8月に会社が移転してからはや2ヶ月。
駅には近いが、私にとっては特になんのメリットもない場所である。 (失礼な)
2ヶ月前までいたビルは、開放的な全面ガラスの建物で、季節の移ろいとまでは言わないまでも、天気の良し悪しと時間の経過ぐらいは窓の外を見れば一目でわかったし、暖かい日だまりができる冬の昼下がりには近所のネコも集うような癒される空間だったわけだ。
ところが、現在の事務所は、窓を開けても見えるものは青空ならぬ、隣のビルの ピンクの壁面(笑) のみという有様。
その上、以前は徒歩3分圏内に弁当屋1件、おにぎり屋2件、コンビニ3件が林立し、なかでも隣にあるコンビニまでは『徒歩5秒』 という、ある意味恵まれすぎた環境の中にいたおかげで、入社以来ランチ関係に事欠くこともなく、7年ほど前 (笑) に 『 作るvs買う・財布と労力の試算実験』 のために1ヶ月ほど気合をいれて弁当を作って以来、ずーーーっとこの恵まれたランチ環境の中に埋没していた。
あ、実験の結果は多大なる労力に見合うほどの、金銭的な差が出なかったということですわね。
ところが。
現在の事務所の徒歩3分圏内にはパン屋さん1件とドーナツ屋さん1件、そして駅があるのみである。 (ちなみに駅ビルや駅ナカがあるような立派な駅ではない)
大型ショッピングセンターはいくつもあるのだが、弁当1つにレジ待ち10分という按配で、とても毎日買いに行こうという気にはならない。
そこで7年ぶりに目覚めたのが弁当つくりだ。
背に腹は変えられぬ・・・という状況でのスタートであったのだが、ちょうどこの時期は熱帯夜が続いていたので、朝の5時には暑くて目が覚めてしまっていたことが弁当つくりに拍車をかけた。
7年前は弁当用の冷凍食品などを買いだめしたものだが(だから金銭的な差がでなかったのか・・・・笑) 、現在は普段の食材の中から弁当のおかずになりそうなものをチョイスする業も身についた。
しかも年経るごとに早起きが自然になってしまい、最近は朝に気合を入れて食事をつくり、夜遅く帰ってきたときは「弁当の残りが夕食になる」 という、なんとも逆説的な結果となっている。
会社から疲れて帰ってくるとなーーんにもやる気がおきなくなり、ジャンクな食事と缶ビール・・・・という不毛なる夕食生活も、これで多少は改善したってことですかね。