ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

こんなに沢山の栽培してるのに・・・・

2015年10月04日 02時22分14秒 | ワインの事
っていう葡萄。

アイレンはスペインでは一番の栽培面積を誇り、世界の舞台でもトップクラスのはずです。

そうなのに「飲んだことがない」とか「どんな葡萄か知らない」と言われる筆頭の品種かもしれません。


その多くはブランデーにされ、シェリーに使われている、とか・・・・・

また私が2003年に南スペインに行ったとき、生産者組合の人たちとのテイスティングで「うっす~~~」と感じ、生産者も頷いていた品種でもありますから、そういう扱いになるのはやむを得ないな、とも思いました。


しかし、実は育て方によっては素晴らしいワインにもなります。

昨日書いたテーマにも関わりますが「ちゃんとやれば出来るやん」な品種なんですね。

ぺスケラという赤で世界に名をとどろかせてる「アレッハンドロ.フェルナンデス」は地元で「アイレンに光を」的な愛で育てています。

アイレンとは!!!という見本にはなりませんが、「人間も葡萄も見た目で判断するな」という訓示にも思えます



           樋口誠