ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

輸入元の変遷

2018年03月08日 02時28分08秒 | ワインの事
ワインに限らずですが、輸入元というのは「ずっと同じということはない」ということを知っておくとショックが少ないものです。

私の経験の中では「あのワインだけは輸入元が変わらないと思ったのに」という所が「いつの間にか」変わっています。


ま、価格や保存状態が変わらなければ支障は無い、と言えば無いのですが、営業の方の相性とか頻度によっては使いやすくなったり、はたまた使えなくなったり・・・

また外国語表記の日本語読みが変わったりもします。

例えばオレンジのリキュールでお馴染みの「グランマルニエ」は「グランマニエ」と読まれたり、戻ったり・・・

ブルゴーニュの北の「Fixin」はフィクサンとフィサンが入り混じっています。


また時を経て以前の輸入元の手に戻ってきたりすることもあり、なにか不思議な喜びを感じることもあるんですね。


そういう点では今月使っているシャブリの「ラロッシュ」社はかなり久しぶりに以前の輸入元(正確には以前の輸入元と関連のある会社)に戻りまして「懐かしいねえ」と早速発注してしまいました。

実は20年以上前に「うち(ラロッシュ)のワインはデキャンタしてくれ」と専用のデキャンタを配布しており、「前向きやなあ」と感心したものです。

今月はタイミングによってはデキャンタ前とデキャンタ後を飲み比べていただけることもあるかもしれません。


いずれにせよ、輸入ものは為替の影響を受けやすいわけでして、その輸入元の「為替特性」を観察することも大事ですね。

何年か見ていると買い時を探れたりします。


あ、輸入元の方が見られていましたら、ご容赦くささいまし・・・・


             樋口誠