間もなく毎年恒例の「ソムリエ協会・呼称資格認定2次試験」
テイスティングです。
ソムリエ呼称、ワインエキスパート呼称のいずれも7日が「決戦の日」。
そむりえ亭にも何人かから問合せがありました。
ただ私の場合は立場上、商売として教えることは出来ません。
ですので「テイスティングの基本」をお話しするに留めています。
私なりには・・・
1:目・鼻・口の順番を崩さない
2:グラスはいきなり回さない
3:時間を置いたグラスで香りを嗅ぐと「乾いた別の香り」になる
4:口に含んで、吐き出し「数秒待つ」と酸・タンニン・アルコール等が浮き彫りになる。(口中にワインがあるうちは判断しない)
5:何度も口に含むとアルコールが味覚を麻痺させる
6:外観の時点で「アレかも?」と思い込むと最後まで引きずる=品種やヴィンテージは先入観を持たない
7:「あれ、酸はどうだった?」「タンニンは?」等「判りにくいな」と思ったら「判りにくいくらい、その要素が少ない」と思うべし
結果的に「自分の店で使うとしたら、どの位置づけか?」に繋がるのがテイスティングです。
当てることが目的ではない、と刻んでください。
健闘を祈ります。
樋口誠