ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

「プロ」という言葉Ⅱ

2016年05月14日 02時27分00秒 | ちょっと休憩
4月の末に「プロ」にも色々あって、というようなことを書いています。

それは肯定的に捉えて「プロであって欲しい」「プロとして磨きをかけて欲しい」というようの意味で書いたと思います。


しかし逆に「これはプロではないな」という場面に出くわすこともあります。



いや知識とか技術の未熟さで思うのではありません。

お金をもらって仕事をしているのに「プロではないから」と逃げる人です。



勿論「最低限」の知識や技術がないとどんな職種でも通用しませんし、プロとは呼べないのでしょう。

ですから、飲食店でもそういう人が店頭に出ている場合は「見習い」「トレーニー」などの名札をつけたりするのでしょうね。


でも「心ある」新人アルバイトは「入ったばかりとは言え、「給料を頂いている身でゲスト様にご迷惑をお掛けした」と苦しんだり、反省したりするのです。

「俺、まだ初日だし、しょうがないじゃん」「こんなの難しい過ぎて俺には無理」と愚痴をゲストに漏らす人もいるわけです。

百歩譲って新人時代は仕方ない。

だって本当に「自分にもできない無理」をいう上司もいるのですから・・・

ベテランや部下を率いる「役付き」が弱気だったり「後ろ向き」だったりするとも困りますね。



知識や技術はプロにとって大事ですが、それ以上に大切なのは「心意気」なんだろうと思います。


私も時折、思い当たることがあるんです。


「プロであらねば」と思います。


              樋口誠