少しずつ読み進めている。
著者の内田さんは博覧強記なので、気に入らない記述があっても自分の頭の中に
反論するための材料が入った引き出しがないので、うーん、とうなってしまう。
ウッドロー・ウィルソンが我が国の人種差別を無くそう、という提案をつぶした事や、
日英同盟をつぶした事なども内田さんの解釈では我が国が辺境人根性で、グローバル
な視点なしに動いたからだ、となるのだがその辺の細かい事は良く知らないので
日本人とは、という括りで過去の歴史を独善的に総括している事にムカッとしても
脳内で反論できない。
一ついえるのは内田さんは人種とか国とかにかかわらず、人と人は分かり合える、
みたいな思想を持っている。
俺は逆に外人とは、特に白人とは分かり合えない、という考え方。
外人コンプレックスなのかもしれないが。
内田さんは、同じ人間じゃないか、という考え方でニュートラルに見ているような
気がする。
しかしこちらとしては、それに素直にうなずけない。
沖縄の海兵隊とか、チンピラみたいな米国の連中が繰り返し日本人を侮辱して
いる。
外人と親しく付き合った事もないし、報道で見聞するだけだが、海兵隊の馬鹿野郎
たちの言動を見ていると、舐めやがって、という外人嫌いの気持が湧き上がってくる。
しかし、そういう直感的な考え方ではこの本は読み解けないかも。