なにしろ星の数ほどあるワインです。
上手に仕訳けをしないと「こんがらがって」しまいます。
白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン、発泡性ワイン、酒精強化ワイン、アロマタイズドワイン、そしてオレンジワイン。
他にも黄色ワイン、ヴァングリ、黒ワイン、ラマートワイン、アンバーワイン等々多様な呼び方も存在します。
黄色やグリ、黒、ラマート、アンバーは他の分類に収れんすることが多いのですが、意外に白赤ロゼ、そしてオレンジは「当たり前のようで、そうでない」こともあります。
黄色やグリ、黒、ラマート、アンバーは他の分類に収れんすることが多いのですが、意外に白赤ロゼ、そしてオレンジは「当たり前のようで、そうでない」こともあります。
他にも「産地別」「品種別」「収穫年別」「醸造法別」‥など、仕分けも色々できます。
大事なことは職業としてソムリエを選んでいる方は「呼び方や仕分け方ではなく、使い方」という事に注力せねばならない、ということです。
例えば、特にここ数年のオレンジワインの伸長は凄まじく、かの「サクラアワード」=女性審査員がカテゴリー別に4000アイテム以上のワインを審査する会=でも「オレンジワイン」のカテゴリーが出来、幾多のワインが賞を取っています。
認知度を上回る市場のスピードですので、買手と売手のコミュニケーションがまだ不足しています。
そして「白ワインだけれど」「赤ワインのようで」「ロゼワインなのに」「〇〇種なのに」「何年経過しているのに」と微妙に思えるものも昔からあるのです。
「どう使うか?」
「仕訳」に縛られない、という事が大事かもしれません。
そこに焦点を当てて、「難しい言葉を使わずに」、しっかり見極めてサーブすることがソムリエの肝と銘じたいと思います。
樋口誠