那須太社 錦輔 の日記

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トライク(3輪オートバイ)

2015-11-18 12:20:02 | 車など

東京モーターショーで、ホンダのトライク(3輪オートバイ)を見て不満に思ったのは、タイヤが3本になってもメーカーはオートバイの変種としてしか考えていないということ。新しい乗り物を造り出す、ような取り組みが見えなくて面白くなかった。

かといって、自分はデザイナーでもなく具体的にどんなトライクが見たいか、というイメージがわかなかった。

ただ、人が脚で支えなくても自立すること、大きな荷物が積めること、雨に強いこと(風防と幌)が、実現すると良いなと思っていた。

それをブログに書いてもう忘れていたのだが、たまたまケータハム・スーパーセブンというオープンカーの写真を見て、これかも、と思い出した。

スーパーセブンのタイヤをオートバイのタイヤにして、幅をもっと狭め前後も縮め腰高にする。

ハンドルはバーハンドルではなく、ステアリングにする。

定員は2名で縦に並んでシートにまたがる。

シートはインディアン式の大型バイシクルサドル(後ろはどうしたらいいか、まだ分からない)。

後輪駆動でチェーン式。

フロントガラスと幌をつける。

難しいかな。今度はタイヤが3輪の自動車になってしまうかな。

 

ww2で、ドイツ軍が使用していたサイドカーが実は2輪駆動で相当な走破性を持っていた、と知ってそれが進化していったらどうなっただろうか、と思ったものである。

オートバイの細いタイヤの3輪軽バギー、見たいな乗り物がなれば、それはそれで面白かったのではないかと。

実際は兵器としては、自動車と比べて安価ではあるが性能が不十分で廃れてしまったようだが。

 

でも幅が広くなりすぎたら、自動車と変わらなくなるし、安全基準とか法的な対応もオートバイよりずっと厳しくなるだろうし、夢想するのは楽しいが、新しい3輪の乗り物の創造、という取り組みは難しいかなぁ。

 

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死の蔵書

2015-11-18 09:08:54 | 読書感想文

ジョン・ダニング著

やっと読めた。

これくらいの本を読むのに1ヶ月くらいかかってしまった。

「幻の特装本」を先に読んでから、シリーズ1作目のこの「死の蔵書」を読んだ。

「死の蔵書」はハードボイルド臭が強い。

主人公の警官は、インテリだがマッチョで腕っ節が強い。男の美学みたいなことを語る。女にモテる。男のナルシズムをくすぐる、ハードボイルドに良くあるキャラクター。

「幻の特装本」はストーリーはロス・マクドナルド風のハードボイルドだったが、主人公のキャラクターはここまでハードボイルドではなかった。

ストーリーはなんかややこしい。

つじつま合わせのどんでん返しが何回もしかけてあって、なるほど、と最後は理解できたが途中がタルかった。

ジャッキー・ニュートンという悪党が、バーバラ・クロウェルという女をドメスティックヴァイオレンスして痛めつけるのを、主人公が止めさせようとして過剰な暴力を振るうのだが、バーバラはジャッキー・ニュートンを恐れるあまり、主人公を裏切ってしまう。しかし主人公はバーバラを守るために体を張りつづける、というエピソードがあるが、本編と全然関係なくて、主人公のマッチョぶりを明示するだけなので、不要だったのではないかと思う。

あと、リタ・マッキンリーという謎の女の扱いというか最後があっけない。潔白なのに主人公に疑われたことで姿を消してしまうのだが、主人公が悔やむシーンが全くないので物足りない。

最初に出てきた主人公の恋人もすぐに作中に現れなくなる。

ピンキー・プライドという魅力的な少女キャラもあっさり消される。

あちこち不満の残る小説だった。

これくらいの本が賞を取って全世界で読まれるというのは、それだけ小説を書ける人がいない、ということなのだろうか?

 

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