ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ワインから見える言語問題・・・・ちょっと大袈裟💦

2019年04月10日 01時57分57秒 | ワインの事
日本でも各地に方言があるのは承知のとおりです。

狭い日本がそうなのですからヨーロッパ大陸の言語が複雑なのは当然ですね。

私は日本語(大阪弁ともいいます)以外はダメな男ですから偉そうに語れるわけではありませんが、ワインを触る仕事をしていると言語の複雑さが垣間見えます。

葡萄品種のシノニム=異呼称もその一つでしょうし、国の呼び方(例えばグルジア⇔ジョージア)もそうです。


中でもフランスのアルザスはドイツの支配下にあったことで名詞はドイツ語がかったものが多く、しかし普段はフランス語で、いやいや「アルザス語だ」というのもあって・・・・

名門「ヒューゲル」社には「グロシ・ローイ」というシリーズがあるのですが、これは、ま、簡単に訳すと「グランクリュ=特級」のアルザス語。

ドイツ語なら「グロッセスゲヴェックス」なんでしょうか?


ちなみにヒューゲル社のグロシ・ローイのシリーズは上代12,000円しますが中々のツワモノ。

リースリング、ゲヴルツトラミネール、ピノグリ、ピノノワールなどが生産されています。

他の地域の特級ものに比べても格段に深い味わいです。

大陸の中での「葛藤」を負から正に替えて、ドイツの良さを消さないでフランスを表現しているように思えます。


今月中はグロシ・ローイシリーズのなにかが開いていますので一度お試しいただっければと思います。

あ、ヒューゲル社の回し者ではありませんよ~(笑)



さて今日10日はお休みを頂きます。

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           樋口誠