歌にしろファッションにしろ、流行りがありますね。
いや、殆どの事象には流行りがあるんだろうと思います。
今、ワインの世界では何が流行っているのでしょうか?
色々考えられます。
土着品種とか・・・・
古代の造り方とか・・・・
しかし、定着するのでしょうか?
私の経験では「概ね残る」しかし「多くは戻る」です。
例えば「こんな南で造っているのに北のワインのようだ」
「この品種はこれまで取り上げられなかったが○○という品種に負けない」
こういうワインは私もよく取り上げます。
面白いですし、「ワインを一面で語るな」という良い教科書だと思うのです。
が、一つ注意しなければいけないのは・・・
「北のワインのようだ」とか「○○という品種に・・・」と言っていることです。
「何事も模倣から」というのは判りますが模倣のうちは浸透は難しいというのが歴史が語っています。
今月はイタリア南部のカラブリア州の「マリオッコ」っていう品種の赤ワインを使っています。
これがまた上品で南の端なのに適度な酸を持っていて「北のワインのようだ」と言いたくなるのですね。
それはそれで良いと思う訳でして、だから私も使っているのです。
お勧めもしたい。
しかし、南には南の大黒柱がちゃんといて、そういう「北のような」ワインの存在が際立つのです。
やはり、北には北の、南には南の個性が「各地の4番バッター」として君臨してほしいな、と思います。
温暖化は「昔という言葉を許さない」力がありますが、それなりに「北か南か」は残るわけです。
色々なワイン造り。
流行りなのか?定着なのか?
見守りたいと思います。
樋口誠
いや、殆どの事象には流行りがあるんだろうと思います。
今、ワインの世界では何が流行っているのでしょうか?
色々考えられます。
土着品種とか・・・・
古代の造り方とか・・・・
しかし、定着するのでしょうか?
私の経験では「概ね残る」しかし「多くは戻る」です。
例えば「こんな南で造っているのに北のワインのようだ」
「この品種はこれまで取り上げられなかったが○○という品種に負けない」
こういうワインは私もよく取り上げます。
面白いですし、「ワインを一面で語るな」という良い教科書だと思うのです。
が、一つ注意しなければいけないのは・・・
「北のワインのようだ」とか「○○という品種に・・・」と言っていることです。
「何事も模倣から」というのは判りますが模倣のうちは浸透は難しいというのが歴史が語っています。
今月はイタリア南部のカラブリア州の「マリオッコ」っていう品種の赤ワインを使っています。
これがまた上品で南の端なのに適度な酸を持っていて「北のワインのようだ」と言いたくなるのですね。
それはそれで良いと思う訳でして、だから私も使っているのです。
お勧めもしたい。
しかし、南には南の大黒柱がちゃんといて、そういう「北のような」ワインの存在が際立つのです。
やはり、北には北の、南には南の個性が「各地の4番バッター」として君臨してほしいな、と思います。
温暖化は「昔という言葉を許さない」力がありますが、それなりに「北か南か」は残るわけです。
色々なワイン造り。
流行りなのか?定着なのか?
見守りたいと思います。
樋口誠