ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

胡椒

2012年11月09日 02時09分12秒 | 食・レシピ

例えば、魚は「塩焼き」と言うように塩を振って焼きますね。

胡椒をしない、と言う決まりがある訳でもありませんが、ほぼ不要な素材です。

しかし、肉を焼く時は「塩コショウをして」という文言が入ります。

つまり肉には胡椒が必要なのですね。

何が違うのか、と考えた所、赤身を構成する鉄分ではないかな、と思います。

鶏の胸肉には胡椒はあまり使いませんが、もも肉には使いますから、あながち見当外れではないかな、と思います。

さて、そうなると「赤身の肉に必要な胡椒」ですから、合わせるワインはスパイシーであって良いですね。

シラー、グルナッシュなどです。

鹿のソースのグランヴヌール(胡椒とスグリ風味)や色々な肉に使いますがポワヴラード(胡椒ソース)、鴨などのポワヴルヴェール(青胡椒ソース)などにスパイシー系の赤。

考えただけでも涎ものです。

なんて言いながら赤ワイン用の葡萄には少なからず「スパイシーな要素」を感じますし、白のゲヴルツトラミネールにもあります。

白が合いそうなお魚しかテーブルにない時、胡椒を振ると赤に近づきますよ。

是非、お試しを!!!