ダンシャリしていたらコールマンのバナーが出てきた。
20年前くらいに、買ってちょっとだけキャンプやら海で使ったものである。
ホームセンターとかでたまにこの水色の燃料缶を売っているのを見かけるが、ネットで調べるとこの水色の、canpingazという燃料メーカーは今では日本を撤退してしまったのだとか。
そもそも、こういう燃料缶は2系統あって、今は別系統の燃料缶のみが正規販売されているらしい。
プラスチックの筐体の継ぎ目が割れてきたので、結束バンドで締め付けてあるし、ほとんど使うこともなかったので、燃料を使い切って捨てよう、と決めた。
ガス台の横において炒め物しているときにお湯を沸かしたりしていたのだが、火が途中で消えてしまう。その都度ライターをもっていって再点火してたが、段々その間隔が短くなり1分くらいで消えるようになってきたので、使用をあきらめて燃料缶に穴を開けてガスを放出して捨てることにした。
しかし、火が二つあると便利なことは便利だったので、今までほとんど使ったことのない、イワタニ・カセットガス・ジュニア・バーナーというのを持ち出して、後釜としてガス台の横にすえた。
ちょっと使ってみたら、これがコールマンとは雲泥の使いやすさで驚いた。
重心が低く、ゴトクの腕が長く4本あるからか、大きな鍋をおいても安定している。
背が低いので炒め物をしても、たぶん油の飛び散りもすくないだろう。
火力も強力である。コールマンはあまり強い火がでなかったが、こいつはかなり強い火が出る(その分音はややうるさいが)。
ガス調節ネジの動きも滑らか。
もちろん、途中で火が消えることなどない。
買ったときに自転車で新浦安まで行って海辺で使ってたら、風が吹くたびに炎が捻じ曲げられてなべ底にあたらず、あまつさえ消えそうになってしまい、風に弱いな、という印象しかなかったが、家で使う分には非常に優秀で感心している。
ただし、コールマンの時は早く燃料を使い切りたい、と一生懸命使っていたのだが、カセットガスはコスパが非常に悪いらしいので、イワタニはそんなに使ってはいない。
ダンシャリのおかげで、ほぼ死蔵していた機器をまた使う機会が生まれ、ちょっとうれしい。