移転後の「ある変化」

「移転して何が変わったか？」とは自分自身でも、お客様からも聞かれることです。

幾つかのことは変り、本筋は変っていないし、でも変わっていないわけがなく・・・・というのが本音です。


営業をしていく中で色々な要素が絡み合っていますが、こと売り上げという部分に関しては古典的な公式「単価×客数」にとどめを刺します。

ホテル時代は上からの指示は「単価アップに精を出せ」でした。

しかし、独立をしてからの自身で決めたことは「単価が上がらないようにしよう」です。

勿論、高価な食材を使ったり、「高いけれど開けて飲んでいただきたいワイン」などがある時は単価は上がります。

私の場合ですと「もといたホテル時代に比べればグッと安くて、許してもらえる単価なら」という基準を設けていますが、それでも気になるものです。

それは「すぐに結果に現れる」からです。

単価が上がれば入客が落ち、単価が下がれば入客が増える。

しかし「末永く」と意識すれば単価は押さえなければなりません。



さて、その部分でいうと移転以来、僅かながら単価が下がっています。

ほんの数十円のことですが、我ながらホッとしています。

とはいえ単価と言っても単純なものでなく中心時間帯の食事をしっかりするゲストの単価が変わらなくても、遅めの時間の「2次会使い」が少し増えるだけで単価は低く見えるのです。

この3か月に関しては「中心時間帯のお客様にコースの提示をした」ことで【割安になっている】ということだと思っています。

そむりえ亭の多くのお客様は沢山飲まれますので、便利なのだろうと思います。


そう言いながらも私的にはアラカルトで「好きなものを選んで食べる」のが好きで移転前はコースの設定をしていなかったのですが・・・・


ま、そういう人（自身の好きなものをアラカルトで選びたい人）と「選ぶのが面倒」「ワイン付きでお得なのが良い」が共存すればいいんです。



さて今日も予約は一件のみ。

皆様のお越しをお待ちしています‼


　　　　　　　　　　　　　樋口誠