図書館で借りたもの。
傑作ハードボイルドと言っても良い。
ただ、やや心理描写が冗長に思える。
よくあるつじつま合わせの最後のどんでん返しがない。作者がそのつもりがないので、途中で犯人はわかるが、それでも面白く読める。
舞台となるのはボストン。
街の描写がないわけではないが、ボストンの風景・風土が浮かび上がって見えてこないのが少し残念。
ボストンでなく、ニューアークでもフィラデルフィアでもボルチモアでもどこが舞台であっても変わらないような気がした。
ルヘインの他の作品も読んでみたい。
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