なかなか、進まない。
緑豆の話と天吾の話の二つのストーリーが平行して進むのはいつものパターン。
しかし、これまでは二つのストーリーはまったく別で交わらなかったが、今回は同じ時代の日本の話みたいなのでいずれ二つのストーリーの登場人物が交わるのかもしれない。
やや、村上春樹のレトリックに衰えを感じる。
蝶に骨格を与えるようなもんだ、みたいな比喩があったが何か気持ちよくない比喩だ。
あと、金的蹴りについて能書きを書いているが、これは技術的なことを誰か専門家に聞いて書いて欲しかった。
自分は武道をやったことがあるので、基本的な金的蹴りのやり方を教わっているので、村上さんの、知らない事をちゃんと調べないで適当に言いくるめるみたいな書き方はスッキリしなかった。