10時半過ぎに家を出て、京成本線海神駅から輪行。
海神駅は西船橋駅と逆で千葉方面へ行く場合楽だった。東京方面に行く場合は階段を上り下って反対側ホームに行く必要があるようだ。
鈍行で酒々井駅を目指したのだが、京成臼井駅、京成佐倉駅で2回も終点になって乗り換えた。
臼井を超えると、風景が野趣を帯びてくる。
佐倉はもう20年くらい前に仕事できたことがある。そのころは右も左も分からずに早朝のアポをとって、早起きして新宿の落合から乗り継ぎで眠い目をこすり、京成線に乗っていったものである。インターネットなどもないし、どうやって時刻表をしらべたのだったろうか。田園風景や町並みが何故か印象深く記憶に残っていたが、お客さんの場所などは全く覚えてない。またユックリ散策してみたいところだ。
酒々井駅で降りたら12時前、食事をしようとJR酒々井駅まで行ってみたが、ほとんど店がない。
国道51号線沿いにガストとマクドナルドがあるが、パスしてコンビニでおにぎり2個と調理パン2個を買って半分食べた。
京成の酒々井駅を越えて県道137号線に出たらラーメン屋があった。ここに入ればよかった。自分は勘が鈍いのか最近店とか探すのが全く駄目。
中央排水路という川沿いに印旛沼に行こうと思っていたが、その道は舗装されてなかったので、並行する西側の道を行く。
ほとんど車も人の通らない平坦な道を快調に飛ばす。酒々井駅に着いたときは雨が降りそうな空模様だったが、段々天気がよくなり太陽がでてきて暑くなってくる。
途中なんか金属の美術品の博物館が忽然と現れビックリ。アクセスがかなり悪い場所だと思うのだが、どういう経緯でここに立てられたのだろうか。
スカイアクセスの下の橋を渡り印旛沼のサイクリングロードを走る。雑草が生い茂り自転車がすれ違うのが厳しく、対向車が来たら停車して端によって道を譲った。
平坦で快調だがあまり面白みはない道だ。
その後、利根川につながる長戸川という川沿いの道に入る。
すぐに水門があらわれ舗装道がとぎれたので、舗装されている対岸にわたる。
ここから風景がよくなる。
川沿いに綺麗な民家が建っていて、印象派の絵画みたいなところがある。
行き止まりの道沿いに芝生が植えられ実に良い眺め。
こういうところに住んでみたいもんだと思わされる風景だった。
そのまま道なりにちょっと川から離れて田舎道を走っているとアパートなんかが現れてJRの単線の線路にたどり着く。
安食駅の手前で県道にでて、1回ミスコースしかけて国道356号線に入った。
自分では気がつかないけど追い風を受けていたのだろう、ものすごく快調にカッ飛ばすことができる。暑くもなく寒くもない。歩道は広くて路面も良い。ただし、清掃とかメンテナンスしてないみたいで、ひび割れたところに雑草が生え、砂利が沢山たまっている。
そしてパンクした。
急に、プシュー、という甲高い音がしてパンク臭いので停車して音を聞いたら後輪から空気が勢いよく漏れている。
ダンプが行過ぎる幹線道路脇の歩道でパンク修理するのは気分がよくないので、コンビニとかあるところまで押していこうと思ってちょっと押してみたが、そういう退避する箇所がまったく見当たらないのでもういいや、と自転車をひっくり返して修理を始めた。
替えのチューブを持っていなかったので、チューブの穴を探してパッチを当てる。
しかし、タイヤにチューブを押し込んで携帯ポンプで空気を入れるのだが、全く空気が入っていく気配がない。
もういっぺんチューブを引っ張り出したら、パッチを当てたところのすぐそばに穴が開いていた。穴が2つあったのか、さいしょのパッチの場所が間違っていたのか、わからないが再度パッチをあてると今度は空気もれがおさまった。
携帯ポンプで100回以上ポンピングして100気圧くらい入れてスタート。
今回は行き当たりばったりで、どういうルートで走るかも決めていなかったが、パンクがきっちり直っているのかどうか不安なので、とりあえず帰宅する方向で地図を見ていた。
が、自分が一番好きなホームセンターのジョイフルホンダが近くにあるので、とりあえず立ち寄ろうと途中左折してジョイフルホンダへ。
中に入るとヤッパリ品揃えが豊富で、お米炊飯用の3号炊き土鍋が1000円以下で売っていたので欲しくなったがガマン・ガマン。
結局何も買わずに外に出て走り出す。
今日はちょっと蒸すけど暑くもなく、向かい風もなくで快調に走る。ジーンズをはいてきたのがちょっと失敗。もう少し薄手のズボンにすればよかった。
西白井駅で再度休止。鎌ヶ谷大仏方面に南下しようかと思案したが、新鎌ヶ谷駅へむかう。
この時、二人組みのローディーに追い越されたが、この人たちが物凄い脚力で圧倒された。
もう、あっという間においていかれた。
前傾姿勢のまま、自転車を左右に振り回すようにペダリングしてかっとんで行く。乗り手はそんなにゴツクない細身の男たちだったと思うが、凄い奴がいくらでもいるな、と思わされた。
どんな奴らなのかなぁ、と気になり、でももう追いつけないな、と思ってたら、新鎌ヶ谷駅の手前で信号待ちしているところを発見、交差点越しに観察したが、一人はGiantの太いフレームの自転車、もう一人は細いフレームの黒い自転車。すぐに信号が変わって視界から消えていった。
イオンで秋刀魚など食品を買って、鎌ヶ谷グリーンハイツ経由で帰宅。
自分の住んでる近辺は、古い孤立した団地があちこちにあって面白い。鉄道の駅から離れたところで、1階には商店街があって団地の中だけで生活ができるようになっている。ミクロコスモスっぽい世界だ。
鎌ヶ谷グリーンハイツもそんな町である。
秋刀魚を刺身にして、作ってあったお汁とご飯で夕食。
サイコンが壊れているので、マピオンの距離測というサイトでかなり大まかに測ったら50kmと出たので実際は60kmくらい走ったのだろう。
暑さがやわらぎ、自転車に良い季節が始まった。
腹も出てきたことだし、色々また走ってみたい。