そむりえ亭の従業員の某氏が、近々某国のワインに関わる認定試験を受験します。
私も復習を兼ねて勉強のお手伝い。
いや、復習と言うのは違いますね。
私の若い頃の知識では太刀打ちできないレベルの試験ですから「こっそり覗き見」くらいのことかもしれません。
さて、そのテイスティングがまた難しく・・・
時折テイスティングの事を書いていますが、「当てようとして個性を歪めて観てしまう」ということを避けなければいけません。
例えば「リースリングはぺトロール香がある」と決めつけてしまうと、実は本場ドイツのお手頃価格のものには殆ど感じられません。
シラーも北ローヌ地方が本場ではありますが、オーストラリア等の印象がこびりついていると間違えます。
またテイスティング途中のワインを時間を置いて再度試す時にグラスの内側が乾いていると激変した香りを嗅ぐことになります。
そういう場合は残ったワインで内側の渇きを流したり・・・。
そんな中で弊店の某氏は練習でも正答率が驚愕の出来栄えでして、むしろ本番の試験時に失敗しないか?心配になるくらいです。
何処のなんという試験かは申し上げませんが、心の中で応援してあげてください。
あ、あんまり勉強されると私の立場が危うくなるかもしれませんね。
樋口誠