例えば、魚は「塩焼き」と言うように塩を振って焼きますね。
胡椒をしない、と言う決まりがある訳でもありませんが、ほぼ不要な素材です。
しかし、肉を焼く時は「塩コショウをして」という文言が入ります。
つまり肉には胡椒が必要なのですね。
何が違うのか、と考えた所、赤身を構成する鉄分ではないかな、と思います。
鶏の胸肉には胡椒はあまり使いませんが、もも肉には使いますから、あながち見当外れではないかな、と思います。
さて、そうなると「赤身の肉に必要な胡椒」ですから、合わせるワインはスパイシーであって良いですね。
シラー、グルナッシュなどです。
鹿のソースのグランヴヌール(胡椒とスグリ風味)や色々な肉に使いますがポワヴラード(胡椒ソース)、鴨などのポワヴルヴェール(青胡椒ソース)などにスパイシー系の赤。
考えただけでも涎ものです。
なんて言いながら赤ワイン用の葡萄には少なからず「スパイシーな要素」を感じますし、白のゲヴルツトラミネールにもあります。
白が合いそうなお魚しかテーブルにない時、胡椒を振ると赤に近づきますよ。
是非、お試しを!!!