是枝監督の作品。
Amazon で視聴。
「三度目の殺人」は意味が分からなかったが、この作品は半分位観たが中々良い、好きな感じ。
良い人たちばかりなのに、なぜか打ち解けられない人がいて、自分と似てるような感じがする。
家族の会話シーンが自分の家族とは違うがリアリティがあって親近感がわく。
役者も皆うまいと思う。
樹木希林とユーが特にうまいと思った。阿部寛もたじたじ。
墓参りのシーンで、母親を思い出した。
母親が立派な墓石が並ぶ中で、古びた小さな家族の墓石に水をかけて、タワシかスポンジでごしごし洗っていた。
タワシかスポンジは花を買うとき店で借りたのだと思う。
細かい状況は覚えてないが自分が里帰りした時に誘われたのだろう。
母親は共産党の支持者で宗教なんて馬鹿にしてると思っていたが、意外な感じだった。
風呂のガスの操作器が実家と同じなのもなんか嬉しい。
海のシーンはどこなんだろう?
日本海ではなく、太平洋の、それもなんとなく西湘バイパスのあたりのような気がする。
阿部寛の嫁さんの連れ子が今一つ生きてない。
義理の祖父母は長男が若くして他界した事を嘆いている。
連れ子は実の父親を亡くして、阿部寛の養子となった。
阿部寛は優秀だった兄を今も悼む両親に反発している。
ほのぼのした良い話の裏に、家族の中の葛藤が描かれていてるのだが、うまくまとめられていないような気がする。
家族の話は究極の話になると思う。