しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

ホタルガ。(7/12*月)

2010-07-12 | 生き物大好き!
葉っぱの上にとまっていた美しい蛾はホタルガ。
触覚を休まずグルグル回していたのはどうしてでしょう。

ホタルに似て、頭部が赤くて体が黒いことから
名付けられたというけれど、大きさから見ても
ホタルとはほど遠いような気がします。

幼虫はサカキやヒサカキの葉を食べるといいます。
黄色が目立ち、成虫とは全然違う色をしているのが面白いな~!
私には黒いドレスを着た淑女のように見えます。

ヨツボシモンシデムシ。(7/11*日)

2010-07-11 | 生き物大好き!
テンかイタチの糞に来ていたのは、ヨツボシモンシデムシ。
死体の掃除屋さんのシデムシは、
「死出虫」とか「埋葬虫」と書くらしいが、その名の通り
ほとんどが動物の死体に依存して生活をしている。
黒いシデムシは何度か見たことがありますが
こんな鮮やかな色のシデムシは初めてみました。
首の後ろの丸い部分が銅板の模様のようで面白い。

調べてみると、雌雄のつがいが幼虫を飼育するという
とても珍しい甲虫らしい。
口移しでエサを与えたり、チィチィと声を出して
幼虫をエサのある場所に誘うという。
そんなシデムシは昆虫学者のファーブルの興味をいたく刺激したらしく
彼は、さまざまな実験をして習性を調べたらしい。

けど、この「シデムシ」という名は小説で読んだ記憶のせいか
私にとっては、何だか近寄りがたい不気味さがあります。

水辺の外来種調査。(7/10*土)

2010-07-10 | 自然大好き!
(*アメリカザリガニがいっぱい釣れました)

(*説明を受ける参加者たち)
今日は自然観察会「水辺の外来種調査」に出かけてきました。
場所は、夕日寺自然公園のトンボサンクチュアリでした。
参加者は大人や子どもを混ぜて18名、スタッフが8名で計26名。
20種類のピックアップされた外来種の説明や
今年の生物多様性年COP10の説明もあり、
なかなか充実した内容でした。
私は現地の自然案内人としての参加で、
二つのグループに分かれての観察でした。

(*みんな真剣にザリガニ釣りに挑戦!)

ゆっくり時間をかけて植物や生きものたちを観察。
ハルジオンやセイタカアワダチソウなど
ここでも外来種がたくさん見られます。
池では、会いたかったギンヤンマが悠々と飛び回っていました。
最後には「待ってました」と、外来種のアメリカザリガニ釣り。
なんと、たくさんのザリガニが釣れて、子どもたちは大喜びでした。

(*トノサマガエルも捕まえたよ)

(*シオカラトンボもいたよ。観察したらちゃんと逃がしたよ)

朝の8時過ぎの集合から、最後のスタッフたちでの
反省会が終わったのは午後の2時過ぎでしたが
私にとっては若いスタッフたちとの、
目新しい刺激のある時間となりました。

(*小さな小さな栗のイガ)


(*最後はみんなで記念撮影をしました)

自然観察会、下見。(7/9*金)

2010-07-09 | 自然大好き!
(*バケツの中には大きなザリガニが入っていました)

明日の本番に備えて、今日は大学の授業のあとで
友人と待ち合わせて、自然観察会の下見に出かけました。
東京からのスタッフ4人、自然保護協会の友人と私の6名で
打ち合わせをしたあとで、明日の予定のコースを歩きました。
午後からものすごい激しい雨が降ったのですが
何とか雨も上がり、水辺を散策することができました。

テーマは「水辺の外来種」。
池でタモを持って何かを捕まえている人に声をかけると
バケツの中のアメリカザリガニを見せてくれました。
明日はザリガニ釣りもする予定なのですが、釣れるかな~?
雑食のアメリカザリガニは在来種である
トンボのヤゴをみんな食べてしまうので困り者。
ここではザリガニ釣りを推奨しています。

(*ヤゴの抜け殻も見つけました。大きいのでギンヤンマかな)

(*ゴマダラカミキリも見つけたよ!)

(*池の周りでは、まだ尾のついた小さなカエルが飛び跳ねていましたよ)

シロコブゾウムシ。(7/8*木)

2010-07-08 | 生き物大好き!


晴れた日はもう暑くて朝は歩けない。
なので、今日は夕方のお散歩!
ご近所の人が「一度一緒に歩いてみたい」と
云われるのでお誘いしました。

先日、小さなコフキゾウムシを見つけたクズの葉の上で
今日は大きなシロコブゾウムシを見つけました。
こちらは、体長15ミリ前後だから3倍くらいの大きさですね。
この子も同様、マメ科の植物が好物とみえます。
ゾウムシと云われながらも、象のような鼻はなく
私はイカの顔のように見えます。
体つきはまるでロボットのよう・・。
粉がふいて白く見えるけど、本当は黒い体らしい。

こうしてグリーンの葉にとまっていると目立つけど
木の幹にとまると、一体何処にいるのか
見つからなくなるみたいですよ。

ゾウムシの目は、やっぱりとてもかわいいのだ~☆

ネジバナ。(7/7*水)

2010-07-07 | 植物大好き!
お散歩道の川沿いで見つけたのはこのネジバナ。
螺旋状に花が咲く独特の風貌で、
さすがにラン科の植物だけあって気品があり美しい。
花をアップにしてみるとピンク色と白色のコントラストが
華やかな印象を与える。

ときどき山野草として売られているが
誰かが掘り起こして売るのだろうか?
花は自ら選んだ、その花の好きな環境で咲く姿が
一番美しいと思う。

コフキゾウムシ。(7/6*火)

2010-07-06 | 私の作品


梅雨の晴れ間。昨夜の金沢は
Tシャツ1枚では寒いくらいの気温でした。
今日も陽射しは暑くても風が心地いい。

クズの葉の上にいる小さな虫を見つけました。
よく見るとゾウムシのようです。
2匹でくっついて交尾中のようです。
5ミリ前後のこの虫は、コフキゾウムシ。
粉がふいたように表面が白いです。
目がなんとも云えずにかわいい~☆
クズやマメ科の植物の葉を食すらしい。 



ネムノキの赤い花が咲き、いい香りがします。
1年の半分も過ぎ、季節が動いているのがわかります。
もう少しで夏本番、楽しい夏を思いきり味わいたいものですね。

野鳥の授業。(7/5*月)

2010-07-05 | 野鳥大好き!
(*授業が終わったあとも子どもたちの興味はつきません)

今年も小学校1年生の授業に行ってきました。
国語の教科書の中の「とりのくちばし」と云うテーマを
膨らませるために、担当の先生からの依頼で
野鳥の話やクイズで楽しく学んでもらおう!というものです。

今年で3回目。かわいい1年生たちに会えるのが私も楽しみです。
クラスみんなの元気いっぱいの声で教科書を読み上げてもらったあとに、
野鳥関係の宝物を入れた私のリュックの中味を紹介し、
それから私と野鳥との出会いなどをお話ししました。
用意した野鳥のイエスノー・クイズで野鳥たちの謎を考えていきます。
そして質問タイム。みんな目を輝かせて授業に参加してくれました。

3クラス、アッという間の時間でした。
子どもたちのパワーはすごいすごい!
体いっぱいのなんて大きな声が出るんでしょう。
私も子どもたちに負けないように、もっと大きな声が
出せるように練習しなくちゃ!と思いました。
今年も楽しい時間をみんなどうもありがとう~☆

ヨーガ療法。(7/4*日)

2010-07-04 | イベントのお知らせ!
知人から市民公開講座の「ヨーガ療法」のチラシを
もらっていたので、興味があったので行ってきました。
ヨガという言葉は知っていても
体験するのは初めてでした。

ゆっくりと体を動かし、呼吸と連動させていきます。
会場では約300人の市民が集まり、ヨガの人気を物語っていました。
基本的には、「自分の体の声を自分で聞く」ことが大切だそうです。
特にストレスを溜め込む心身症に効くようですよ。

ここでいくつかのポーズを覚えたので
これから少しトライしてみようかな。
ゆっくりとした動きの中で少し体がほぐれたように
感じましたがゆったりとした時間の中でやるヨガは、
人間本来のリズムを取り戻すいい機会、
忙しい現代人にとっては大切なものなのかもしれません。

絵画技法・デカルコマニー。(7/3*土)

2010-07-03 | 私の作品
(*イラストとして仕上げたこの絵のタイトルは「ふたりの人魚」)

先日の大学での授業はデカルコマニーに挑戦しました。
デカルコマニーは絵画技法のひとつで
簡単に云えば紙を二つ折りにして
開いた片方に絵の具をのせ、
たたんでもう片方にも絵の具を押し付け
偶然にできるシンメトリーの色や形の世界を
楽しむというものです。
画家のオスカー・ドミンゲスが
この技法を作品に取り入れました。
特に、マックス・エルンストの作品は有名です。

(*こちらは蝶の形に切り抜いたもの。
  今は私のデザイン室にぶら下がっています)
さっそく私もデモストレーションで挑戦しました。
この日は時間制限もあるのでケント紙2枚にデカルコマニーをして
1枚をイラストとして仕上げ、もう1枚を蝶の形に
切り抜くというテーマにしました。

さぁ、出来上がった作品はどうだったかな~?

(*学生作品の一部。なかなかの秀作もありました)

(*蝶の形も自由自在。ステキな蝶たちが生まれました)

オオアオイトトンボ。(7/2*金)

2010-07-02 | 生き物大好き!
10日に自然観察会の助っ人を頼まれたので
今日は仕事を終えてから、仲間と下見に
夕日寺自然公園に出かけてきました。
公園の方とも、簡単に顔合わせをしてお話を聞きました。

それから当日のコースをゆっくり歩いてみました。
トンボサンクチュアリの池では親子連れが、
外来種であるアメリカザリガニを捕まえるために
釣り糸を垂らしていました。

池のあちこちでモリアオガエルの卵が見られ
遠くにシオカラトンボがとまっているのが見えました。
今日は、ギンヤンマに出会いたくて来ましたが
姿は見えませんでした、残念!そのかわり、
林の影になっている草地でイトトンボがたくさん飛んでいました。
辛抱強く近寄って写してみました。

手に捕りたくて一匹捕虫網で捕まえてみましたが、
イトトンボはこんなに小さくて細い生きものです。
メタリックな色が美しい、これはオオアオイトトンボ♂のようです。

子どもの頃、近所の家の大きな庭に忍び込んで遊んでいて
イトトンボの大群に出会ったことを時々思い出します。
とても嬉しかったので、その風景は今でも覚えているのです。
小さな生きものは、こんなふうに
いつも鮮やかに私の記憶の中で息づいています。

医王山・蝶の季節。(7/1*木)

2010-07-01 | 生き物大好き!
梅雨空が続く金沢です。
朝、友人からの電話で山歩きを誘われたので
慌てて仕事を仕上げて、ランチタイムは我が家で!
「どこに行きたい?」と聞くと「涼しい場所!」と云うので
行き先は医王山にしました。

登山口まで車で登ると、もうそこは涼風が吹く場所でした。
ヤマボウシの花が山を白く彩り、クロツグミやツツドリの声が聞こえます。
エナガやコガラの巣立ったばかりの若鳥たちが
にぎやかに通り過ぎていきます。

いつもの年より、花の咲く季節は遅く、
オカトラノオやトリアシショウマがまだ蕾のままでした。

山道をふわりふわりと飛んでいたのはアサギマダラ。
今年初の出会いです。3頭くらい見かけました。
どこかにとまるのを、立ち止まって待ちました。
やっととまってくれたのを写しました~☆
これから夏に向かって、また会えるでしょう!
今度はどこで出会えるかな。

(*ウツギの花にきたミドリヒョウモン)
今日はミドリヒョウモンやテングチョウもたくさん見かけました。
オカトラノオやヒヨドリバナ、
トリアシショウマが咲く頃にまた来たいものです。