 人間大好き!
昨日は美大祭に行ってきました。
学生たちの模擬店が並んでいて、食べものや手作りの作品が
即売されていたりとブラブラと歩いていて楽しい時間でした。
校内では、作品展もしているのでぐるっと見てきました。
課題で作ったと思われる映像作品なんかが
とても面白かったです。時代を感じるなぁ!

夜は学生時代にとてもお世話になった先輩が東京から
金沢に来るというので、もう何十年ぶりで会うことになりました。
私は学生時代に、先輩の彼と時間も忘れてよく語り合いました。
デザインのこと、学生生活のこと、社会のこと、生きるということ。
気がつくと夜明けまで話したこともありました。
先輩と後輩、あんなに純粋に子弟関係を結べる相手なんて
そういないんだと、大人になってから気づきました。

昨日も6時から10時半まで、あっという間に時間が過ぎました。
私が忘れてしまっていたことを相手が覚えていたり
私が覚えていることを相手が忘れていたりと
人の記憶を持ちよると思いがけないあの頃の自分に
出会えて面白いものです。

そんな中でどうして私が学生時代に
あんなに彼から影響をうけていたのかが
何だか分ったような気がしました。

それは、長い間離れていたのに
今感じていることや、やろうとしていることが
同じ方向、同じような価値観だったことに
つながっているのかもしれません。
本質的に魂が求めているものにきっと共通項があったのです。
そして、あの頃いつも彼は私の一歩前を歩いてた。

そんなことを感じながら話をしていました。
今度はいつ会えるのでしょうか。
もし会えなくても、先輩が同じような思いで生活している
と思うだけで、私も頑張らなくちゃ!と心新たにそう感じるのでした。

(写真:学生の作品のケーキ/
 どうも最初のマネキンは不人気のようだったので変えました*笑)

ワカバグモの補食。(11/3*金)

2006-11-03 | 生き物大好き!
明日は久しぶりに押し寿司作りをしようと思い
山へクマザサを採りに行った。

山へ行くとあちこちからツグミの声が聞こえる。
去年はツグミがどか雪の後、
見れなくなって寂しい思いをした。
道の途中に座り込むと数羽づつとぎれずに
向こうの山の方から飛んでくるのがわかる。
ククッ、ククッという声はちょっと寂しげな声だと思う。

クマザサを見つけながら歩いていると
一匹の若葉グモが獲物を捉えたらしく
誇らしげに私に見せた。(と思った:笑)
待ち構える姿はあちこちで見かけるが
そういえば獲物を捕らえた姿は初めて見たかも!
上品なワカバグモが今日は何だか逞しく見えました。
さぁ、自分より大きな体の獲物は
食べごたえがあるのかな。

遊びタイ展。(11/2*木)

2006-11-02 | 私の作品
私の母校、金沢美術工芸大学が今年、
開学60周年を迎えたので記念展がメジロ押し。

全同窓生によるネクタイを自由に発想、デザインした『遊びタイ展』
が金沢21世紀美術館で始まったのでさっそく出かけて来ました。

私もサンコウチョウをデザインして出品。
イメージは仕事しながらも野鳥とともに過ごせる喜びです。
サンコウチョウは『ツキヒ~ホシ~(月・陽・星)ホイホイホイ』と
聞こえる声から三光鳥とも書かれます。
尾の長いサンコウチョウと
月、太陽、星を使ってデザインしてみました。
色彩イメージはサンコウチョウがやってくる東南アジアの森です。

いろんなアイデア、手作りのもの、
実際には使えないネクタイなどいろいろ。遊び心が
ズラッと並んだネクタイを見ていると何だか楽しくなります。
(お好みのものがあれば一律3000円で各1名のみ買うこともできます)

また、金沢市民芸術村では同窓生による
デザイン、絵画、工芸、彫刻の作品展示の
『けやき展』も催されています。
こちらにも今回、木版画『ワタリガラスの神話』を出品しました。
どちらも5日(10時~6時)まで。
芸術の秋を鑑賞しに、ぜひお出かけくださいね。

オンブバッタ。(11/1*水)

2006-11-01 | 生き物大好き!
家の前に植えた青じそが今年は大株になって大成功!
それを喜んだのは私ばかりでなく
このオンブバッタも同じ思いだったらしい。無農薬でしかも、
食べても食べてもひるまずに大きく元気に成長する
この青じそのおかげで抹殺されることもなくここまで生き延びた。

そして、いよいよ交尾の季節。
背中に乗った小さなオスは
メスを独り占めするために背中から降りないらしい。
背後霊か、はたまた鬼太郎の父ちゃんのように
体に乗られたままでメスはよほどの包容力があるらしく
オスを背中に乗せたままピョンピョン跳ねる。
似ているショウリョウバッタは飛べるが
オンブバッタは跳ねるだけ。
行動範囲もきっと狭いんですね。

クモやトカゲなどの天敵に食べられながらも
ここまでたどり着けためでたい?カップルです。