再放送を観た。
濃い話だった。
草刈さんのお母さんが立派な方だったんだなあ、という感想だ。
草刈さんはお母さんの事を、父の事をわりと褒める人だったのでホッとする気持ちがありました、と言っておられたが、だから草刈さんはアメリカまで親族に会いに行かれたのだろうと思う。
自分たちを日本に置きざりにして帰国し、朝鮮戦争で死んだと思っていたら存命していたのに結局連絡も取ろうとしなかったお父さんや、その事を知っていた父方の家族の事を知って草刈さんは複雑な感情を持たれたと思うのだが、最後にはアメリカに行って父方の家族と会って抱擁を交わす。
亡くなったお母さんが一番喜ばれたのではないだろうか。
あと、母方のご家族の事はあまり語られておらず、何か草刈さんとお母さんを冷たく突き放したようにも受け取れるのだが、実際はどうだったのだろうか?
厳しい時代でもしっかり支援をしておられたのではないかと思うのだが。
ほんとに母一人子一人で突き放されたら生きていけなかったのではないかと思うし。
それと、草刈さんの中学校時代の学友で、やはり母子家庭で新聞配達の同僚だったという寿司店の大将が出てきて当時の事を語っておられるのだが、淡々とした語り口の中で短い時間なのだがその洞察力とかにじみ出てくる人間味とかから、苦労して偉くなった人は違うな、と思わされてじんわりと感動した。
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