今日から11月。
各地でクリスマスイルミネーションの点灯式が、本格的に始まりますね。
華やかで、そしてあわただしい季節の始まりですw
さて。
この10月~11月にかけて、歌舞伎界では、17世中村勘三郎さんと、18世中村勘三郎さんの追善公演が行われております。
2年前 (平成12年) の12月に若くして亡くなられた中村勘三郎さんの訃報は、本当に衝撃的でしたからね。
一度でいいから、この目で勘三郎さんの舞台を見たい・・・という願いはもう叶うことがありませんが、せめてもの・・という思いより、10/18 (土) 『十月大歌舞伎』 昼の部を観劇に行ってまいりました。
楽しみにしていたのは、 「伊勢音頭恋寝刃」
追善公演ということもあるのだろう、片岡仁左衛門さんや阪東玉三郎さん、中村橋之助さんという素晴らしい役者たちが後ろ盾となって、福岡貢を演じる中村勘九郎、恋仲の遊女お紺を演じる七之助をおもてに立てているのだ。
いじわるな仲居・万野に玉三郎。
福岡貢 (勘九郎) に思いをよせる油屋・お鹿に橋之助。
貢を助ける料理人・喜助に仁左衛門。
・・・・・・豪華である。
役者を見ているだけでも楽しめる (笑)
そして、仲居・千野役で御年94才の中村小山三さんが元気に登場してくださったことも嬉しいですねー。
登場するだけで客席から声援が飛びましたよww
それにしても、中村勘九郎さんの声や姿態に、随所で中村勘三郎さんが思い起こさせられたのには驚きました。
「ああ、親子なんだな」 と思う反面、もしかしたら勘三郎さんが勘九郎さんの身体を借りて演技していたのではないかと錯覚するような場面もあり、ちょっとうるっとしちゃいました。
まだまだ若い勘九郎さん、七之助さんですが、次代の歌舞伎を担う役者のひとりとして、これからが楽しみですね!