新宿東口のブックオフで購入。
この著者は醤油について
中国では魚を塩漬けして発酵させた調味料が一番好まれた。これはジャンという。しかし中国では魚を発酵させるさいに大豆が加えられ、やがて魚そのものは材料から消えて、ジャンが「ジャンユ」、すなわち今日の西洋世界で言うところの「醤油」(ソイ・ソース)となった。
大豆は、2粒か3粒が和毛におおわれた5センチほどのサヤに入った豆科植物である。豆の色は、黄、緑、茶、紫、黒で、まだらのものもある。中華料理は大豆料理の多様さでは群を抜いている。醤油は黄色の豆から作るが、ほかの豆も塩入りで発酵させてさまざまなソースやペーストにする。中国で大豆に関する最古の文献は紀元前6世紀にさかのぼるが、大豆は北方からその700年前に伝わった作物だと記している。
期限6世紀になると、仏教の伝道者が中国の大豆を日本に伝え、宗教も豆もかの地にしっかりと根付いた。
それでも10世紀になるまでは、日本人は醤油を作らなかった。ひとたび醤油作りを覚えると、それを産業にして世界じゅうで販売するようになった。
と、醤油についてとんでもない捻じ曲げた解釈を書いている。
おそらく、欧米の知識人というのは中国については、今現在は衰退した過去に強勢であった地域みたいな認識で、決して彼らの土台を揺さぶる事のない存在であるがゆえに、余裕をもって寛容な態度をとることが出来るのではないだろうか。
ギリシャ・ローマをふりかえるような感覚ではないだろうか?
彼らが脅威に感じるのは、彼らとは異質な文化でもって下手したら彼らを凌駕しかねない、わが国の文化である。
そこでわが国を、シナとか最近では韓国・朝鮮のプロパガンダに乗っかって貶めようとするのではないだろうか。
わが国としてとるべきは、王道の政策しかない。
ウッドロー・ウィルソンに否定された人種差別反対の旗印を立てて正論を説くことである。
ただし、アメリカの属国のままでは口だけのへたれでしかない。
安保条約を解約して、わが国は独自の防衛体制を整える。
その上で正論を唱える。
日米安保を解約して、もちろん中韓鮮のとは一線を画して、それでやっとまともな外交ができると思う。
とりあえず、塩の世界史はもうちょっと読んでみるつもりである。