ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

甘口ワイン

2019年12月20日 02時39分20秒 | ワインの事
甘口と言っても多様です。

また人によって「甘辛」の閾値が違いますし、観念も違います。

しかし一応「甘辛の定義」的なものはありますので、それに沿うと1㍑辺りの糖度がポイントであることは間違いありません。

その中でデザートワインと呼ばれる「はっきり甘いワイン」も数タイプあります。

貴腐ワイン、アイスワイン、レイトハーベスト、陰干し、酒精強化ワイン、糖分添加(シャンパンの甘口など)などが考えられます。

それらは結構な甘みを持つものですが、造り方によって感じ方が違います。

何が良いのかはシチュエーションや温度、グラス、料理で変わることは他のワインと同じです。


ちなみに昔はデザートワインではない甘口は世の中に溢れていました。

ドイツのもの、ポルトガルのものがどこでも見かけられていました。

特に男性に多い「甘口は悪」的な考えも実は「むしろ男性が甘口を好んでいた」と私は感じていまして、だってコーラを「スカッと爽やか」などと言いながら飲んでいたのは「実は甘口で平気」なことの証左です。

併せる料理の幅も実は広いんです。

そしてデザートワインも美味しいものです。

そういう私も若い頃はあまり口にしていなかったのですが、今は好んでいたりします。

普通の料理と合わせても美味しいってこともあるんです。



ちなみに明日21日からの5日間はクリスマスメニューですが、そこの合わせる7種のワインの内の一種は食後酒です。

デザートに合わせますが、ここは皆様に好みをお聞きします。

2タイプの甘口ワインとブランディ2タイプの計4種からのチョイスです。

もし「そういえば甘口は避けていたなあ」という方は是非チャレンジしてください。


と言いながら今日20日は満席です。御容赦くださいまし。


           樋口誠