ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

イメージは変わるもんです。

2019年04月03日 02時09分36秒 | ワインの事
よく言われるように「時代は巡り」ます。

音楽の流行もファッションのトレンドもそうですし、様々なものが両極を行き来したり、左右に振れたりします。

ワインも同じで、ある時は甘口に批判的な方を向いたり、いつの間にか甘さを求めたり・・・

樽の風味が邪魔になったり、いや必要なんだと盛り返したり・・・

どの時代にも双方ありながらも、過半数が「与党」になって「少数派」を駆逐するのです。


さて昨日のワインメーカーズディナーはドイツのバーデン。

フランスワインに近いエリアの、しかもフランス系品種の辛口の多い産地です。

そむりえ亭のお客様は「そこそこの年齢」の方が多いので「ドイツワインのほとんどは甘い白」な時代に育っていますから、今回の「フランス系」は意外だったようです。

恐らく40代以下の人にとっては「辛口で当然」だったと思います。


さて、その昨日の「フランツケラー」

若い当主=28歳は名門の重さを背負いながら、しかし気負わずに良い役割をこなしていました。

ワインの出来栄えも充分で「来月のグラスワインに決定」と即決です。


さて、これをお読みの皆様はドイツワインのイメージは如何でしょう?

何が正解でもありません。

甘口もアリですし、辛口の方向に向かっているエリアもアリ。

いや白だけでなく、赤もアリ。

様々です。
今後の時代はどういう風に進むんでしょうか?

今月後半から暫くはグラスワインで開ける予定ですのでお試しください。


           樋口誠