ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

本家でも宗家でも元祖でも・・・・

2015年10月18日 02時13分47秒 | ワインの事
どんな世界にでも本家、宗家、元祖争いみたいなのがありますね。


場合によってはそれが面白くて商売になることもあるかもしれません。


ワインの世界でも「シャルドネはブルゴーニュが原産で本家」とか「品種名で売り出してシャルドネの名が売れたのはカリフォルニアのお陰」とか・・・・・

「ジンファンデルはカリフォルニアのもの」「いやイタリアのプリミティーボが先」「何をおっしゃる!!クロアチアのトリビドラッグが元祖やで」



サッカーの発祥はイギリス、しかし王国はブラジル、今強いのはスペイン・・・・・的なことも含め、そういうことが一杯あるんです。


私的にはワインに関してはそんな事を飛び越えたところに発展がある、と思っています。


イタリア料理屋でイタリアワイン、スペイン料理屋でスペインワイン。

で、フランス料理屋でフランスワイン。


しかし、それでは拡散的に伸びることはありません。

手前みそですが意外とフレンチではワインの国籍にこだわらない部分があります。

パリという都市の位置が色々な国からの影響を受け易い場所だからなんでしょうね。

食に関してもそれが当てはまります。


「食文化の伝導としてはそれは無理な話」という人もいるかもしれませんが、成人の年間消費量が3リットルに満たない国です。

飲んでもらって初めて「洋文化の入り口」かなと・・・・・


ラグビーのワールドカップを見て「国籍は関係なくても感動はある」と感じた秋の感想です。


            樋口誠