お客様相手の仕事、つまり接客業をしていますとプライベートも「素っ裸」と言う訳には行きません。
ダラーンとしたい時に横の席にそむりえ亭のお客様が現れたりすると、急に背筋を伸ばさざるを得ません。
私ごときでも「ソムリエ協会の〇△の樋口や」などと気を使われるのは更にプレッシャ―が掛かります。
ま、男であって年も重ねてからは、危険?な目に合う事は少なくなっていますが、女性の場合などはお客様の誘惑も増えますね。
ですから、私が食事に出掛けるのは「なるべく自分の事を知らない店」や「古くから私を知っている気を使わない人がやっている店」を選んだりします。(実際の所は選べないことも多いのですが・・・・)
何を偉そうに!!と叱られるかも知れませんが、結構本音なのですね。
ですから協会の仕事で地方に出た場合は気が楽で嬉しかったりします。
お客様は勿論ですが、従業員の方にも気を使われると本当につらいのです。
なんて言いながら「あいつはお客に会いたくないみたいだから」と隠れられるのも困りますけれど・・・
そんな時は「まいど!!」と一言残してほったらかしにして頂けると助かります。
そこでプライベートを確保してこそ、店の中でのエネルギーを蓄えられるのです。
という事で「シャイな男、樋口」の独り言、でした。