日本列島を揺るがすような大騒動の幕開けは、ちょうどGWに突入した頃だっただろうか。
交通網が発達した現代において、そのウィルスの上陸を阻むことは不可能だったわけだが、ウィルスが弱毒性であったこと、また患者数の増加も横ばい傾向だったこともあり、いつしか国民の警戒心も緩んでいったことは確かである。
あのGW前後のマスク騒動から3ヶ月。
ここにきて、また新型インフルエンザの猛威が顕著になってきたようだ。
新学期早々の学級閉鎖。
高校野球、プロ野球、角界と人が集まっている場所での集団発生。
そしてついに死亡者も・・・。
冬を待たずに事実上の 「本格流行」 が始まったということなのだろうか・・・・。
母がお世話になっている施設でも、訪問者のマスク着用が復活した。
合併症を持つ、いわゆるハイリスク者が多い施設のこと、外部から不用意にもちこまれるウィルスへの警戒は当然至極なことだろう。
ということで、ホームセンターでマスクのまとめ買い(笑)
さて。
母がいる施設では毎年8月最後の土曜日に、家族・関係者・地域の人々を招いての『納涼祭』 が開催されている。
やぐらを組んでの盆踊り、おでんや焼そば、綿あめ、フランクフルト等の出店が出て、施設職員がお神輿を担ぐ。
施設のみならず、地域の人々が参集するほのぼのと優しいこの『納涼祭』 が、私は結構気に入っていた。
ところが今年は新型インフルエンザの蔓延にて、開催1週間前に残念ながら中止が決定。
ここ数年、肺炎を繰り返している母は、屋台の焼きそばなどを食べることはできないし、盆踊りも踊ることはできない。
それでも炭鉱節や東京音頭などの音楽を聴き、踊りを練習しているちょっと元気なおじいちゃん・おばあちゃんの姿を眺めながら、その日がくるのを楽しみにしていたわけだ。
外部の人を交えて賑やかに過ごせる機会、こういう場所では貴重だからね。
そんな中、介護士さんに 「浴衣で来てね♪」 との要請を受け、結構ノリノリで浴衣を用意していた私も、それはそれでなんだか残念(笑)
まだまだ続きそうな気配のインフルエンザ渦、介護する側も気を抜いちゃいけませんぜ!