7月16日午前10時13分。
その時私は、ダイニングテーブルの上に置いてあるパソコンをいじっていた・・・・。
一瞬、めまいかと思った。
吊るしてある洋服が揺れているのを見て、 「地震だ!」 と思った。
ゆっくり大きく揺れるのは、遠くで起こっている大地震。
2004年10月の中越地震のときもそうだった。
今日、震度6強の地震に見舞われた新潟県上越市は、私が生まれた場所であり、1歳まで暮らした故郷である。
関東に転居した後も、夏は日本海を臨み、冬は上越の山でスキー三昧だった。
母の実家は現在もある。
母の兄姉はすでにいないが、私のいとこたちはまだたくさんいる。
午後、ようやく連絡がとれた。
「このあいだの地震より、ちょっと大きかったかなー。 塀にひびが入ったけど、みんな大丈夫だよ」 と聞いてホッとした。
この地震。
現在死者7名、けが人は700人以上。
家が倒壊して避難所暮らしを余儀なくされている故郷の人々のことを思うと、心が痛む。
これ以上被害がひろがりませんように。
そして、不自由な生活が、一日でも早く終わりますように。