昨秋の函館旅行の際に、 「展示物の燻蒸」 にて休館だった市立函館博物館五稜郭分館が、今年の11月で閉館となるそうだ。
← 観たかったのに・・・
函館奉行所復元に伴い、五稜郭の内部全体を当時の姿に合わせて整備するそうで、付属建築物である土蔵などの復元も行なうらしい。
なので現在、五稜郭内にある五稜郭分館は解体されるとのこと。
分館には箱館戦争関連の展示物が収蔵されているが、奉行所完成後は展示スペースがなくなるため、これらの展示物は本館に移されるらしい。
だとすれば、つくづく残念である。
11月の閉館を前に、五稜郭分館では収蔵資料を一挙公開する 「さらば五稜郭の星」 なる企画展を予定しているそうだ。
この 「さらば五稜郭の星」 は7月14日から9月17日まで公開の 「血戦! 戊辰戦争-東北・蝦夷地の戦い-」 と、10月2日から11月30日まで公開の 「さよなら これが五稜郭分館だ! -収蔵資料一挙公開! 見せます 最後の五稜郭-」 の2部構成。
(すさまじいネーミングだ・・・などと思ってはイケマセン 笑)
1部は、浪士組から分裂して京都から江戸に戻った新徴組や東北諸藩と、戊辰戦争の関わりなどを紹介。
2部は収蔵資料を中心に、1954年の北洋博覧会、 「五稜郭氷」 などの関係資料を展示するとのこと。
現在、函館博物館五稜郭分館の入口横にある、当時の箱館奉行所玄関の屋根は、復元される函館奉行所の建物に組み込まれるようなので、これは嬉しいですね。
今は屋根だけが地面に置いてある・・・ってカンジなので。
← 奉行所の屋根
ついでといってはナンだけど、復活する箱館奉行所に展示スペースを設け、所蔵資料が移設、公開されることを密かに (というか、思いっきり) 期待しております。
完成は2010年予定。
今のうちに見に行った方がいいのかなー。 行きたいなー。
でもあと3年我慢した方がいいのかなー。