先日、手賀沼まで自転車で行った。初めて北岸のサイクリングロードを走ったが、南岸と比べて道幅が狭く路面が荒れていたが、土手の湖側、湖面のすぐ脇を走るので、自分のように飛ばさずゆっくり走る者にとっては趣があってよかった。
そのあと南に下って、農免農道という道に出くわした。地図で見ると金山落という小川沿いに走る道である。農免農道とはかつてソビエト連邦で赤い貴族と呼ばれた特権階級「ノーメンクラツーラ」とは全く関係なく、なんか農道として整備するので税金面で優遇措置を受けている道、という意味らしい。
実は千葉のサイクリストさんたちのブログで度々拝見していて、一度走ってみたいと思っていた道なのだ。なるほど、車の通行が少なくアップダウンもまた少なくて走りやすく、景色が気持のいい道である。
この道を道なりに南下していくと田んぼの脇に料亭みたいなお店が現れるのでビックリ。お値段は外の看板にでてなかったと思うがお店の構えからして結構高そう。誰がここまで食べにくるのだろうか?
さらに南に下ると16号線につきあたるので、渡ってファミリーマートの横の道をさらにさらに南下していく。フラットな道がほぼ真っ直ぐ航空自衛隊基地の横を464号線と交わるところまで南北に延びている。
この道の周りの光景がすごく不思議。道は古い感じなのだが、両側に立ち並ぶ家々はほとんどが綺麗な新築っぽい構えなのである。お店などはあまり無い。新しくできた隠れ里、みたいな感じなのだ。地図で見ると西白井駅が割りと近いので北総線開通に合わせて造成された宅地なのかもしれないが、自転車で走っているときは不思議な街だなぁ、とずっと思っていた。この道は木下街道を避けて利根川まで行くとき使えると思う。
464号線に出たところで一休みしていたら、後輪がスローパンクしているのに気がついた。
買ったときについてきたタイヤはよくパンクしたが、2年前くらいにサイクルベースアサヒで買ったタイヤにしてからはまったくパンクせず、これが初パンクだ。
慌てず騒がず、自転車をひっくり返してタイヤを外し、新品のチューブを取り出してチューブを交換した。それからトピーク製のロードモーフという携帯空気入れを取り出した。
これで家まで走れるだけ空気を入れればOK、なはずだったが、実はロードモーフを使うのは初めて。フレンチバルブに口金を固定するやり方がわからずどうしても空気を入れることが出来ない。それどころかなんとフレンチバルブを曲げてしまった!
ガックリ意気消沈である。なんという格好悪さ!パンクなんて楽勝で直せると自負していたのに・・・トホホなのだ・・・人に見られてないのがせめてもの幸いである。地図を見ると新鎌ヶ谷のイオンが近い。チューブを入れたまま自転車を押していく事にした。空気が全く入ってないので、押して歩くのも危険だが近いとはいえ、担いで歩いていく体力は無い。段差などを超えるときは持ち上げる事にしてトボトボ押して歩いていく。
途中の車屋さんで見てもらったがフレンチバルブに合う口金がないので断念。黙々と歩くうちにやがてユニクロの看板が現れPCデポを通り過ぎイオンに到着した。そこで空気入れを貸してもらい、とりあえず空気を入れてチューブを購入して帰った。
家に帰ってからネット上でロードモーフの使い方を検索して、スローパンクしたチューブで練習したのは言うまでもない。
フレンチバルブが曲がっているチューブは空気漏れする気配が無いので、とりあえずそのまま使っている。
次はアメリカンバルブのチューブにしようかとも考えた。米式だったら車と口金が一緒らしいので。まあ、ロードモーフの使い方を理解できたので良いけど。分かっているつもりで分かってなかった。イオンに近いところで助かった。
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