ブルゴーニュのワインは白はシャルドネ、赤はピノノワール、と言うことになっています。が、それは「殆んど」ということであって全てではありません。
例えば赤でもガメイを使ったものもありますし、白もピノブーロ(ピノグリ)やピノブランと言うこともあり、なのです。そして、白のもう一つ忘れてはならないのがアリゴテという品種です。
しかし、実際の所、アリゴテはキールと言うカクテル用として使われたりしてワインとしては2の次にされていました。酸だけが目立つワイン、と言う印象だったのです。
ここ10年位でしょうか、アリゴテを売りにする有名メーカーが出てきて、品質の向上も著しいものが感じられます。酸以外に果実味も感じられるようになり、しかしうるさい樽香はなく、フレッシュ。温暖化もアリゴテにとっては味方なのかな、と思ったりします。
今月はアリゴテをグラスで開けています。一度、お試しになってもいいかも知れません。そうですね、白身のカルパッチオとか、いいですね。