今月のグラスワインの特徴はブルゴーニュが半分を占めていることです。
北のコート.ド.ニュイ南のコート.ド.ボーヌ、地域名、村名、一級畑、特級畑の網羅、ネゴシャン物と自社畑もの、それにボージョレの村名の熟成年など楽しめるラインアップです。ヴィンテージも08、07、03、01、99と多岐に亘ります。
すべて名門ルイ.ジャドで揃えましたが、中には「ジャドはネゴシャンだから」と敬遠される方もいるかと思いますが、前にも書きましたがネゴシャンだからダメと言うものではありません。むしろ、その方が自社の葡萄に縛られずワインが造れる、と言うこともあるのです。それと、ルイ.ジャドは早くから良い畑を購入し、自社畑物も数多くあります。今回の中ではマルサネ07(村名)、ニュイサンジョルジュ.ブーゼロット99(一級)、シャペル.シャンベルタン01(特級)、モルゴン.シャトー.ド.ベルヴュー03(ボージョレ)は自社畑、いわゆるドメーヌ物です。白も同じく揃えています。
昨日もブルゴーニュ好きの方が色々比べていらっしゃいましたが、最初から旨みを発揮するのは、つまりバランスのいいのはネゴシャン物、時間がかかる、言い換えれば個性が強いのがドメーヌ物という印象をもたれたようです。
勿論、村が違うわけですから単純に比べることは無理がありますが、同じ生産者ゆえ、村の差、格の差を実感できるのではないでしょうか?私的には、勉強をして頂くために揃えたわけではなく、あくまで料理や飲む杯数によってお勧めが変わると言う理由と冬の豊かな食材なら1級、特級でも負けないだろうと言う意味からですので、どうぞ、受験生でもない限り、単純に楽しんでください。精一杯コンディションを整えてご用意いたします。