ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

アリゴテ

2009年12月05日 03時57分34秒 | ワインの事

ブルゴーニュのワインは白はシャルドネ、赤はピノノワール、と言うことになっています。が、それは「殆んど」ということであって全てではありません。

例えば赤でもガメイを使ったものもありますし、白もピノブーロ(ピノグリ)やピノブランと言うこともあり、なのです。そして、白のもう一つ忘れてはならないのがアリゴテという品種です。

しかし、実際の所、アリゴテはキールと言うカクテル用として使われたりしてワインとしては2の次にされていました。酸だけが目立つワイン、と言う印象だったのです。

ここ10年位でしょうか、アリゴテを売りにする有名メーカーが出てきて、品質の向上も著しいものが感じられます。酸以外に果実味も感じられるようになり、しかしうるさい樽香はなく、フレッシュ。温暖化もアリゴテにとっては味方なのかな、と思ったりします。

今月はアリゴテをグラスで開けています。一度、お試しになってもいいかも知れません。そうですね、白身のカルパッチオとか、いいですね。