しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

出水・ニュウナイスズメ。(11/21*月)

2011-11-21 | 野鳥大好き!

*けっこう近い電線にとまっていました。

ツルを観察していた場所の電線に鈴なりになっていたスズメたち。
よく見ると、普通のスズメと顔の模様が違います。
黒い斑のない、この子たちはニュウナイスズメ。
どうしてこんなに仲良しなのかと思うくらい
くっついて並んで、飛び立つときも、みんな仲良く一斉に。

私の住む金沢では、五月頃にキゴ山などで見かけます。
冬は南に移動して農耕地や河原に群れでいますが
ここ出水では、保護区なのを知っているのか田んぼの
2番穂もたわわで、たくさんの数のニュウナイスズメたちが
ほんとに過ごしやすそうにしていました。

野鳥たちのためには、人が近づかない環境が
本当に大切なのだと改めて感じました。

*とても広い範囲を寒冷紗で囲んでいます。それでも
 到着したばかりのツルたちは用心深く落ち着かず、
 最初は500m以上も離れた場所に降り立つそうです。
 こんな場所がニュウナイスズメなど
 他の野鳥たちも安心できる場所のようです。
 (手前左は観察舎横のツルの像)

石川県森林公園で野鳥観察会。(11/20*日)

2011-11-20 | 野鳥大好き!

毎年担当している、石川県森林公園での野鳥観察会。
昨夜からの雨で今朝もどしゃ降りだったので
どうなることやらと思いましたが、
なんと、探鳥している間だけ晴れてくれました~☆

それでも風が強く、鳥の声も例年よりずっと少ない。
暖かいせいか冬鳥たちがやってくるのがずいぶん遅いようです。



それでもカマンニャチ池が見える観察小屋からは
たくさんのマガモの姿を観察することができました。
遠くにはハシビロガモの姿もチラホラ。
鳥見初心者が多かったので、じっくりとマガモを
プロミナーに入れて観察していただきました。

*帰り道、きれいに色づいたカエデの道。

*最後に全員で記念撮影をしました。

今回は今までで一番鳥の種類数が少なかったかも。
私が確認できたのは、マガモ、ハシビロガモ、ヒヨドリ、コゲラ、
エナガ、ホオジロ、ジョウビタキ、シジュウカラ、トビの9種でした。

出水・ミヤマガラス。(11/19*土)

2011-11-19 | 野鳥大好き!
電線にとまってくつろいでいるカラスたち。
よく見ると、いつも見かけるカラスたち(ハシボソやハシブト)ではなく、
クチバシが白っぽいミヤマガラスたちでした。




ミヤマガラスは冬鳥として日本に群れでやって来ます。
石川県でも時々見ることができますが
さすが渡りをするカラスだけあって、
群れの数や飛ぶ姿は迫力があります。


ここでも夕刻、空が暗くなる頃にはツルたちのいる田んぼから
すごい数のかたまりになって、私の立っていた頭上まで来て
飛び回ったので迫力満点!すっかり見とれてしまいました。
こんなにたくさんいたのだ~!とびっくり。
ツルに目をとられて、背の低いカラスの存在は
草の影であまり目につかなかったのです。

写真は写せませんでしたがコクマルガラスにも遭遇。
電線にミヤマガラスと一緒にとまっていましたが
体がずいぶん小さいのが特徴。とても変わった声で鳴いていて、
最初はカラスの声とは分からなかったくらいでした。

出水・カラシラサギたち。(11/18*金)

2011-11-18 | 野鳥大好き!
*コサギ(写真右)5羽の群れに+2羽混じっていたのはカラシラサギ(写真左)。
 足の黄色が写真では写せず残念。でもなかなか絵になっているでしょ。
 この川の堤防がお気に入りらしく、少し場所を移動しつつも離れずに佇んでいました。

ツルを見に行って会えた他の野鳥たち。
ここではサギ4種を紹介します。

*こちらはアオサギ。手前の枯れ草の色が美しい。
 この場所がお気に入りなのか、じっとしていました。


*こちらはダイサギ。バックのグリーンとの
 コントラストがきれいでした。

ツルたちの現実。(11/17*木)

2011-11-17 | 生態系トラスト協会ニュース
*たくさんのツルたちが飛んでくる姿は美しく、
 どれだけ見ても見飽きることがありませんでした。

今回、出水を訪れて知ったのはツルたちがおかれている現実。
ここ出水では、ツルは特別天然記念物に指定され、
ねぐらの整備や給餌などの保護策がとられているので
毎年一万羽以上のツルたちが越冬のため渡来しています。


*こちらがナベヅル。羽の色が濃く、
 鍋を焦がしたような色だからナベヅルなのだとか。


*こちらがマナヅル。ナベヅルより大きく、羽の色がグラデーションで美しい。
 本当のツル、という意味でマナヅルというそうです。


*時々披露してくれるダンスも見ていて楽しい。
 それにここはツルの声で溢れていて、日本の音百景にも選ばれています。

しかし、繁殖地のロシア辺りでは九州くらいの広さの沼が消え、
中国では農作物を荒らす鳥として殺されているそうです。
出水にたくさんのツルが集まってくるのは、裏を返せば、
人の保護がないと越冬する場所がないという厳しい現実。
かつては日本中に飛んで来ていたツルたちが、この場所にしか
たどり着けないというのは何とも悲しいことでもあります。

*ツル観察センター。私たちはこの隣の建物の
 食堂の屋上で観察しました。

大型の鳥であるツルは臆病で、出水でさえ
たどり着いたときにはびくびくしているそうです。
四国などに少数が降り立つツルの現実は、保護対策がないため、
見物人やカメラマンに追われたり、銃猟解禁のため
鉄砲の音におびえ、ほとんどが越冬できずに
飛び去ってしまうといいます。

ツルたちがなんとか生き延びられるよう、日本のあちこちで
越冬できるように対策がとれればいいのですが・・・。
生きものたちとの共生を考えるとき、(ツルたちの視点に立つと)
やはりあまりにも傲慢な人間社会のあり方が見えてきます。
この星は、一体誰のもの?

原生林の森を訪ねて。(11/14*月)

2011-11-16 | 生態系トラスト協会ニュース
*大きな大木が朽ちて、ゆっくり時間をかけて
 土にもどろうとしています。


鹿児島在住のお仲間の案内で、
牧場を経営している方のところへ遊びに行きました。
訪ねた方は、牧場に隣接する原生林を伐採する話が持ち上がり、
それをきっかけに原生林を守る活動をされてきた方です。
タブノキが中心らしい、その原生林を案内していただきました。


*森の中は落ち葉でふかふか。大きな木があちこちにありました。
 どれだけ森の中を歩いたでしょう。キノコも見つけたりして
 時間を忘れてみんなで歩いて気がつくともうお腹がぺこぺこでした。


*ひときわ貫禄のある見事な木。この木に名前をつけて、と云われてしみじみ眺める。
 「森の獅子」はどうですか?と聞くと「おお、それはいい!」と喜んでいただきました。
 大きな鹿のようにも見えました。


*これはどのくらいの太さ~?みんなで計っていきます。


*牧場からの眺めはこんなでしたよ。この森についての話や、
 今も続いている活動についてなど、いろいろとお聞きしてみました。



ツルの越冬地・出水へ。(11/13*日)

2011-11-13 | 生態系トラスト協会ニュース
ツルの視察で鹿児島県・出水に来ています。
初めて見るツルの越冬数は圧巻でした。


*駅ではこんなお出迎え。

今日は朝から日が暮れるまで一日中、
ツルがねぐらに戻ってくるまで観察していました。
寒冷紗で囲い込んでツルが安心できる場所を守っていました。
広い干拓地にたくさんのナベヅルと少しのマナヅルが飛来していました。
それはそれは、とてもにぎやかな声でした。
ここでは時間がないので、ちょっことだけの紹介になります。

イラスト仕上げ。(11/11*金)

2011-11-11 | 私の作品
18日〆切の「ざぶん賞」のイラストですが、
明日から仕事で遠出するので私の場合、今日が〆切日。

鎮守の森ギャラリーが終ってすぐに
取りかからないと間に合わない!
それから昨夜夜遅くまでかかってやっと仕上げて、
今日の午前中、気になる部分を修正し
大学の授業の前に提出して来ました、ホッ。

ざぶん賞は、地球や水をテーマに全国の子どもたちから
作文や詩を募り、入賞した作品に作家たちがイラストや絵を描いて
プレゼントすると云うプロジュエクトです。
友人に誘われて関わり始めて5年目です。

送られてくる文章2点に、それぞれイラストを描きます。
文章を読んでイメージしたものをイラストにします。
今回は、パステルと色鉛筆で仕上げました。


*「川の美しさを守るために」という文章のためのイラストレーション。


*「楽しい川、こわい川」という文章のためのイラストレーション。


大学は高台の上にあります。
授業が終って、窓の外を見ると周りの山々に雲がかかってきれい!
ちょうど雨が少し上がって夕焼けが見えました。
学生たちと、しばしの夕焼けを眺めました。
授業が終ると、もう陽が暮れるという日の短さです。

不思議な菌類?薬剤?(11/10*木)

2011-11-11 | 自然大好き!
*まるでスプレーで吹き付けたよう。

*松の木のけっこう高いところについてます。

いつものお散歩道、ふと上を見上げると
松の木に不思議なものがくっついていました。
色はちょっと薄めの明るい黄色。
菌類?何かの卵?それとも殺虫剤のような人為的なもの?
何だろう~?全然わからない。
これが何だか知っている方は、
ぜひ教えてくださいね。

今日は昔の仲間に別れを告げて来ました。
まだ幼い子が二人もいる40代のパパさん。
突然倒れてそのまま亡くなったそうです。
こんなことってあるのですね。
まだ信じられない気持ちでいっぱいです。
人生には、いつか終わりが来るのは誰でも知っているけれど・・。

改めて自分の日々を大切に生きたいと思いました。
彼が無事に天国にたどり着けますように~☆
あ~、言葉にならない。