皆さんも認知症という言葉は聞いたことがあるでしょうし、おおまかにどんなものかをご存じなんだろうと思います。
特にアルツハイマー型認知症の名は広く知られています。
それ以外にも色々とありまして・・・
前頭側頭型認知症
レビー小体型認知症
血管性認知症などなど、です
母の場合は「レビー小体型認知症」と診断されました。
意外と認知症の中での比率は高いようで2割位になるという話も聞いています。
そむりえ亭のお客様の親御さんにも何組かいらっしゃいました。
簡単に言うと「幻視」を見る、のです。
「今、あそこの穴から小人が3人くらい出てきた」
「猿が天井から降りてきた」
「鹿が走っていった」
「衛兵が入り口をふさいでいる」
などを四六時中に口走ります。
母にとっては冗談でもなんでもなく、実体験として見えているのです。
それが原因で、色々なものを杖で壊したり、コンセントをハサミで切って真っ黒に焦がしたり、です。
驚いたことに家中のカーテンを糸で縫い付けてしまっています。
窓の外からの侵入を防ぐのだそうです。
そんな馬鹿な‼ですし、最初の頃は「え~~っ」と思いましたがヘルパーさんや医師からの「すべて受け入れて【否定しない】でください」との助言で開き直り、「そうかぁ、今退治するからね」「さっき通り過ぎて行ったから、今は大丈夫みたい」と受け流していました。
時折「もう、めんどくさい‼」とも思いました。
それは否定しませんが、しかし、そうは言っても母には「それが真実」なんですから仕方ありません。
勿論、藁にもすがる思いで医者に掛かります。
正直なところ「治ることはありませんが、若干進行を遅らせることを考えることにしましょう」と言われることになります。
で、何種類かの薬を処方されます。
この時代ですからネットでも情報を得られますので、調べていくと「エビデンスのない」薬もあり、いつしか母には使わなくなったりもしました。
有難いことにそむりえ亭のお客様にドクターが多いものですから、同様の質問をしたところ同じ回答を聞くこともでき、ま、その点は恵まれていたと思います。
薬は何種類もあると92歳で同居を始めた母には「面倒で美味しくないし、飲み込みにくい」もの。
「不要なものは省く」というのか、やむを得ないとの判断です。
これからそういう状況になられた方にはヘルパーさんも含めた介護職の方や、複数のドクターに意見を伺ってください。
さて、認知症の母で困ってしまったのはマンションのドアの内鍵を閉められて入れなくなったこと数回。
私の場合は引っ掛けるフックを閉められないように固定して対処しました。
或いはガスコンロは自動鎮火するタイプに換えてくださいね。
刃物やライターなども・・・・
自分が家にいる、或いはヘルパーさんなどがいる時間を増やさないと「留守をする不安」が消えませんし・・・・
それ以外は元気、というのが有難くもあり、怖くもあったわけです。
ちなみに、そういう状況が1年半。
今になると懐かしくもあります。
今日は「レビー小体型認知症」というのもあるということ
認知症に人には「否定はしない」ということ
薬などはよく聞いてみること
などが身に染みた1年半でした。
あくまでも私個人の体験ですし、勿論素人の経験です。
一つの参考に心の隅に置いていただければと思います。
樋口誠
特にアルツハイマー型認知症の名は広く知られています。
それ以外にも色々とありまして・・・
前頭側頭型認知症
レビー小体型認知症
血管性認知症などなど、です
母の場合は「レビー小体型認知症」と診断されました。
意外と認知症の中での比率は高いようで2割位になるという話も聞いています。
そむりえ亭のお客様の親御さんにも何組かいらっしゃいました。
簡単に言うと「幻視」を見る、のです。
「今、あそこの穴から小人が3人くらい出てきた」
「猿が天井から降りてきた」
「鹿が走っていった」
「衛兵が入り口をふさいでいる」
などを四六時中に口走ります。
母にとっては冗談でもなんでもなく、実体験として見えているのです。
それが原因で、色々なものを杖で壊したり、コンセントをハサミで切って真っ黒に焦がしたり、です。
驚いたことに家中のカーテンを糸で縫い付けてしまっています。
窓の外からの侵入を防ぐのだそうです。
そんな馬鹿な‼ですし、最初の頃は「え~~っ」と思いましたがヘルパーさんや医師からの「すべて受け入れて【否定しない】でください」との助言で開き直り、「そうかぁ、今退治するからね」「さっき通り過ぎて行ったから、今は大丈夫みたい」と受け流していました。
時折「もう、めんどくさい‼」とも思いました。
それは否定しませんが、しかし、そうは言っても母には「それが真実」なんですから仕方ありません。
勿論、藁にもすがる思いで医者に掛かります。
正直なところ「治ることはありませんが、若干進行を遅らせることを考えることにしましょう」と言われることになります。
で、何種類かの薬を処方されます。
この時代ですからネットでも情報を得られますので、調べていくと「エビデンスのない」薬もあり、いつしか母には使わなくなったりもしました。
有難いことにそむりえ亭のお客様にドクターが多いものですから、同様の質問をしたところ同じ回答を聞くこともでき、ま、その点は恵まれていたと思います。
薬は何種類もあると92歳で同居を始めた母には「面倒で美味しくないし、飲み込みにくい」もの。
「不要なものは省く」というのか、やむを得ないとの判断です。
これからそういう状況になられた方にはヘルパーさんも含めた介護職の方や、複数のドクターに意見を伺ってください。
さて、認知症の母で困ってしまったのはマンションのドアの内鍵を閉められて入れなくなったこと数回。
私の場合は引っ掛けるフックを閉められないように固定して対処しました。
或いはガスコンロは自動鎮火するタイプに換えてくださいね。
刃物やライターなども・・・・
自分が家にいる、或いはヘルパーさんなどがいる時間を増やさないと「留守をする不安」が消えませんし・・・・
それ以外は元気、というのが有難くもあり、怖くもあったわけです。
ちなみに、そういう状況が1年半。
今になると懐かしくもあります。
今日は「レビー小体型認知症」というのもあるということ
認知症に人には「否定はしない」ということ
薬などはよく聞いてみること
などが身に染みた1年半でした。
あくまでも私個人の体験ですし、勿論素人の経験です。
一つの参考に心の隅に置いていただければと思います。
樋口誠